2020/11/09
自転車屋の生き物歳時記 ネズミゴチ
11月9日
月曜日
自転車屋の生き物歳時記
ネズミゴチ
これも
昨日の釣りで久しぶりに釣れました。
神戸ではテンコチ
大阪ではガッチョと呼ばれています。
東京ではメゴチかな。
数十年前ぐらいなら
キスやカレイの投げ釣りで
たくさん釣れて外道扱いしていましたが
姿に似合わず環境変化には弱いらしくて
瀬戸内や大阪湾では激減しています。
ネズミゴチ(鼠鯒)Repomucenus richardsonii は、
スズキ目ネズッポ亜目ネズッポ科に分類される魚類。
日本を含む東アジア沿岸域に分布する
広義のコチの一種で、食用にもなる。
地方名で「メゴチ」と呼ばれることが多いが、
カサゴ目コチ科に属する
メゴチ(標準和名)とは別種である。
分布域は、
日本海側は北海道南部以南、
太平洋側は宮城県以南とされ、
黄海、東シナ海、南シナ海まで広く分布する。
水深20m以浅の内湾の砂底に生息し、
春から夏にかけては
砂浜海岸のごく浅い所にもやって来るが、
冬はやや深場に移る。
全長20cm前後。
体は上から押しつぶされたように左右に平たく、
えらの部分がもっとも幅広い。
頭は三角形に前方に尖り、目は背面に半球形に飛び出る。
口は小さく下向きに開く。
1対の鰓孔は他の魚のように裂けず、
小さな丸い穴となって背中側に開く。
また、鰓孔の横には太い棘が1対ある。
左右の棘は向かい合うように内側に弧を描き、
内側には数個の歯もある。
体表は粘液に覆われ、鱗はごく小さい。
背中側は褐色をしているが、
これは近くで見ると白、黄色、褐色などの
細かいまだら模様からなっている。
腹側は白色だが、尾びれの下半分は黒っぽい。
第一背鰭は4棘条、第二背鰭は9-10軟条、臀鰭は9軟条。
オスとメスではオスの方が体が大きい。
また、成体のオスの第一背びれは縁が黒く、
メスと若いオスは白く縁取られた
黒い斑点が1つあることでも区別できる。
腹を海底につけて生活する底生魚で、
ハゼ類と同様おもに胸びれを使って泳ぐ。
食性は肉食性で、
貝類、多毛類、甲殻類などの小型底生生物を捕食する。
マゴチやメゴチなどのコチ科魚類は
大きな口で獲物に飛びかかるが、
ネズミゴチを含むネズッポ科魚類は
下方にスポイト状に突出する小さな口で獲物を吸いこむ。
産卵期は春と秋で、
この時期の夕方には
オスとメスが2匹並んで海面に浮き上がって
泳ぎながら産卵する様子が見られる。
卵は浮性卵で、稚魚もしばらく浮遊生活を送るが、
やがて海底で生活するようになる。
寿命は2-3年ほどとみられる。
釣りでよく漁獲される。
ネズミゴチを目当てに釣る人は少ないが、
キスと生息域が重なっているので、
キス釣りではよく釣り上がる
外道の魚として知られている。
ただし体表は粘液が多く、
鰓孔の横に棘もあるので素手では扱えない。
また釣り針を呑んでしまうことも多いので、
タオルや針外しを用意しておくのが望ましい。
キスは釣り上げられると
すぐに死んでしまうことが多いが、
ネズッポ類はかなりの時間生きている。
頭と内臓を落とした後に料理する。
体表の粘液は塩を振ってこすると取れるので、
あとは水洗いするとよい。
肉は歯ごたえのある白身で天ぷら、
唐揚げ、刺身などで食べられる。
2020/11/09
自転車屋の生き物歳時記 カワハギ
11月9日
月曜日
自転車屋の生き物歳時記
カワハギ
昨日の釣りで
久しぶりにカワハギを釣りました。
神戸では
ウマヅラハギに対して
体が丸いのでマルハゲと呼んでいます。
カワハギ(漢字表記:皮剥または鮍、英名 Thread-sail filefish、学名 Stephanolepis cirrhifer)は、
フグ目カワハギ科に分類される魚。
丈夫な皮に覆われた海水魚で、美味な食用魚でもある。
全長は最大30cmほど。
日本最長記録は44.3cm。
体は菱形で上下に平たい。
背びれの第1条と腹びれは太く短い棘になっている。
また、
オスは背びれの第2軟条は糸状に細く伸びるので、
メスと区別できる。
腰骨の後端には3節にわかれた鞘状鱗がある。
体色は青灰色や褐色で、
個体によって淡いまだら模様や黒っぽい縦縞が入る。
口は小さいが、
中にはペンチのような頑丈な歯がある。
全身が丈夫でざらざらした皮膚に覆われているが、
この皮膚は料理の時にすぐに剥がせることが
和名の由来となっている。
別名でも「ハゲ」「バクチ」などと呼ばれる。
日本列島周辺では
北海道以南から東シナ海まで分布しており、
南の方が生息数が多い。
水深100m以浅の、
砂底と岩礁が混じるような環境に生息する。
昼に活動するが、
夜は海藻などを口にくわえ、
つかまって眠る習性がある。
食性は肉食性で、
ゴカイ、貝類、ウニ、甲殻類など
様々な小動物を餌とする。
口に水を含んで砂地に勢いよく吹きつけ、
砂に潜った生物を巻き上げて捕食する。
殻に覆われたカニや貝類なども、
頑丈な歯で殻を噛み砕いて食べてしまう。
また、
エチゼンクラゲを集団で襲うことが観察されており、
砂中に生息する多毛類より捕食しやすい
クラゲを好むことも確かめられている。
産卵期は夏で、砂底に産卵する。
幼魚はアミメハギに似ており、
海藻の多い岩礁海岸などで見られる。
成長するにつれ岩礁の沖合いで生活するようになる。
旬は本来は夏であるが、
秋から冬にかけて第二の旬があり、
釣りや籠漁などで一年を通じて漁獲される。
釣りの場合、
小さな口で餌を削ぎとるように食べるので
釣り人に当たり(魚信)が伝わりにくい。
このため釣り針を上げて
魚の口に引っ掛ける合わせのタイミングを逃し、
餌だけ取られることも多く、
釣り上げるには高度なテクニックが必要とされる。
このため
引っ掛け釣りなどの釣法も普及しており、
釣りの対象としても人気が高い。
身は脂肪が少なく歯応えある白身で、
料理法も煮付け、刺身、寿司、フライ、干物など
多種多様である。
生では弾力があるので、刺身にする際は薄造りにする。
また、
身だけでなく肝臓(キモ)も美味で珍重する。
カワハギの第二の旬が秋からというのも、
この時期は冬に備えて餌を多く摂り、
肝臓が特に大きく発達する時期だからである。
肝臓はピンク色で、
脂肪の少ない身に対して脂肪分を多く含んでおり、
こってりした旨みと甘みがある。
身と一緒に刺身や煮付けで食べる。
キモを裏ごしして
醤油に溶いたものを刺身につけるのも、
カワハギならではの食べ方である。
肝臓が発達すると身がやせてしまうので、
身だけを賞味するならば夏が良い。
カワハギの肝は「海のフォアグラ」とも呼ばれる。
静岡市の三保半島では
東海大学海洋学部の研究成果を基に、
地下水として汲み上げる海水を利用して、
通年で肝が大きいカワハギの陸上養殖が行われている。
同じカワハギ科の
ウマヅラハギやウスバハギも
料理法はカワハギと同様である。
2020/11/08
須磨一文字の釣り
11月8日
日曜日
KOBEおーるエンジョイ
フィッシングクラブ
須磨一文字の釣り
いつもの4人で
5番堤防に入りました。
本日の私の釣果
チャリコ(マダイの幼魚)9匹
アオベラ(キュウセン)1匹
マルハゲ(カワハギ)1匹
イソベラ(ササノハベラ)1匹
テンコチ(メゴチ)1匹
外道
クサブク1匹
ウミケムシ10匹