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2020/10/01

中秋の名月

10月1日
木曜日

中秋の名月
月見

本日は中秋の名月です。

お月見を致しましょう!

月見(つきみ)とは月、
主に満月を眺めて楽しむこと。
観月(かんげつ)とも称する。

なお、
鶏卵の黄身を満月に例えた料理も
その形から月見という。

月見は、
主に旧暦8月15日から(午前零時を介して)
16日の夜(八月十五夜)と、
日本では旧暦9月13日から14日の夜
(九月十三夜)にも行われる。

そのため、
月見に関する話題で単に
「十五夜(じゅうごや)」、「十三夜(じゅうさんや)」という場合、これらの夜を意味する。

中国や日本では、
単に月を愛でる慣習であれば古くからあり、
日本では縄文時代頃からあると言われる。

ただ、
『竹取物語』には、
月を眺めるかぐや姫を嫗が注意する場面があり、
月見を忌む思想も同時にあったと推察される。

名月の日に月を鑑賞する風習の始まりは、
唐代の頃からということしか分かっていない。

宋代の『東京夢華録』には
身分に関わらず街を挙げて夜通し騒ぐ様子が
記録されている。

この風習が
貞観年間(859~877)の頃、
日本の貴族社会に入ってきた。

平安時代の月見は徐々に規模が大きくなり、
延喜19年(919)には
宇多法皇が日本独自の十三夜の月見を催した。

当時の日本での月見は
詩歌や管絃を楽しみつつ酒を酌む、
といった雅味な催しで庶民とは縁のないものだった。

この頃の月見は
中国、日本ともに願掛けや供え物といった
宗教的な要素はなく、ただ月を眺めつつ楽しんでいた。

この夜の月を
「中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)」と呼ぶ。

「仲秋の名月」という表現もあるが、
これだと「旧暦8月の月」を指し、
十五夜の月に限定されなくなる。

「仲秋」とは、秋を
初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)の
3つに区分した場合、旧暦8月全体を指す。

対して「中秋」とは
「秋の中日」=旧暦8月15日のみを指す。

加えて、
中秋の夜に雲などで月が隠れて見えないことを
「無月(むげつ)」、
中秋の晩に雨が降ることを「雨月(うげつ)」と呼び、
月が見えないながらも
なんとなくほの明るい風情を賞するものとされる。

「望(ぼう)」は満月を指す。

また、俳諧では
8月14日~15日、16日~17日の夜を
それぞれ「待宵(まつよい)」、
「十六夜(いざよい)」と称して
名月の前後の月を愛でる。

旧暦8月15日は、
日本の六曜で必ず仏滅になることから、
俗に「仏滅名月」とも呼ばれる。

英語圏では同時期の満月を表す表現として
「Harvest Moon」や「Hunter's moon」がある。

中秋の名月

2020/10/01

日本茶の日

10月1日
木曜日

日本茶の日

伊藤園が制定。

天正15年旧暦10月1日
(1587年11月1日)

豊臣秀吉が北野大茶湯を催したことにちなむ。

他に

衣替え

日本酒の日
醤油の日
コーヒーの日

土地の日
メガネの日
印章の日
デザインの日
テクタイの日

展望の日
補助犬の日
福祉用具の日
浄化槽の日
都民の日 など

多数の記念日になっています。

日本茶の日

2020/09/30

自転車屋の生き物歳時記 ツヅレサセコオロギ

9月30日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

ツヅレサセコオロギ

夜のウォーキングをしていると
コオロギの鳴き声を
よく耳にするようになってきた。

耳を傾けると
フィフィフィフィと聞こえる。
もっとも一般的な
ツヅレサセコオロギですな。

ツヅレサセコオロギ
(綴刺蟋蟀、学名:Velarifictorus micado)は、
バッタ目コオロギ科のコオロギ。

単にコオロギという別名を持つ。

日本では
北海道から九州、対馬、甑島列島(下甑島)、
種子島に分布する。

海外では
中国にも分布しているほか、
北アメリカにも帰化している。

体長13~22mm。

農耕地、庭、草地に生息し、
成虫は8~11月にかけて出現する。

雑食。

家屋内に入ってくることも多い。

「ギィギィギィ」または「リィリィリィ」という
深みのある声で鳴き、気温が下がると速度が落ちる。

一見すると奇妙な名前であるが、
これは「綴れ刺せ蟋蟀」の意である。

これは、
かつてコオロギの鳴き声を
「肩刺せ、綴れ刺せ」と聞きなし、
冬に向かって衣類の手入れをせよとの
意にとったことに由来する。

自転車屋の生き物歳時記  ツヅレサセコオロギ