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2020/08/25

自転車屋の生き物歳時記 キアゲハ

8月25日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

キアゲハ

ここ数日
色の鮮やかな
キアゲハを見かける。

キアゲハ(黄揚羽・黄鳳蝶、学名 Papilio machaon)は、
チョウ目・アゲハチョウ科に分類される
チョウの一種である。

ユーラシア大陸と北米大陸に広く分布し、
日本でもナミアゲハとともに
全国でよく見られるアゲハチョウである。

成虫の前翅長は4cm~6cmほど。

ナミアゲハとよく似ているが、
キアゲハは前翅のつけ根が
黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていて
ナミアゲハのような縞模様にはならない。

また、
翅の中ほどは黒い線が細く、
和名どおり黄色みが強いので区別できる。

成虫は4月から10月頃まで、
年に2回~4回ほど発生する。

海岸植物から高山植物までを含む
セリ科植物を食草とするため生息地も幅広く、
海岸から市街地、農村、山地、さらには高山帯までと、
いろいろな場所で見られる。

雄成虫には独特の香りがあるが、
成分としてはリナロール、ゲラニルアセトン、n-ドデカン
などが検出されている。

幼虫の食草は
セリ、ハマウド、シシウドなどのセリ科植物である。

葉だけではなく花序や若い果実をも好んで食べて育つ。

ニンジン、ミツバ、アシタバ、パセリなどの
野菜も食草となるので、
これらが栽培される畑でも幼虫が見られる。

都会でも家庭菜園で
パセリなどを栽培するとたちまち成虫が産卵していき、
幼虫を見ることができる。

まれに屋外で
キハダ、ミカン類などのミカン科植物に
幼虫が発見されることがある。

ミカン科以外にも
ベニバナボロギク(キク科)、
ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)、
ミツバオウレン(キンポウゲ科)、
ギョリュウ(ギョリュウ科)を食べる幼虫が
自然状態で観察され、
正常の成虫が羽化した例が知られており、
キアゲハはアゲハチョウ科全体の食性の系統を
研究するうえでの重要な鍵をもっていると
考えられている。

幼虫は三齢までは
ナミアゲハと同様に鳥の糞に似せた保護色をしているが、四齢幼虫では白地に黄色と黒の斑点模様の警戒色となる。

五齢幼虫では
さらに黄緑と黒のしま模様に変化し、
黒いしまの部分には橙色の斑点が乗る。

冬は蛹で越冬する。

冬型の蛹は-196℃の低温にも耐えられる。

自転車屋の生き物歳時記  キアゲハ

2020/08/25

チキンラーメン誕生の日

8月25日
火曜日

チキンラーメン誕生の日
・即席ラーメン記念日

1958年(昭和33年)8月25日

日清食品が世界初の即席ラーメンである
「チキンラーメン」の発売を開始したことに由来し、
日清食品が制定。

チキンラーメン
62歳
おめでとう‼️

チキンラーメン誕生の日

2020/08/24

月遅れ地蔵盆

8月24日
月曜日

月遅れ地蔵盆

地蔵盆(じぞうぼん)は、
地蔵菩薩の縁日で、
厳密には毎月24日であるが、
一般的には、その中で特にお盆にも近い
旧暦7月24日のものをいう。

ただし、
寺院に祀られている地蔵ではなく、
道祖神信仰と結びついた
「路傍や街角のお地蔵さん」いわゆる
「辻地蔵」が対象となっている。

期間としては、
当日の前日の宵縁日(旧暦7月23日)を中心とした
3日間を指す。

縁日(祭り)は
その期間内の特定の日を選んで行われる。

旧暦7月24日以外の
地蔵菩薩の縁日の24日は、
地蔵会(じぞうえ)、地蔵祭と呼ばれるが、
旧暦7月24日については
盂蘭盆会(お盆)の時期に近く、
それにちなんで地蔵盆と呼ばれるようになった。

現代では、
参加する人々の仕事などに合わせ、
多少日程をずらして土日に行うところも増えている。

現在では新暦で行われ、
新暦7月24日前後の地域と、
月遅れで8月24日前後の地域に分かれるが、
どちらかというと8月23・24日が多い。

地蔵盆は
近畿地方を中心とする地域で盛んな行事である
(長野県長野市の善光寺や長崎県対馬市厳原町など、
近畿地方から離れた地方でも
地蔵盆を行う地域は存在する)。

一方、
関東地方や東北地方では
地蔵信仰自体が浸透していないため、
地蔵盆も殆ど行われない。

ただし東北地方であっても、
宮城県の気仙沼市など、
遠隔地との文化交流が古来からあるような
古い港町ではこの限りではない。

地蔵祭では、
地蔵のある町内の人々が
この日にかけて地蔵の像を洗い清めて
新しい前垂れを着せ、
化粧をするなどして飾り付けて、
地蔵の前に集って灯籠を立てたり
供え物をしたりして祀る。

地蔵盆の前後には、
地蔵の据えられる家や祠の周囲などに、
地蔵盆独特の提灯が多く飾られる。

京都では子供が生まれると、
その子の名前を書いた提灯を奉納する風習がある。

おおむね女子は赤、男子は白で、
その子が地蔵盆に参加しているあいだは、
毎年飾られる。

地蔵菩薩は
中近世以降子供の守り神として
信仰されるようになった。

広く知られた伝説によれば、
地蔵菩薩が、
親より先に亡くなった子供が
賽の河原で苦しんでいるのを救うという。

このことから
地蔵祭においては特に子供が地蔵の前に詣り、
その加護を祈る習わしになっている。

ところによっては、
仏僧による読経や法話も行われるが、
おおむねそれらの多くは子供達に向けたものである。

地域によっては、
地蔵盆当日の朝に「数珠回し」を行う。

これは、
町内の子供が、
直径2〜3メートルの大きな数珠を囲んで座り、
僧侶の読経にあわせて順々に回すというものである。

今日では
地蔵盆は子供のための祭とも言え、
地蔵に詣った子供達は地蔵の前に集まった席で
供養の菓子や手料理などを振る舞われる場合が多い。

また
地域の子供達が一堂に会するため、
子供達に向けたイベントも行われたり、
そのまま子供達の遊び場となることもしばしばである。

初日朝に地蔵盆の用意をし、
仏僧による読経、子供におやつの配布
(日に一度か二度)、
夜のイベント(踊りや線香花火など)。

翌日、
おやつ配布、お供えのお下がり配布、
後片付けといった流れが多いようである。

しかし、
子供が少なくなったことや
大人たちの都合がつきにくくなったりすることから、
一日で終えてしまう町内も増えつつある。

また、
地蔵盆における福引は、
「ふごおろし」とも呼ばれる形式で行われていた。

福引担当の家の向かいの家から渡したロープにつるし
紐で手繰り寄せた。

その後、
その品を紐で1階へ下ろして渡すものである。

しかし、
最近ではこういった福引はほとんど見られなくなった。

また、
町内によっては天道大日如来を祀っており、
それらの町内では大日如来の縁日である
旧暦7月28日もしくは、
それ前後(地蔵盆同様、
お勤めの時期に7月もしくは8月の差異あり)に、
同様の祭りである大日盆を行う。

上述の地蔵盆と同じく
日程をずらして土日にすることが多いため、
年によっては他の町内に
1週間遅れて大日盆を勤めることもある。

月遅れ地蔵盆