2024/06/26
自転車屋の生き物歳時記 マメコガネ
6月26日
水曜日
自転車屋の生き物歳時記
マメコガネ
これもこの季節になると
時折見かける
小さいコガネムシの仲間です。
マメコガネ(豆黄金、Popillia japonica)は、
コウチュウ目(鞘翅目)・コガネムシ科に分類される
甲虫の一種。
植物食の小型のコガネムシである。
日本在来種。
移入した北アメリカでは
"Japanese beetle" (ジャパニーズ・ビートル)
と呼ばれている。
農業上の重要害虫の1つ。
成虫は体長8~15ミリメートルほどで、
小型のコガネムシである。
上から見た体形は卵型で、やや左右に平たい。
体表は強い金属光沢があり、
頭・前胸・小楯板と前翅接合部が緑色、
前翅が褐色、腹側が黒緑色をしている。
腹節の縁には白い短毛が密生し、
体のへりに白い横しま模様があるように見える。
他には前胸・小楯板と翅の境界がV字型に切れこむこと、前翅には縦のすじがあること、
尾部は前翅からはみ出ることなども特徴である。
日本全土に分布。
成虫は夏から秋にかけて発生し、
マメ科植物、ブドウ類、ヤナギ類など、
さまざまな植物の花や葉を食べる。
ダイズやブドウといった
農作物の葉も食い荒らすことから、
害虫として対処される。
コガネムシには夜行性のものが多いが、
マメコガネは昼間によく見られ、
1枚の葉に複数の個体が固まって
葉を食べていることが多い。
人が近づいたり植物が揺れたりすると、
後脚を斜めに挙げる動作をとる。
動きは鈍く、わりと簡単に捕えることができるが、
体がすべすべしていて指からすり抜けることもある。
幼虫は他のコガネムシ類同様に地中生活をし、
植物の根を食べる。
農作物や芝などの根を食べて枯らすこともあり、
成虫同様に害虫として対処される。
卵から成虫までの生活史は通常1年かかるが、
寒冷地では2年かかることもある。
幼虫の天敵は
カラス、モグラ、ムカデ、アリ、ゴミムシ類など、
成虫の天敵は鳥類やムシヒキアブなどである。
また、
マメコガネの幼虫に捕食寄生する昆虫として、
ツチバチ科のハルコツチバチ
Tiphia vernalis Rohwer, 1924、
マメコガネツチバチ T. popilliavora Rohwer, 1924、
ヤドリバエ科のマメコガネヤドリバエ
Istochaeta aldrichi (Mesnil, 1953) が知られている。
2024/06/26
雷記念日
6月26日
水曜日
雷記念日
930年(延長8年)6月26日(旧暦)
平安京の清涼殿に落雷があり、
大納言・藤原清貫
他朝廷の要人に多くの死傷者が出た(清涼殿落雷事件)。
そして落雷を目撃した
醍醐天皇も体調を崩し、3ヶ月後に崩御。
この事件を目撃した人々は、
藤原時平の策略によって太宰府に左遷され亡くなった
菅原道真の祟りと信じ、
人々は菅原道真を手厚く祀って
怒りを鎮めることにした。
そして947(天暦元)年
菅原道真は北野社に天神(雷神)として
祀られることになった。
これは記念日と言っても
恐ろしい祟りを記念にしていますね。
他には
オリエンテーリングの日
世界格闘技の日
露天風呂の日
スティッチの日
黒部ダム観光放水開始
などがあります。
2024/06/25
自転車屋の生き物歳時記 セマダラコガネ
6月25日
火曜日
自転車屋の生き物歳時記
セマダラコガネ
6月ぐらいになると
いくつかの種類の小さいコガネムシを見かける。
セマダラコガネ
これも毎年見かける種類だ。
セマダラコガネは
小型のコガネムシ科の昆虫の1種。
日本各地でごく普通種で、
前胸背と前翅の上に黒いまだら模様がある。
成虫も幼虫も植食性で農業害虫である。
北アメリカに移入して
オリエンタルビートルと呼ばれ、
芝生の害虫として知られる。
全体に卵形をした小型のコガネムシである。
体長9-13mm、幅5-8mm。
背面は茶褐色に黒褐色の斑紋があるが、
色彩に関しては個体変異が著しい。
頭部は大きめで、頭楯は黄褐色でほぼ矩形、
その縁は黒褐色で上向きに反り、
角は丸くなっており、
上面には浅い点刻が密に入っている。
触角は9節、濃褐色で先端3節は
上側が伸びて平たくなっている。
雄ではこの部分がそこまでの部分より長い。
前胸背はその幅が長さの2倍、
その縁はそれぞれの方向で中央が張り出し、
前方の角は角張って突き出す。
その背面は盛り上がり、
色は普通は茶褐色で黒緑色の大きな斑紋が左右にあるが、全面が茶黄色になるものから
黒緑になるものまで変異がある。
点刻は大きくて深いものが密にある。
小楯板は茶褐色で楯形、先が尖り、
中央には縦向きの窪んだ線があり、細かな点刻がある。
鞘翅は縦溝が深く、
列間は高く、小点がまばらにある。
普通は茶褐色で黒っぽい鷹羽状の斑紋が3段に出るが、
全面が茶褐色から黒緑までの連続的な色彩変異がある。
琉球列島以外の日本全土に分布し、日本固有種である。
ただし
現在ではミクロネシアやハワイ、
それに北アメリカに移入種として定着している。
これには異説があり、
フィリピン諸島が元々の生息地であり、
そこから日本に持ち込まれ、
日本全土に広まった種が
さらにハワイなどに持ち込まれたという。
発生は年1回で、成虫は6~8月に見られる。
昼行性で、
広葉樹を中心に様々な植物の葉や花を食べる。
夜間は希に灯火に飛来する。
幼虫越冬で5月下旬頃より蛹になる。