2023/04/13
自転車屋の生き物歳時記 ツバメ
4月13日
木曜日
自転車屋の生き物歳時記
ツバメ
昨日
ツバメが飛び回っているのを見かけた。
今年も向かいの軒先で
巣作りをしているんだな。
ツバメ(燕、玄鳥、乙鳥、Hirundo rustica)は、
スズメ目ツバメ科ツバメ属に分類される鳥類。
古くはツバクラメあるいはツバクロと呼ばれた。
北半球の広い範囲で
繁殖する渡り鳥(夏鳥)の一種である。
日本では屋久島以北で繁殖する。
日本で繁殖するツバメの主な越冬地は
台湾、フィリピン、ボルネオ島北部、
マレー半島、ジャワ島などである。
全長は約17センチメートル、
翼開長は約32センチメートル。
背は光沢のある藍黒色で、喉と額が赤い。
腹は白く、胸に黒い横帯がある。
尾は長く切れ込みの深い二股形で、
この尾の形をツバメにちなんで燕尾形という。
翼が大きく、飛行に適した細長い体型である。
脚は短く歩行には不向きで、
巣材の泥を求めるとき以外は
地面に降りることはめったにない。
鳴管が発達しており、
繁殖期になるとオスはチュビチュビチュビチュルルルルルと比較的大きなさえずり声で鳴く。
日本語ではその生態を反映して
「土食て虫食て口渋い」などと聞きなしされる。
さえずりは
日中よりも早朝から午前中にかけて耳にする機会が多い。
飛翔する昆虫などを空中で捕食する。
また、水面上を飛行しながら水を飲む。
一部、日本国内で越冬する個体があり、
しばしば「越冬ツバメ」と呼ばれる。
特に中日本から西日本各地で越冬し、
そのような場合、
多くは集団で民家内や軒下などで就塒(しゅうじ)する。
日本で越冬している個体が
日本で繁殖したものであるのか、
それともシベリアなど日本より北方で
夏に繁殖したものであるのかはよく分かっていない。
泥と枯草を唾液で固めて巣を造る。
ほとんど人工物に造巣し、
民家の軒先など人が住む環境と同じ場所で
繁殖する傾向が顕著である。
これは、
天敵であるカラスなどが近寄りにくいからだと
考えられている。
民家に巣を作る鳥は他にスズメなどがいるが、
あえて人間が多い場所に見えるように作る点で
他の鳥と大きな差異が見られる。
巣は通常は新しく作るが、
古い巣を修復して使用することもある。
産卵期は4 - 7月頃。
一腹卵数は3 - 7個で、主にメスが抱卵する。
抱卵日数は13 - 17日、
巣内での育雛日数は20 - 24日で、
1回目の繁殖の巣立ち率はおおむね50%程度と推定される。
1回目繁殖に成功したつがい
あるいは失敗したつがいのうち、
詳細は不明であるが、
相当数のつがいが
その後2回目あるいはやり直しの繁殖をする。
雛(ヒナ)を育てている間に
親鳥のうちどちらか一方が何らかの理由で欠けると、
つがい外のツバメがやってきて
育てているヒナを巣から落として
殺す行動が観察されている。
一方、
つがいのうちメスが欠けた場合は
どこからともなく複数の他のツバメが集まり、
その中から選ばれたように
一羽ツバメが新たなつがい相手となって
子育てを継続する様子も観察されている。
落ちているツバメのヒナを拾って
人間が育てることはとても困難であるし、
野鳥なので日本での飼育は
鳥獣保護法によって禁じられているが、
保護のために許可を得て飼育することは可能である。
巣立ちを終えた
ヒナと親鳥は河川敷や溜池(ためいけ)の葦原(アシはら、ヨシはら)などに集まり、
数千羽から数万羽の集団ねぐらを形成する。
小規模ではあるが、
繁殖前や繁殖に参加していない成鳥も
集団ねぐらを形成する。
日本においては、
水稲栽培において穀物を食べず
害虫を食べてくれる益鳥として古くから大切にされ、
ツバメを殺したり
巣や雛に悪戯したりする事を慣習的に禁じ、
農村部を中心に大切に扱われてきた。
江戸時代には
ツバメの糞は雑草の駆除に役立つと考えられていた。
「人が住む環境に営巣する」という習性から、
地方によっては、人の出入りの多い家、
商家の参考となり、商売繁盛の印ともなっている。
また、
ツバメの巣のある家は安全であるという言い伝えもあり、巣立っていった後の巣を大切に残しておくことも多い。
一方で車庫や店内などでの営巣による糞の落下の問題や、玄関の内部での営巣により、
不在時の戸締まり困難になることによる、
不審人物の侵入を許す可能性もある。
よって、
やむをえず巣作りを妨害したり
作られた巣を撤去するというケースもある。
なお、
汚損防止が目的であっても巣を撤去する際に
卵や雛が傷つくと
鳥獣保護法違反に問われる可能性がある。
環境省の調査においては、
ツバメの巣作りを歓迎するという意見が
圧倒的多数である。
日本野鳥の会は
全国各地からの観察報告を得て、
2013年から「ツバメの子育て状況調査」を実施している。
2020年までの8年間で
5351人から延べ1万586カ所の巣について報告され、
うち46%が巣立った(平均は巣1カ所あたり4羽)。
巣立たなかった原因としては
捕食や落下、放棄、人による撤去が挙げられる。
人が出入りする建物が減る過疎地域では
営巣数も顕著に減る。
日本では
神奈川県で2006年以降、
種単位で減少種として指定されている。
また、
千葉県では2011年以降、種単位で一般保護生物、
千葉市では2004年に要保護生物に掲載されている。
2023/04/13
ボーイスカウト創立記念日
4月13日
木曜日
ボーイスカウト
1922年(大正11年)4月13日
少年団日本連盟
(現在の財団法人ボーイスカウト日本連盟)
結成。
ボーイスカウトは
世界規模の青少年団体の名称である。
20世紀初頭
イギリスの退役軍人の
ロバート・ベーデン=パウエル卿が
イギリスの行く末を懸念し
将来を託すことの出来る
青少年の健全育成を目指して
創設したことにはじまる。
実社会で先駆的な立場に立てるように
身体を実際に動かし
形に囚われない戸外活動を通じて
心身ともに健全な
青少年の育成と教育を目的とする。
なお「スカウト」は「偵察」「斥候」の意。
ボーイスカウトや
ガールスカウトで活動すること
またその活動と理念をスカウト運動と呼ぶ。
日本では
年齢別にビーバースカウト
カブスカウト
ボーイスカウト
ベンチャースカウト
ローバースカウトがある。
小学校の時
ボーイスカウト(カブスカウト)に
入っている子の話を聞くと
とても楽しそうで
羨ましかった事を思い出すな。
2023/04/12
自転車屋の生き物歳時記 植物編 ツルニチニチソウ
4月12日
水曜日
自転車屋の生き物歳時記
植物編
ツルニチニチソウ
先日の摩耶山下山トレッキングにて
数ヶ所で
この花が咲いているのを見かけましたね。
山の方に行くと
まだまだ
野花が咲いているのは少ないので
紫の花が良く目につきました。
ツルニチニチソウ
(蔓日々草、学名:Vinca major)は
キョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。
ツルギキョウともいうが、
キキョウ科にツルギキョウ(学名:Campanumoea maximowiczii)という植物があり、
キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。
ヨーロッパ原産で観賞用に栽培される。
北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、
日本に帰化している。
Vinca属は蔓性の多年草あるいは亜低木に分類され、
日本ではツルニチニチソウ(Vinca major)と
さらに小型のヒメツルニチニチソウ(V. minor)の
2種が一般的に知られる。
茎が地面や石垣などを這い、
節から根を出し広がって増える。
この性質のため、
吊り鉢から茎を垂らしたり、
グランドカバーなどに利用される。
特に斑の入る品種が園芸品種として好まれる。
斑には、白と黄色があり、
斑の模様も多様であるが、
斑入り品種は花付きがよくない傾向がある。
耐寒性、耐陰性、耐乾性に優れ周年の鑑賞に耐える。
花期は、春~初夏。
花の形がニチニチソウに似ているが、
色は青紫色または白色。
柱頭は円盤状をしており、
その上に毛のある突起物があるが、
このような柱頭の植物は珍しい。
葉は幅広い。ニチニチソウ同様に繁殖力が非常に強く、
観賞用によく栽培される。
ビンカアルカロイドとは異なるアルカロイドを含む。