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2022/05/27

小松菜の日

5月27日
金曜日

小松菜の日

堺市で
小松菜を生産するしものファームが
2006年(平成18年)に制定。

「こ(5)まつ(2)な(7)」の語呂合せ。

小松菜奈の日

ではありません😅

小松菜の日

2022/05/26

自転車屋の生き物歳時記 ツヤハダゴマダラカミキリ

5月26日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記

ツヤハダゴマダラカミキリ

神戸市報に
神戸の六甲アイランドで
外来種の
ツヤハダゴマダラカミキリが
アキニレの木を食い荒らしていると言う
記事を見つけた。

在来種の
ゴマダラカミキリにそっくりで
ほぼ見分けが付きにくいが

海上を埋め立てた
人工島の六甲アイランドに
そもそも
ゴマダラカミキリがいるはずがないので

六甲アイランドにいたら
ツヤハダゴマダラカミキリに間違いない。

ツヤハダゴマダラカミキリ(学名:Anoplophora glabripennis)は、コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。

中国、朝鮮半島を原産地とする。

アメリカ合衆国、オーストリア、
フランス、ドイツ、イタリア、ポーランド、
スロバキアなど世界各地に外来種として
移入分布しており、
国際自然保護連合により
「世界の侵略的外来種ワースト100」に指定されている。

日本においては、
本種を記載したVictor von Motschulskyが
1860年に発表した論文で
「Honshu」から記録したのが
本邦における最初の記録であるが、
この記録は標本の混入や誤同定が疑われ、
信憑性には疑問があるとされる。

その他の古い記録としては、
1911年の石垣島、
1912年の熊本があるが、
いずれも輸入材に付着して移入した
一時的な発生であると考えられている。

その後の記録はなかったが、
2002年に
神奈川県横浜市中区馬車道の
街路樹のアキニレから継続した発生が確認された。

この事例では、
横浜植物防疫所が中心となり、防除が行われた。

DDVP乳剤を発生した木に注入することで
大半の幼虫の殺虫に成功し、
被害が深刻な発生木は伐採の上で焼却処分が行われた。

その結果、
2004年9月までに根絶に成功している。

しかし、
2021年になって、
兵庫県神戸市の六甲アイランドでの
多数の個体の定着的発生が確認され、
盛んにアキニレを食害し、
交尾や産卵を行っているのを報告する論文が出版された。

この事例では
発生した個体が中国に分布する近縁種である、
キボシゴマダラカミキリ Anoplophora nobilisとの
交雑に由来する可能性が示唆されている。

その後、
国内で相次いで発見され、
2022年2月現在、
宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、富山県、
愛知県、兵庫県、山口県の8県で確認されている。

成虫の体長は
2.0cm~3.5cmほどで、
光沢のある黒色の体色に白色の斑紋があり、
5~10月に植林地や果樹園、街路樹などに出現する。

日本には
同属のゴマダラカミキリ、タイワンゴマダラカミキリ、
オオシマゴマダラカミキリ、
ヨナグニゴマダラカミキリの4種が分布している。

本種は上記4種と近似しているが、
以下の四点で明確に区別できる。

前胸背板の1対の白斑を欠く
(時に汚損したゴマダラカミキリでは
しばしば後天的に白斑が消失するが、
その部分は隆起し微細な点刻を密にもつ)。

前胸背板の基部から1/4の場所にある瘤状隆起を欠く。

小盾板の毛は明らかに細い。

上翅基部に顆粒点刻および顆粒状突起を欠く。

本種の幼虫は、
広葉樹であればほぼ全ての樹種に穿孔し
内部を食害するため、
世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

被害を受ける樹種は
カエデ属、トチノキ属、カバノキ属、ハコヤナギ属、
ヤナギ属、ハンノキ属、ネムノキ属、ニレ属、グミ属、
センダン属、クワ属、スズカケノキ属、ナナカマド属など非常に多様である。

また、
バラ科リンゴ属、サクラ属、ナシ属など、
果樹として重要な種への食害も報告されていることから、日本に完全に定着し
果樹栽培が盛んな地方への拡散が起こった場合には、
深刻な農業被害が予想される。

また、
園芸用樹木の輸出にも悪影響を及ぼすおそれがあり、 今後の動向が懸念される。

本種は
輸入貨物の木材梱包材に紛れ込むなどして
世界各地に分布を拡大させており、
アメリカ合衆国では
1996年に
ニューヨーク州のブルックリンで最初に発見された。

日本においては、
横浜と神戸におけるいずれの報告でも、
アキニレの食害が報告されている。

自転車屋の生き物歳時記  ツヤハダゴマダラカミキリ

2022/05/25

自転車屋根の生き物歳時記 植物編 タチアオイ

5月25日
金曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

タチアオイ

近所に
タチアオイの赤い花が咲いている。
もうすぐ梅雨入り。
そう言う季節なんですね。

タチアオイ(立葵)は、
アオイ科の多年草。

属名Althaeaは
ギリシア語由来の古典ラテン語に由来し、
語源たるギリシア語「althaia」は「althaino」(治療)と関連している。

古来、タチアオイは薬草として用いられた。

当初は
中国原産と考えられていたが、
現在はビロードアオイ属(Althaea)の
トルコ原産種と東ヨーロッパ原産種との
雑種(Althaea setosa ×Althaea pallida)とする説が有力である。

日本には、
古くから薬用として渡来したといわれている。

花がきれいなので、
園芸用に様々な品種改良がなされた。

草丈は1~3mで茎は直立する。

花期は6~8月で、
花は垂直に伸びた花茎の下から
上に咲き上っていく。

ちょうど梅雨入りの頃に咲き始め、
梅雨明けと共に花期が終わる
(花茎の頭頂部まで開花が進む)
ことになぞらえて、
「ツユアオイ(梅雨葵)」という
別名も冠されている。

花は一重や八重のもあり、
色は赤、ピンク、白、紫、黄色など多彩である。

花の直径は品種によるが
大きなものでは10cmくらいである。

本来は宿根性の多年草であるが、
品種によっては一年草でもある。

アオイの名から
会津若松市と静岡市が市花に制定している。

花弁の根元が粘着質であり、
引き抜いた花弁を顔などに付けて
ニワトリを真似て遊ぶことができるため、
北海道の一部ではコケコッコ花、
コケコッコー花
青森県の一部では"コケラッコ花"などと呼ばれる。

花弁や根を、薬用として利用する。

ホリホック(ホリーホック)ともいうが、
英名 hollyhock は必ずしも本種を指すとは限らず、旧属名・タチアオイ属(Alcea)の各種をはじめ、ときには他属の種をも指す言葉である。

俗説として holly- は holy に通じ、
この花が十字軍によって
シリア(キリスト教聖地)からヨーロッパに
もたらされたことに因み、
「聖地の花」の意味が込められている、
などとも言われる。

日本語では
「花あおい」(花葵)とも呼ぶ。

ただし学術的には、
同科別属であるハナアオイ属、
または同属下の Lavatera trimestris を指して
「ハナアオイ」と呼んでいるので、
注意が必要である。

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