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2022/03/04

バウムクーヘンの日

3月4日
金曜日

バウムクーヘンの日

1919年(大正8年)3月4日

広島県物産陳列館
(現在の原爆ドーム)で行われた
「ドイツ作品展示会」で、

カール・ユーハイムが
日本で初めてドイツの伝統菓子の
バウムクーヘンの製造販売をしたことに由来し、

カール・ユーハイムが創業した
製菓会社ユーハイムが
2010年(平成22年)に制定。

バウムクーヘンの日

2022/03/03

ひな祭り/上巳/桃の節句

3月3日
木曜日

雛祭り
上巳(じょうし/じょうみ)、
桃の節句

五節句の一つ。

各国では
旧暦3月3日だが日本では新暦で祝う。

旧暦の3月3日は、
五節句の一つである
桃の節句・雛祭り(上巳)。

グレゴリオ暦が
新暦として施行されて以降、
五節句の一つであった桃の節句(上巳)が、
新暦に換算されることなく
グレゴリオ暦の3月3日に行われている。

今の時期
自然界では
まだ
桃の花は咲いていないので

やはり旧暦辺りの
4月の中旬ぐらいに
特定の日に決めて
節句のお祝いをするべきだと
オイラは思います。

ひな祭り/上巳/桃の節句

2022/03/02

自転車屋の生き物歳時記 カダヤシ(タップミノー)

3月2日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

カダヤシ
(タップミノー)

ウチの近くにある
兵庫運河は
現在は完全な海水域だが

50年前の
オイラが子供の頃は
淡水よりの汽水域だったので
ボウフラを撲滅する為に
カダヤシ(タップミノー)がたくさん放流されていた。

熱帯魚のグッピーに比して
私たちはタッピーと呼んで
良く網ですくって捕っていた。

水槽で飼っている奴もいた。

カダヤシ(蚊絶やし、学名:Gambusia affinis)は、
カダヤシ目カダヤシ科カダヤシ属に分類される魚の一種。

北アメリカ原産で、
日本でも外来種として分布を広げている。

英名は Mosquitofish または Topminnow で、
日本でもタップミノー、
またはアメリカメダカといった別名がある。

蚊の幼虫である
ボウフラを捕食する(蚊絶やしする)ことが、
和名や英名の由来となっている。

全長は
オス3cm、メス5cmほどで、メスのほうが大きい。

外見はメダカによく似る。

メダカとカダヤシは
分類上では全くの別種であるばかりか、
別の系統の魚とされる。

メダカはダツ目なのに対し、
カダヤシは
グッピーやヨツメウオなどと同じカダヤシ目である。

ただし以前は
カダヤシとメダカは同じメダカ目で
メダカがダツ目に移動して名称が変わり
カダヤシ目に変わったという経緯がある。

なので
カダヤシ目のグッピーやプラティなどが
メダカ類と呼ばれることも少なくない。

メダカとカダヤシの区別点は尻びれと尾びれである。

カダヤシの尾びれは丸く、
メダカの尾びれは角ばっている。

また、
メダカの尻びれがオスメスとも横長の四角形なのに対し、カダヤシはメスの尻びれが縦長で小さく、
オスの尻びれは細長い交尾器に変化している。

本来の分布域は
メキシコ湾に注ぐ河川の流域で、
メダカと同じく、流れのあまりない
淡水域や汽水域に生息する。

メダカより汚染に強いが、グッピーほどではない。

また、
グッピーよりは低温に耐えられるが、
メダカほどではない。

食性は肉食性が強く、
プランクトンや小型の水生昆虫、
魚卵、稚魚などを捕食するが、藻類を食べることもある。

一方、
天敵は肉食魚類や淡水性のカメ、水鳥などである。

カダヤシは卵胎生である。

繁殖期は春から秋にかけてで、
メスはオスと交尾して体内で卵を受精・孵化させ、
一度に100尾ほど、
時には300尾以上の大量の仔魚を産出する。

雌は交尾によって得た精子を蓄えることができるため、
1個体の雌だけでも個体群を確立させることができる。

成長は早く、
春に仔魚として誕生した個体が秋には繁殖に参加する。

カダヤシのもともとの分布域は
ミシシッピ川流域を中心とした北アメリカ中部だが、
ボウフラ(カの幼虫)を捕食し、
また水質浄化に役立つとして、
明確な根拠はなかったものの世界各地に移入された。

移入されたカダヤシは強い適応力で分布を広げ、
今や熱帯・温帯域の各地に分布する。

日本に分布するカダヤシは、
1913年にアメリカから、
また1916年に台湾経由で持ちこまれた。

ボウフラ駆除のために移入されたものである。

その後
東京から徳島へ移植され、
さらに徳島から日本全国へ移植された。

1970年代に急速に分布を広げ、
2000年頃には福島県以南の各地で
分布が確認されている。

日本における
近年のメダカ減少の原因の一つにも挙げられている。

汚染に強く、
都市や市街地周辺ではいつの間にやら
水域のメダカが
カダヤシに置き換わっていたということもある。

しかし、
一般にはカダヤシという種の存在さえ
あまり知られておらず、
置き換わっていると気づかれないことが多い。

なお、
沖縄県ではさらに汚染の進んだところを
グッピーが占める。

しかしながら
カダヤシが移入した水域であっても、
必ずしもメダカを駆逐するわけではなく、
依然としてメダカが優位種として占める場所も多い。

また、
両者が食性や遊泳力の違いなどから、
棲み分けることも珍しくない。

メダカが汚染に弱いのは卵の段階であり、
成魚においては両者とも汚染への耐性は大差がない。

加えてカダヤシは5℃以下の低温に弱いため、
水温が保てない場所では越冬できずに全滅してしまう。

メダカの好む植物質の餌や流水、
産卵に必要な水草などが減少し、
メダカが生息しづらくなった環境に
結果としてカダヤシが生き残っただけと言うことも
ままある。

日本以外でも
在来の小型淡水魚がカダヤシに駆逐され、
絶滅が危惧されるほどに減少する事態が発生している。

オーストラリアやニュージーランドでは、
殺魚剤による駆除が実施されている。

2006年2月には
外来生物法施行令により、
特定外来生物として指定された。

これにより日本国内での、
特定外来生物としての
輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、
放つことが禁止され、
最高三年の懲役、
または三百万円の罰金刑の対象となっている。

2009年現在、
本種は国際自然保護連合(IUCN)が選定した
世界の侵略的外来種ワースト100および
日本生態学会が選定した
日本の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

自転車屋の生き物歳時記  カダヤシ(タップミノー)