2019/05/17
自転車屋の生き物歳時記 ナガサキアゲハ
令和元年
5月17日
金曜日
自転車屋の生き物歳時記
ナガサキアゲハ
いよいよ
各種の蝶々が出揃う季節になりましたね。
蝶々は
たいていオスの方がキレイなんですが
ナガサキアゲハに関しては
メスの方がキレイなので
変わり者ですよね❗
ナガサキアゲハ
(長崎揚羽、学名:Papilio memnon Linnaeus, 1758)は、アゲハチョウ科アゲハチョウ属に分類される
チョウの一種。
東南アジアとインドネシアの島嶼から、
中国、台湾を経て日本まで分布する。
日本での分布域は
近畿以南から南西諸島までで、
日本では南方系の種類であるが、
江戸時代に九州以南に限られていた分布域は
拡大しつつある。
1940年代には
山口県西部や高知県南部、
1960年代には淡路島へと徐々に北上し、
21世紀初頭には福井県や神奈川県西部の太平洋側での
越冬が確認されている。
近年は茨城県南西部で2007年に多数確認され、
また栃木県南部で2009年に急増するなど、
関東北部での増加が顕著で、
さらに2009年には福島県いわき市で幼虫、
同県伊達市や宮城県名取市で成虫が確認されている。
こうした分布の変遷から、
本種は温暖化の指標種として注目されている。
成虫の前翅長60-80mmほどで、
日本産のチョウではモンキアゲハやオオゴマダラに並ぶ
最大級の種類である。
種類内ではメスがオスよりも大きい。
アゲハチョウ属の中では翅が大きくて幅広く、
後翅に尾状突起が無いことが特徴だが、
メスに尾状突起が現れる「有尾型」もあり、
台湾など多産する地域もある。
有尾型は日本国内でも九州南部などで稀に記録される。
また、
アゲハチョウ属の中では珍しく性的二形が顕著である。
翅のつけ根に赤の斑点があるのは雌雄共通で、
雄の翅はほぼ全体が黒く、
後翅の外縁にわずかに赤い斑点がある。
一方、
雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が数個外向きに並び、その外縁には赤の環状紋が並ぶ。
白色部は翅脈とその周辺が黒く、内側が白くなる。
オスはクロアゲハに、
メスはモンキアゲハに似るが、
尾状突起が無いので区別できる。
日本では
南の個体群ほどメスの白色部が広くなる傾向があり、
九州や沖縄では前翅にまで白い部分が広がる。
特に西表島の個体群は、
少数ではあるが翅全体に白い部分が広がることで知られる。ただし台湾以南産の個体では
むしろ白くない傾向がある。
日本では、成虫は年3-6回、4-10月頃に発生する。
分布域では人里近くでよく見られる普通種である。
各種の花に飛来し蜜を吸う。冬は蛹で越冬する。
幼虫は
ナミアゲハと同じくミカン、カラタチなど
ミカン科の栽培種各種を食草とする。
若齢幼虫は
他のアゲハチョウ属と同様、
鳥の糞に似せた保護色をしているが、
あまり黒っぽくなく緑色が強い。
4齢幼虫の時点で全長3cmほどになり、
ナミアゲハの終齢幼虫とあまり変わらない大きさである。
終齢幼虫(5齢)は全長4cmほどで、
ナミアゲハに比べると明らかに大型である。
また、腹部背面に切れこむ斜めの帯が白く、
細かい網目状の模様になるのも特徴である。
2019/05/16
旅の日
令和元年
5月16日
木曜日
旅の日
松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立った日
(旧暦元禄2年3月27日)にちなみ、
1988年(昭和63年)に日本旅のペンクラブが提唱。
松尾芭蕉は
伊賀上野出身である事や
旅の移動スピードが
異様に早かった事などから
忍者であったのではないか
との説がありますね❗
2019/05/15
百舌鳥・古市古墳群
令和元年
5月15日
水曜日
百舌鳥・古市古墳群
大阪の百舌鳥・古市古墳群が
世界遺産に登録されそうですね。
大学時代
ここで言われる
古市エリアに住んでいたので
古墳は付近にいくつも点在していました。
百舌鳥・古市古墳群とは
百舌鳥・古市古墳群は、
大阪の南部、堺市、羽曳野市、藤井寺市の
3市にまたがる巨大古墳群であり、
堺市の「百舌鳥」と
羽曳野市・藤井寺市の「古市」の
2つのエリアに分かれながらも、
一体性・連続性をもっています。
この古墳群では、
4世紀後半から6世紀前半にかけて
200基を超える古墳が築造されましたが、
現在でも89基の古墳が残っています。
最大の古墳は
仁徳天皇陵古墳(墳丘長486m・国内第1位)で、
応神(おうじん)天皇陵古墳(同425m・2位)、
履中(りちゅう)天皇陵古墳(同365m・3位)、
ニサンザイ古墳(同300m・7位)、
仲姫命(なかつひめのみこと)陵古墳(同290m・9位)、仲哀(ちゅうあい)天皇陵古墳(同245m)が
これに続きます。
こうした墳丘長が
200mを超える古墳は全国に40基近くありますが、
うち11基は百舌鳥・古市古墳群に存在し、
これほど巨大前方後円墳が集中している地域は
国内でも他に例がありません。
こうした巨大な古墳の多くは、
複数の「濠(ほり)」を有し、
その周囲に「陪塚(ばいちょう)」と呼ばれる
中小の古墳を伴っています。
また、墳形別にみると、
前方後円墳が43基(うち帆立貝形墳12基)、
円墳が24基、方墳が22基あります。