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2019/08/29

自転車屋の生き物歳時記 イチモンジセセリ

8月29日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記

イチモンジセセリ

毎年そうなんですが
我が町では
お盆を過ぎて
クマゼミも鳴かなくなると

季節を見計らったように必ずこいつが飛来する。
そして
オイラのお店に迷い込んでくる。

こいつが迷い込んで来ると
あー夏も終わるんだなと感じる。

昆虫たちは
季節の変化を敏感に感じ取っているんですね。

イチモンジセセリ
(一文字挵、Parnara guttata)は
チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科に属する
チョウの1種。

特徴として後翅裏の銀紋が
一文字状に並んでいるためこの名前がある。

前翅長は約20mm。

全身が茶色一色で、
後翅裏に4つの銀紋が並び、和名の由来となっている。

本種を含め
これら茶色のセセリチョウのグループは似かよっており、同定する際には後翅裏の模様で見ることが多い。

人家周辺から里山にかけて見られ、
羽音を立てて敏速に飛ぶ。

花・湿地・汚物・腐果などいろいろなものに集まる。

近縁種に
チャバネセセリ・オオチャバネセセリがいる。

中足にトゲがない点から
オオチャバネにより近いとされる。

幼虫の食草は、
イネやススキ等のイネ科やカヤツリグサ科の植物である。

そのためイネの害虫とされ、
イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれている。

イネとのつながりは
前2種より本種のほうがもっとも近いとされる。

成虫は年3~5回(寒冷地2回)、
6~8月頃に発生し南下、10月ごろまでいる。

幼虫または蛹で越冬する。

日本全土に分布するが北海道ではあまり個体数がない。

土着しているのは関東以南と思われる。

国外では
ヒマラヤ・インドシナ半島・中国大陸中北部
・台湾・朝鮮半島。

自転車屋の生き物歳時記  イチモンジセセリ

2019/08/29

焼き肉の日

8月29日
木曜日

焼き肉の日

8月29日の
「829」が「ヤキニク」と読めることから。

事業協同組合全国焼肉協会が
1993年(平成5年)に「ヤキニクの日」として制定。

夏バテ気味の人に
焼肉を食べてスタミナをつけてもらおうという日。

実はオイラ
焼き肉は
胸焼けがして
あまりたくさんは食べられない😅

焼き肉の日

2019/08/28

自転車屋の生き物歳時記 植物編 タカサゴユリ

8月28日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

タカサゴユリ

先日の沢歩きトレッキングで
テッポウユリ類の
タカサゴユリがたくさん咲いているのをみました。

タカサゴユリはテッポウユリに似るが、
茎が比較的太く丈夫で、
丈が 1・5m ほどに生長するものもある。

花期は7~9月、花長は15~20cm、
直径は 5cm より大きめと、
テッポウユリよりも大型になる。

また葉が細く、
花は白を基調とするものの薄い紫色の筋が入り、
花被片は6枚で(やはり根元がつながっている)、
外側の花被片は橙褐色になり、
花は横向きだが少し下に傾くことが多いとされる。

ただし、
本種はテッポウユリとの交雑種が多く
また変異も起きやすいと考えられており、
たとえば花が純白でありながら
葉が細く大型の個体が観察されるなど、
その違いが外見からは判別しにくい場合も多い。

種子を多くつけ、風で運ばれて分布を拡げる。

水はけがよく明るい草原や荒地などに
到達すると根付いて葉を伸ばすが、
初年度は茎や花を出さずに
数枚の葉を出すだけで球根を太らせ、
球根が充分太ると
翌年度以降に茎を伸ばして大型の花をいくつも咲かせる。

その場所の日当たり具合により
球根の太り方に差があり、
球根の状態により茎長や花の数などに差が生じる。

台湾固有種で、
19世紀にイギリスに導入され、
日本では1924年(大正13年)に
園芸用に移入された
帰化植物として全国に分布する。

明るい原野や荒野で育ち、
海岸線付近から低地、高山帯に至るまで広く分布する。

近年、人為的な開発などによる
生息適地の原野の減少を受けて分布を狭めているが、
本来は強い特性を有し、
偶然更地や荒地になった場所に突然出現することもある。

ただし
本種はいわゆる連作障害が出やすいと言われ、
一時的に根付き拡がっても
数年経つと姿を消す場合が多い。

種子を多く付け、
種子は新たな原野を求めて風に乗って各地に拡がる。

種子が辿り着いたその地が
伐採などで一時的に明るくなると生育して勢力を拡げ、
ときに群生して大きな花を咲かせるも、
数年経つとまた他の地へ旅立つように去ってゆく。

沖縄方言などで
台湾を指す言葉「タカサング」に由来すると言われる。

原産地の台湾では
「台湾百合」「高砂百合」と呼ばれている。

なお、
テッポウユリとの類似性から日本では
「ホソバテッポウユリ」と呼ばれる場合もある。

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