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2019/12/10

自転車屋の生き物歳時記 フユシャクガ

12月10日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

フユシャクガ
(画像はクロテンフユシャク)

先日のトレッキングで
動いてる生き物と言えば
こいつ以外見かけませんでしたが
こいつは至る所で見かけたので数十匹は見かけましたね。

冬にだけ活動する
変わり者の蛾

フユシャクガ
(冬尺蛾)

フユシャクとは
冬に活動するシャクガ科の仲間の総称で、
フユシャク亜科(14種),エダシャク亜科(15種),ナミシャク亜科(14種)が知られております。

フユシャクの仲間の特徴は
冬に活動することですが、
更に特筆すべき生態として、
♀に翅が無い或いは翅が極端に短く
いずれも飛ぶことができないことが上げられます。

♀は飛べない代わりに尾部よりフェロモンを出して
♂を呼ぶコーリングを行います。

♀の翅は何故退化してしまったのか
はっきりとしたことは分かっていませんが、
天敵の少ない冬に活動することで
飛んで逃げる必要がなくなったことと、
産卵を行なう重たい♀にとって
冬の寒さでは♂よりも飛翔することは困難なので、
飛ぶのを止めて動かずにフェロモンで
♂を呼ぶことに徹したのだと考えられます。

フユシャクの仲間は
決して珍しい蛾ではなく、
全国の雑木林で普通に見られます。

あまり人目に付かないのは
夜行性で昼は落ち葉の下や木々の隙間などに
上手く隠れているからで、
夜雑木林に行ってみると
複数の♂が飛び交う姿が見られることでしょう。

更に木の幹を注意深く観察していくと
交尾中のフユシャクも見ることができます。

フユシャクの最も大きな特徴として
♀の翅が無いか著しく縮小していることです。

飛べない代わりに♂を呼ぶコーリングを行います。

コーリングとは
尾部から黄色いフェロモンのうを出したり入れたりして
フェロモンを放出し、♂を呼ぶことを言います。

♂は♀のフェロモンを嗅ぎながら
低空をヒラヒラと弱々しく飛んで♀を探します。

ナミシャク亜科、更にエダシャク亜科の一部の種は
日没後、すぐに活動を開始しますが、
チャバネフユエダシャクでは日没後2時間以上経ってから深夜にかけて活動しているようです。

フユシャクの仲間はすべて1年1化です。

成虫の出現期は種類によって異なりますが、
平地ではだいたい
11~3月までの期間内で活動、産卵します。

卵は平地では3~4月に孵化し、
幼虫は緑色のシャクトリムシで春に食草を食べて成長し、10~15日もすれば土中に潜り、蛹化、
そのまま出現期まで休眠します。

自転車屋の生き物歳時記  フユシャクガ

2019/12/09

自転車屋の生き物歳時記 植物編 オトメツバキ

12月9日
月曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

オトメツバキ

昨日の
神戸市立森林植物園のトレッキングで
オトメツバキを見ました。

花が咲くのは
3月~4月みたいなので
季節外れに咲いたようです。

可愛い可憐な花ですね❗

オトメツバキ

ツバキ科 ツバキ属

学名:Camellia japonica f. otome Makino

特性: 常緑低木。

枝は密に茂り、樹勢は強健、
葉はヤブツバキに比べて小さい、

卵形で脚、先端が尖っている。

表面光沢があり葉脈、網状。

花は3~4月に開く
八重咲、平開、花弁多く、花心がない。

淡紅色、弁は円頭形、花びらが整然と重なっている。

分布: 栽植品

用途: 花木

備考: さし木が容易、樹形もよくととのっている。

土質は肥えた適潤のところによく生育する。

同じ乙女に白花のものがあるが、
生育も劣り、本種に比べてさびしい。

風通しがわるいとルビロ-ムシがつき易いので注意する。

開花時期: 3月

果実成熟期: 10月

自転車屋の生き物歳時記  植物編  オトメツバキ

2019/12/09

太陽暦(新暦)

12月9日
月曜日

太陽暦(新暦)

1872年12月9日
(明治5年11月9日)

明治政府が、
この年の
12月31日(12月2日 (旧暦))の翌日から
太陰太陽暦を廃止して
太陽暦を採用することを決定。

太陽暦(たいようれき、英: solar calendar)とは、
地球が太陽の周りを回る
周期(太陽年)を基にして作られた暦(暦法)である。

1年の日数を1太陽年に近似させている。

ユリウス暦や、
現在、世界の多くの地域で使用されている
グレゴリオ暦は、太陽暦の1種である。

太陽暦(新暦)