2020/07/26
自転車屋の生き物歳時記 マトウトラギス
7月26日
日曜日
自転車屋の生き物歳時記
(いえしま自然体験センター編)
マトウトラギス
これは過去にも釣った事はあります。
市場に流通しない事と
小型で食べにくい為にあまり食用にはされないが
味は悪くないようです。
スズキ目トラギス科トラギス属マトウトラギス
体色は灰褐色で、背部は茶褐色。
眼前方や頬部に黄褐色~暗色帯がある。
尾鰭基部上方に眼状斑をもつ。
体長10cmほどの小型種。
珊瑚礁海域をのぞく南日本。
南シナ海。
浅海の砂底にすむ。
温帯性で砂・泥底域の浅所にすむ。
肉食性。
小型底曳網や釣りなどで漁獲されるが、
小型種であまり利用されていないようだ。
2020/07/26
自転車屋の生き物歳時記 ニシキハゼ
7月26日
日曜日
自転車屋の生き物歳時記
(いえしま自然体験センター編)
ニシキハゼ
数十年の釣り歴があるけれど
この魚を釣ったのは
たぶん初めてでしたね。
ハゼの仲間では
一番キレイなんやないですかね。
市場に流通しないので
馴染みのない魚ですが、
食べても味は悪くないようです。
スズキ目ハゼ科キヌバリ属ニシキハゼ
体側には橙色の縦帯があり、それは青く縁取られる。
背鰭・臀鰭・尾鰭には青色線がある。
背鰭は8棘(キヌバリ属で共通)で、伸びない。
リュウグウハゼは本種によく似ているが
体色は淡色で体側に横帯があることで区別できる。
体長20cmに達する大型種。
新潟県・千葉県~九州。
朝鮮半島南西岸。
岩礁性海岸にすむ。
沿岸域の岩礁域、砂泥底、砂底に生息する普通種。
キヌバリやチャガラよりもやや深い場所を好んですみ、
潮だまりでは普通見られない。
甲殻類やゴカイ類などをよく捕食する。
岩礁や砂底などで釣れるが食用とすることはあまりない。
鮮やかな色彩で観賞魚としても飼育される。
本種を模式種とするキヌバリ属は
日本を含む東アジア沿岸から4種が知られる。
2020/07/25
自転車屋の生き物歳時記 キムネクマバチ
7月25日
土曜日
自転車屋の生き物歳時記
(いえしま自然体験センター編)
キムネクマバチ
自然体験センター周辺では
スズメバチやアシナガバチは
見かけませんでしたが
クマバチはたくさん見かけました。
クマバチ(熊蜂、学名:Xylocopa)は、
ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称。
一般に大型のハナバチであり、
これまで、約500種が記載されている。
方言によっては、
連濁に伴う入り渡り鼻音を挟んで
クマンバチとも呼ばれる。
北海道から九州にかけて広く分布する
クマバチ(別名キムネクマバチ、
Xylocopa appendiculata circumvolans (Smith, 1873))
を指すことが多い。
体長は2cmを超え、ずんぐりした体形で、胸部には細く細かい毛が多い。全身が黒く、翅(昆虫の羽のこと)も黒い中、胸部の毛は黄色いのでよく目立つ[2]。体の大きさの割には小さめな翅を持つ。翅はかすかに黒い。
メスは顔全体が黒く、複眼は切れ長。
額は広く、顎も大きいため、全体に頭が大きい印象。
それに対し、
オスは複眼が丸く大き目で、
やや狭い額に黄白色の毛が密生し、全体に小顔な印象。
本州のクマバチ(キムネクマバチ)は、
おおむね山桜類カスミザクラなどが咲き終わる晩春頃に出現し、
街中でもフジやニセアカシアの花などに活発に訪花するのがよく見られる。
成虫の活動期間は晩春から中秋頃まで。
寿命は1年程度と推定され、
その年生まれの新成虫は越冬して
翌年に繁殖活動に参加すると推定されている。
「ブーン」という大きな音を立てて、安定した飛行をする。
食性は、
他のハナバチ同様、花蜜・花粉食。
初夏から秋にかけてさまざまな花を訪れるが、
頑丈な頸と太い口吻を生かして
花の根元に穴を開けて蜜だけを得る盗蜜もよく行う。
この頑丈な頸は、
後述の穿孔営巣性によって発達したものと考えられ、
このハチの形態的特徴のひとつである。
フジの仲間の花はクマバチに特に好まれるが、
とても固い構造で蜜を守っており、
クマバチの力でこじ開けないと花が正面から開かない。
また、
クマバチが花に止まって蜜を飲もうとすると、
初めて固い花弁が開いて隠れていた花柱と葯が裸出し、
クマバチの胸部や腹部に接する。
このことから、
フジはクマバチを花粉媒介のパートナーとして
特に選んでいると考えられる。
こうした、
クマバチに特に花粉媒介を委ねている花は
クマバチ媒花と呼ばれ、
トケイソウ科のパッションフルーツなどの熱帯果樹や、
マメ科のフジやユクノキなどに見られる。
春先の山道や林道では、
オスが交尾のために縄張り内の
比較的低空をホバリングし、
近づくメスを待つ様子が多数見られる。
また、
オスはメスに限らず
飛翔中の他の昆虫や鳥類など接近してくる
対象のすべてを追跡し、
メスであるか否かを確認する習性がある。
初夏、
メスが太い枯れ枝や木造家屋の垂木などに
細長い巣穴を掘り(穿孔営巣性)、
中に蜜と花粉を集める。
蜜と花粉の団子を幼虫1匹分ずつ丸めて産卵して
間仕切りをするため、
1つの巣穴に1列に複数の個室が並ぶ。
その夏のうちに羽化する子供は
まだ性的に未成熟な亜成虫と呼ばれ、
しばらく巣に残って親から花粉などを貰う。
また、
その際には亜成虫が巣の入口に陣取ることにより、
天敵の侵入が若干だが防がれる。
こうした成虫の姿での母子の同居は
通常の単独性のハナバチには見られない行動であり、
亜社会性と呼ばれる。
これはまた、
ミツバチやマルハナバチなどにみられる
高度な社会性(真社会性)につながる
社会性への中間段階を示すものとも考えられる。
巣の周囲で他の個体への激しい排斥行動は行わないため、同じ枯れ木に複数が集まって営巣することもある。
体が大きく羽音の印象が強烈であるため、
獰猛な種類として扱われることが多いが、
性質はきわめて温厚である。
ひたすら花を求めて飛び回り、
人間にはほとんど関心を示さない。
オスは比較的行動的であるが、
針が無いため、刺すことはない。
毒針を持つのはメスのみであり、
メスは巣があることを知らずに巣に近づいたり、
個体を脅かしたりすると刺すことがあるが、
たとえ刺されても重症に至ることは少ない
(アナフィラキシーショックは別)。