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2019/11/06

自転車屋の生き物歳時記 マエソ

11月6日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

マエソ

先日の須磨の釣りで
40㎝ぐらいのマエソを釣りました。

誰も食べようとしないので
放流しましたが
今度釣ったら食べます❗

エソ(狗母魚・鱛 {魚偏に曾})は、
狭義にはヒメ目・エソ科 Synodontidae に
分類される魚の総称だが、
広義にはワニトカゲギス目、ヒメ目、ハダカイワシ目
などの魚の総称としても使われる。

成魚の全長は
10cmほどのものから70cmに達するものまで
種類によって異なる。

吻が短く、頭の前方に大きな目がつく。

目の後ろまで大きく開く口には小さな歯が並び、
獲物を逃がさない。

体は細長く、断面は丸く、円筒形の体型をしている。

鱗は大きく硬い。

鰭は体に対して比較的小さい。

背鰭と尾鰭の間に小さく丸い脂鰭(あぶらびれ)を持ち、これはサケ、アユ、ハダカイワシ等と同じ特徴である。

体つきが爬虫類を連想させるためか、
和名に「ワニエソ」や「トカゲエソ」とついた
種類がおり、
英名でも"Lizardfish"(トカゲ魚)や
"Snakefish"(ヘビ魚)などと呼ばれる。

全世界の熱帯、亜熱帯海域に広く分布する。

全種が海産だが、
河口などの汽水域に入ってくることもある。

多くは水深200mまでの浅い海に生息する。

昼間は海底に伏せるか砂底に潜るものが多く、
夜に泳ぎ出て獲物を探す。

食性は肉食性で、
貝類、多毛類、頭足類、甲殻類、他の魚類など
小動物を幅広く捕食する。

主に底引き網などの沿岸漁業・沖合漁業で漁獲される。

釣りでも漁獲されるが、
エソを主目的に釣る人は少なく、
多くは外道として揚がる。

スズキ、マダイなど
大型肉食魚の釣り餌やルアーにかかる場合や、
あるいはキス釣りなどで釣れた魚に
喰らいつく場合がある。

肉は白身で質も良く美味だが、
硬い小骨が多いため、
三枚におろしてもそのままでは小骨だらけで食べられず、また骨切りしても小骨自体が
太くて硬いためハモのように
美味しく頂くこともできない。

調理方法としては、
骨切りした上ですり身にして揚げ物にするか、
手間が掛かっても根気よく骨抜きをして
調理するかであるが、
いずれにしても一般的な調理をして
食卓に並ぶような魚ではない。

一方、魚肉練り製品の原料としては、
癖の無い淡泊な味で歯ごたえも良いため、
最高級品として重宝され、
市場では関連業者が殆どを買い占める。

マエソ Saurida sp.

体長40cmほど。

背中側は褐色で腹側は白い。

胸鰭が腹鰭に届くぐらい長く、
尾びれの下半分が白いことで
トカゲエソやワニエソと区別する。

かつては
Saurida undosquamis (Richardson,1848) とされていたが、側線鱗数や尾鰭上縁の黒点などで別種とされた。

自転車屋の生き物歳時記  マエソ

2019/11/06

会津戦争が終結

11月6日
水曜日

会津戦争が終結

1868年11月6日
(明治元年9月22日)

戊辰戦争: 会津藩が降伏し、会津戦争が終結。

会津戦争(あいづせんそう、
慶応4年/明治元年(1868年))は、
戊辰戦争の局面の一つであり、
会津藩の処遇をめぐって、
薩摩藩・土佐藩を中心とする明治新政府軍と、
会津藩およびこれを支援する
奥羽越列藩同盟などの徳川旧幕府軍との間で
行われた戦いである。

現在の福島県会津地方が主戦場となった。

新島八重さんが
カービン銃を持って戦った
八重の桜の時代ですね。

会津戦争が終結

2019/11/05

自転車屋の生き物歳時記 ジョロウグモ

11月5日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

ジョロウグモ

先日
須磨ローイングクラブの艇庫横に
ジョロウグモがいました。
久しぶりに見ました。

ジョロウグモ
(女郎蜘蛛、上臈蜘蛛、学名: Nephila clavata)は、
クモ目ジョロウグモ科
ジョロウグモ属に属するクモである。

夏から秋にかけて、
大きな網を張るもっとも目立つクモである。

大型の造網性のクモで、
コガネグモと共に非常によく知られたクモである。

コガネグモと混同されることが多いが、
系統的にはやや遠いとされる。

コガネグモよりはるかに大きくて複雑な網を張り、
網の糸は黄色を帯びてよく目立つ。

和名は女郎に由来すると一般的には考えられているが、
一方で上臈(じょうろう)から来ているとも
言われている。

性的二形が大きく、
成体の体長は雌で17〜30mmなのに対して、
雄では6〜13mmと雌の半分以下である。

形はほぼ同じで、
腹部は幅の狭い楕円形で歩脚は細長い。

成熟した雌の腹部には
幅広い黄色と緑青色の横縞模様があるのが特徴であり、
腹部下面に鮮紅色の紋がある。

ただし、
成熟する寸前までは雄のような斑模様が見られる。

雄は雌に比べて小さく、
色も褐色がかった黄色に濃色の縦じま混じりの
複雑な模様がある。

歩脚は暗い褐色に黄色の帯が入る。

幼体と亜成体は複雑な斑模様を持つ。

春に孵化し、雄で7回ほど、
雌で8回ほど脱皮を繰り返して成体となる。

成熟期は9〜10月ごろで、
この時期に交尾が行われる。

交尾は雌の脱皮直後や食餌中に行なわれる。

これは、
交尾時に雌が雄を捕食してしまう危険があるため。

10〜11月ごろに
産卵、樹木や建物等に白色の卵嚢をつくり、
卵で冬を越す。幼体は春に孵化し、
まどいと呼ばれる集団生活を送った後、
糸を使って飛んで行くバルーニングを行う。

造網性のクモで、垂直円網を張るが、
その構造は特殊で、
通常のそれより複雑になっている。

クモは網の中央に常時滞在している。

網は全体を張り替えることはあまりせず、
通常は壊れたところなど、部分的に張り替える。

視覚はあまりよくないため、
巣にかかった昆虫などの獲物は、
主に糸を伝わる振動で察知するが、
大型の獲物は巣に近づいて来る段階で、
ある程度視覚等により捕獲のタイミングを整え、
捕獲している。

巣のどこにかかったのか、
視覚では判別しづらいため、
巣の糸を時々足で振動させて、
そのエコー振動により、
獲物がどこに引っかかっているのか調べて近づき、
捕獲している。

捕獲された獲物は、
毒などで動けないよう処置をされたあと、
糸で巻かれて巣の中央に持っていかれ吊り下げられ、
数日間かけて随時捕食される。

獲物は多岐にわたり、
大型のセミやスズメバチなども捕食する。

捕食は頭から食べていることが多い。

成体になれば、
人間が畜肉や魚肉の小片を与えてもこれも食べる。

ジョロウグモは JSTX-3 という毒を持っており、
興奮性神経の伝達物質である
グルタミン酸を阻害する性質がある。

ただし、一匹がもつ毒の量は微量であり、
人が噛まれたとしても
機械的障害もない場合がほとんどである。

日本では本州から九州では普通種だが、
北海道にはおらず、
南西諸島では沖縄本島北部までに知られる。

国外ではインド、台湾、中国、朝鮮に分布する。

日本のジョロウグモ属のクモとしては、
南西諸島以南にさらに大きなオオジョロウグモ
(英語版) (Nephila pilipes) が生息する。

かなり多くの地方で、
ジョロウグモと同様に黄色の斑紋を持つ
大型のコガネグモ類(コガネグモ科)も含めて
「ジョロウグモ」と呼んでいるので注意を要する。

次のように違いははっきりしているので、
見分けるのは簡単である。

ジョロウグモ

夏以降に成熟し、秋に産卵する。

網は大きくて下に長い馬蹄形で、白い帯はつけない。

腹部は長い楕円形で、黄色と灰青色の横帯模様。

コガネグモ

初夏から夏にかけて成熟し、卵を産んで死んでしまう。

網は標準的な円網で、
そこにX形に白い帯(隠れ帯)をつける。

腹部は丸みを帯びた五角形に近く、黄色と黒の横帯模様。

なお、コガネグモには数種の近似種がいる。

自転車屋の生き物歳時記  ジョロウグモ