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2020/09/10

二百二十日

9月10日
木曜日

二百二十日

二百二十日(にひゃくはつか)は
雑節のひとつで、
立春を起算日(第1日目)として220日目
(立春の219日後の日)にあたる。

21世紀初頭の現在では
平年なら9月11日、閏年なら9月10日である。

数十年以上のスパンでは、
立春の変動により9月12日の年もある。

八朔(旧暦8月1日)・二百十日とともに、
天候が悪くなる農家の三大厄日とされてきた。

統計的には、
台風は
二百十日から9月下旬にかけて襲来することが多く、
二百十日よりも二百二十日の方を警戒する必要がある。

二百二十日

2020/09/09

自転車屋の生き物歳時記 イチモンジセセリ

9月9日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

イチモンジセセリ

例年
ウチの近隣では
お盆過ぎぐらいには見かける
イチモンジセセリ

今年はやはり暑すぎるのか
今週になって
チラホラ見かけるようになった。

イチモンジセセリ(一文字挵、Parnara guttata)は
チョウ目(鱗翅目)セセリチョウ科に属する
チョウの1種。

特徴として
後翅裏の銀紋が一文字状に並んでいるため
この名前がある。

前翅長は約20mm。

全身が茶色一色で、後翅裏に4つの銀紋が並び、
和名の由来となっている。

本種を含め
これら茶色のセセリチョウのグループは
似かよっており、
同定する際には後翅裏の模様で見ることが多い。

人家周辺から里山にかけて見られ、
羽音を立てて敏速に飛ぶ。

花・湿地・汚物・腐果などいろいろなものに集まる。

近縁種に
チャバネセセリ・オオチャバネセセリがいる。

中足にトゲがない点から
オオチャバネにより近いとされる。

幼虫の食草は、
イネやススキ等のイネ科やカヤツリグサ科の植物である。

そのためイネの害虫とされ、
イネツキムシ、イネツトムシなどと呼ばれている。

イネとのつながりは
前2種より本種のほうがもっとも近いとされる。

成虫は年3~5回(寒冷地2回)、
6~8月頃に発生し南下、10月ごろまでいる。

幼虫または蛹で越冬する。

静岡県西部の一部地域では、
「チンメ」と呼ばれている。

日本全土に分布するが北海道ではあまり個体数がない。

土着しているのは関東以南と思われる。

国外では
ヒマラヤ・インドシナ半島・中国大陸中北部
・台湾・朝鮮半島。

自転車屋の生き物歳時記  イチモンジセセリ

2020/09/09

重陽の節句

9月9日
水曜日

重陽の節句・菊の節句

陽の数である
奇数の極である9が2つ重なることから重陽と呼ばれ、
たいへんめでたい日とされる。

菊の花を飾ったり酒を飲んだりして祝った。

日本以外の
多くの国では現在も旧暦9月9日。

重陽(ちょうよう)は、
五節句の一つで、9月9日のこと。

旧暦では菊が咲く季節であることから
菊の節句とも呼ばれる。

陰陽思想では奇数は陽の数であり、
陽数の極である9が重なる日であることから
「重陽」と呼ばれる。

奇数の重なる月日は
陽の気が強すぎるため不吉とされ、
それを払う行事として節句が行なわれていたが、
九は一桁の数のうち最大の「陽」であり、
特に負担の大きい節句と考えられていた。

後、
陽の重なりを吉祥とする考えに転じ、
祝い事となったものである。

邪気を払い長寿を願って、
菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた
酒を酌み交わして祝ったりしていた。

また前夜、
菊に綿をおいて、露を染ませ、
身体をぬぐうなどの習慣があった。

現在では、他の節句と比べてあまり実施されていない。

重陽の節句