2021/02/01
自転車屋の生き物歳時記 ジョウビタキ♂
2月1日
月曜日
自転車屋の生き物歳時記
ジョウビタキ(♂)
昨日のトレッキング
烏原貯水池の周辺で
お腹がオレンジ色の
ジョウビタキの♂を見かけました。
ジョウビタキ
(尉鶲、常鶲、学名:Phoenicurus auroreus)は、
スズメ目・ツグミ科に分類される小鳥。
日本では冬によく見られる渡り鳥である。
チベットから中国東北部、沿海州、
バイカル湖周辺で繁殖し、
非繁殖期は日本、中国南部、
インドシナ半島北部への渡りをおこない越冬する。
日本では冬鳥として全国に渡来する。
韓国では留鳥。
体長は13.5-15.5 cm、体重13-20 g。
スズメよりわずかに小さい。
オスは頭上が白く、目の周りが黒いのが特徴である。
メスは頭が淡褐色でオスとは簡単に見分けられる。
胸から腹、尾にかけてはオスメスとも橙色をしている。
翼は黒褐色だが中ほどに白くて細長い斑点があり、ここで近縁種と区別することができる。
分類説によって、
ヒタキ科もしくはツグミ科に分類される。
ヒタキ類のように樹上から飛び立ち
羽虫を空中捕獲で捕食する他、
ツグミ類のように地上に降りることも多い。
平地からの低山の明るく開けた林の中に生息する。
冬の日本では人里や都市部の公園などでもよく見られ、
身近な冬鳥の一つである。
非繁殖期はオスメスともに単独生活を行い、
縄張りを作って同種を排斥する習性があり、
異性個体や鏡に映った自分の姿にも
攻撃を加えるほどである。
おじぎのような姿勢で
鳴き声をあげて縄張り争いをする。
しかし人間に対する警戒心はわりと薄く、
3-4 mくらいの所に降り立つこともある。
昆虫類やクモ類などを捕食するが、
冬にはピラカンサなどの木の実もよく食べ、
ヒサカキなど実をつけた木によく止まっている。
樹洞、崖のくぼみなどに
枯葉や苔を使って皿状の巣を作る。
5-7個の卵を産み、主に雌が抱卵する。
国内での繁殖は全て
建物の隙間など人工構造物での営巣である。
地鳴きは
自転車のブレーキ音を短くしたような声で、
「ヒッ」や「キッ」と聞こえる甲高い声と
軽い打撃音のような「カッ」という声を組み合わせた
特徴的なものである。
「ヒッ」の声はかなり遠くまで届く。
早朝にも鳴くことが多く、
2度「キッ、キッ」、
続いて打撃音の「カッ、カッ」がくる。
この打撃音が、火を焚くときの
火打石を打ち合わせる音に似ていることから、
「火焚き(ヒタキ)」の名が付いたとされる。
和名のジョウ(尉)は銀髪を意味する。
2021/02/01
自転車屋の生き物歳時記 キセキレイ
2月1日
月曜日
自転車屋の生き物歳時記
キセキレイ
昨日の石井ダムトレッキングで
ダム下流の河原で
この鳥を見かけました。
キセキレイ(黄鶺鴒、学名:Motacilla cinerea)は、
スズメ目セキレイ科に分類される鳥類の一種。
主に渓流などの水辺に棲息する。
体長20cmほどで、
ハクセキレイと同じか若干細めである。
頭から肩、背にかけてが灰色、
上腹部が白色、下腹部が黄色で、
他種と容易に見分けられる。
夏季は渓流沿いなどに好んで棲み、
セグロセキレイ、ハクセキレイとは
概ね棲み分けている。
積雪地に棲む個体は冬になると暖地へ移動する。
冬季には市街地の水辺でも観察される。
冬季は単独で、夏季は番いで縄張り分散する。
雄は特に縄張り意識が強く、
同種およびセグロセキレイ、ハクセキレイと
追いかけ回して縄張り争いをする様子もよく観察される。
夜間は近隣の森などに塒を取る。
ハクセキレイに比べると人間に対する警戒心が強い。
食性は動物食で、
日中は水辺を歩きながら水中や岩陰などに棲む
昆虫類やクモ類などを捕えて食べる。
また飛んでいる昆虫を捕まえる
フライング・キャッチをする様子も観察される。
崖のくぼみ、枝の茂み、人家の軒下などに、
枯れ草や植物の根を使った皿状の巣を持ち、
1腹4-6個の卵を産む。
抱卵期間は12-14日で、主に雌が抱卵する。
雛は11-13日で巣立ちし、
その後数日で親から独立する。
ハクセキレイやセグロセキレイなどの
他のセキレイ類と同様、
いつも尾羽を上下に振っているのが特徴的である。
地鳴きは「チチン、チチン」で、
ハクセキレイに似るがやや高め。
飛翔時に鳴く。
また、
縄張宣伝のためか見晴らしの良い1箇所に
30分以上とどまってさえずることがある。
この場合数種
(おそらくは3~4程度)の音素を組み合わせて、
長さにして3秒ほどの複雑な鳴き方をする。
同一個体でも時々によって鳴き方が異なる。
ユーラシアおよびアフリカ中部から南部に分布する。
日本では
主に九州以北に分布し、留鳥または漂鳥である。
2021/01/30
自転車屋の生き物歳時記 ヒヨドリ
1月30日
土曜日
自転車屋の生き物歳時記
ヒヨドリ
先日
ウチの前の街路樹に
ヒヨドリが留まっていた。
まだ真冬で
エサもないし
巣作りの季節でもないが
ヒヨドリは
いつも
前の街路樹で巣作りをするので
ここで産まれ育って
巣立って行った奴が調査に来たのか⁉️
ヒヨドリ(鵯、白頭鳥、Hypsipetes amaurotis)は、
スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属に分類される鳥類の1種。
日本、サハリン、朝鮮半島南部、台湾、
中国南部、フィリピンの北部(ルソン島)に分布する。
日本国内では
留鳥または漂鳥としてごく普通に見られるが、
他の地域での生息数は少ない。
全長は約27.5 cm (27–29 cm)。
翼開長は約40 cm。
尾は長めで(尾長10.9-12.5 cm)
ムクドリやツグミより体型はほっそりしている。
くちばしは黒くて先がとがる。
雌雄同色。
頭部から胴体は灰色の羽毛に覆われるが、
頬に褐色の部分があり、よく目立つ。
また、
頭頂部の羽毛は周囲よりやや長く、冠羽となっている。
翼や尾羽は灰褐色をしている。
南に生息する種は、
北に生息する種より体色が濃い(グロージャーの法則)。
里山や公園など
ある程度樹木のある環境に多く生息し、
都市部でも見られる。
ツグミやムクドリよりも体を直立させてとまり、
おもに樹上で活動するが、
地上に降りることもある。
飛ぶときは数回羽ばたくと
翼をたたんで滑空するパターンを繰り返して飛ぶため、
飛ぶ軌道は波型になる。
鳴き声は「ヒーヨ! ヒーヨ!」などと甲高く聞こえ、
和名はこの鳴き声に由来するという説がある。
また、朝方には
「ピッピッピピピ」とリズムよく鳴くこともある。
日本では周年見られるが、
春および秋には渡りが各地で確認される。
秋には国内暖地へ移動する個体も多く、
10-11月には渡りが日本各地で観察され、
房総半島南端、伊良湖岬のほか、
関門海峡では1,000羽を越えて渡る群れも観察される。
果実や花の蜜を食べる。
繁殖期には果実に加え昆虫類も多く捕食する一方、
非繁殖期の餌は果実
(センダンやイイギリ、カキ、ヘクソカズラなど)
がほとんどである。
ツバキなどの花の蜜を好む。
早春にはツバキの木の近くにずっと陣取って、
花の蜜を求めて飛来する
メジロなどを追い払う姿をよく見かける。
5-9月にかけて繁殖する。
繁殖期間が比較的長いことについては、
捕食されるなど繁殖の失敗による
再繁殖が多いことが一つとして考えられる。
木の枝上に
外径 12–20 cm の体の大きさに比べると
小型の巣を作る。
高さ1-5mに営巣し、巣は椀形で、
小枝、枯れつる、イネ科の茎、細根、
市街地ではビニールの紐などを使って作られ、
産座には松葉やシュロの繊維、
ササの葉などが粗雑に敷かれる。
1回の繁殖で4個(3-5個)の卵を産み、
卵の大きさは
約2.95 cm × 2.05 cm(2.75-3.3 cm × 2.0-2.1 cm) で、
淡いバラ色に赤褐色の斑がある。
おもに雌のみによって12-14日間抱卵され、
孵化した雛は雌雄により育てられる。
雛は10-11日で巣立つが、
多くは巣立って数日のあまり飛べないため
巣の近くにおり、
またその後1-2か月のあいだ親鳥とともに行動する。