2021/04/09
自転車屋の生き物歳時記 アオスジアゲハ
4月9日
金曜日
自転車屋の生き物歳時記
アオスジアゲハ
昨日
今年初のアオスジアゲハを見た。
オイラの一番好きなチョウですわ。
アオスジアゲハ
(青条揚羽、学名: Graphium sarpedon)は、
アゲハチョウ科アオスジアゲハ属に
分類されるチョウの一種。
都市周辺でもよく見られ、
公園、街路樹、照葉樹林などに生息する。
クロタイマイともいう。
成虫の前翅長は 30-45mm ほど。
翅は黒色で、前翅と後翅に青緑色の帯が貫いている。
この帯には鱗粉がなく、
鮮やかなパステルカラーに透き通っている。
ごくまれに、
青帯をまったく欠く変異個体が発見されることがある。
翅斑は雌雄ともによく似ているため、
雌雄の同定は生殖器で判断するのがよい。
成虫の出現期は5-10月。
年3-4回発生する。
飛び方は敏捷で飛翔力が高く、
樹木や花のまわりを
めまぐるしく飛び回っていることが多い。
雄は初夏から夏にかけて水辺に吸水集団を形成する。
アゲハチョウ類には珍しく、
静止時には通常、翅を閉じて止まるが、
翅を開いて止まることがないわけではない
幼虫の食草は
クスノキ科植物(クスノキ、タブノキ、シロダモ
、ヤブニッケイなど)の葉である。
蛹はクスノキの葉を似せた形状をしている。
一般のアゲハチョウ類と違い、
幹ではなく葉に蛹を形成する。
越冬態は蛹。
東アジア、東南アジア、
オーストラリア北部の広い範囲に生息し、
15の亜種に分かれる。
日本では
G. s. nipponum (Fruhstorfer, 1903) が
本州以南に分布するが、
南方を起源とするチョウなので、
本州中部以北ではそれほど多くなく、
東北地方南部あたりが北限とされており、
北海道にはいない。
この亜種は日本のほか朝鮮半島にも分布する。