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2020/07/25

自転車屋の生き物歳時記 キムネクマバチ

7月25日
土曜日

自転車屋の生き物歳時記
(いえしま自然体験センター編)

キムネクマバチ

自然体験センター周辺では
スズメバチやアシナガバチは
見かけませんでしたが
クマバチはたくさん見かけました。

クマバチ(熊蜂、学名:Xylocopa)は、
ミツバチ科クマバチ属に属する昆虫の総称。

一般に大型のハナバチであり、
これまで、約500種が記載されている。

方言によっては、
連濁に伴う入り渡り鼻音を挟んで
クマンバチとも呼ばれる。

北海道から九州にかけて広く分布する
クマバチ(別名キムネクマバチ、
Xylocopa appendiculata circumvolans (Smith, 1873))
を指すことが多い。

体長は2cmを超え、ずんぐりした体形で、胸部には細く細かい毛が多い。全身が黒く、翅(昆虫の羽のこと)も黒い中、胸部の毛は黄色いのでよく目立つ[2]。体の大きさの割には小さめな翅を持つ。翅はかすかに黒い。

メスは顔全体が黒く、複眼は切れ長。

額は広く、顎も大きいため、全体に頭が大きい印象。

それに対し、
オスは複眼が丸く大き目で、
やや狭い額に黄白色の毛が密生し、全体に小顔な印象。

本州のクマバチ(キムネクマバチ)は、
おおむね山桜類カスミザクラなどが咲き終わる晩春頃に出現し、
街中でもフジやニセアカシアの花などに活発に訪花するのがよく見られる。

成虫の活動期間は晩春から中秋頃まで。

寿命は1年程度と推定され、
その年生まれの新成虫は越冬して
翌年に繁殖活動に参加すると推定されている。

「ブーン」という大きな音を立てて、安定した飛行をする。

食性は、
他のハナバチ同様、花蜜・花粉食。

初夏から秋にかけてさまざまな花を訪れるが、
頑丈な頸と太い口吻を生かして
花の根元に穴を開けて蜜だけを得る盗蜜もよく行う。

この頑丈な頸は、
後述の穿孔営巣性によって発達したものと考えられ、
このハチの形態的特徴のひとつである。

フジの仲間の花はクマバチに特に好まれるが、
とても固い構造で蜜を守っており、
クマバチの力でこじ開けないと花が正面から開かない。

また、
クマバチが花に止まって蜜を飲もうとすると、
初めて固い花弁が開いて隠れていた花柱と葯が裸出し、
クマバチの胸部や腹部に接する。

このことから、
フジはクマバチを花粉媒介のパートナーとして
特に選んでいると考えられる。

こうした、
クマバチに特に花粉媒介を委ねている花は
クマバチ媒花と呼ばれ、
トケイソウ科のパッションフルーツなどの熱帯果樹や、
マメ科のフジやユクノキなどに見られる。

春先の山道や林道では、
オスが交尾のために縄張り内の
比較的低空をホバリングし、
近づくメスを待つ様子が多数見られる。

また、
オスはメスに限らず
飛翔中の他の昆虫や鳥類など接近してくる
対象のすべてを追跡し、
メスであるか否かを確認する習性がある。

初夏、
メスが太い枯れ枝や木造家屋の垂木などに
細長い巣穴を掘り(穿孔営巣性)、
中に蜜と花粉を集める。

蜜と花粉の団子を幼虫1匹分ずつ丸めて産卵して
間仕切りをするため、
1つの巣穴に1列に複数の個室が並ぶ。

その夏のうちに羽化する子供は
まだ性的に未成熟な亜成虫と呼ばれ、
しばらく巣に残って親から花粉などを貰う。

また、
その際には亜成虫が巣の入口に陣取ることにより、
天敵の侵入が若干だが防がれる。

こうした成虫の姿での母子の同居は
通常の単独性のハナバチには見られない行動であり、
亜社会性と呼ばれる。

これはまた、
ミツバチやマルハナバチなどにみられる
高度な社会性(真社会性)につながる
社会性への中間段階を示すものとも考えられる。

巣の周囲で他の個体への激しい排斥行動は行わないため、同じ枯れ木に複数が集まって営巣することもある。

体が大きく羽音の印象が強烈であるため、
獰猛な種類として扱われることが多いが、
性質はきわめて温厚である。

ひたすら花を求めて飛び回り、
人間にはほとんど関心を示さない。

オスは比較的行動的であるが、
針が無いため、刺すことはない。

毒針を持つのはメスのみであり、
メスは巣があることを知らずに巣に近づいたり、
個体を脅かしたりすると刺すことがあるが、
たとえ刺されても重症に至ることは少ない
(アナフィラキシーショックは別)。

自転車屋の生き物歳時記  キムネクマバチ

2020/07/25

自転車屋の生き物歳時記 シマヘビ

7月25日
土曜日

自転車屋の生き物歳時記
(いえしま自然体験センター編)

シマヘビ

自然体験センターに到着する直前に
側溝から這い上がって木に昇る
2メートルぐらいの
長いシマヘビを目撃しました。

シマヘビ(縞蛇、Elaphe quadrivirgata)は、
爬虫綱有鱗目ナミヘビ科ナメラ属に分類されるヘビ。

無毒。

全長80~200㎝。

日本(北海道、本州、四国、九州、大隅諸島)固有種

通常は
淡黄色の体色に4本の黒い縦縞模様が入るが、
縞がまったくない個体やアゴの辺りが黄色い個体もいる。

種小名のquadrivirgataは、
「4つの縞」の意。

胴体中央部の体鱗は19列。

腹板は目立つ模様はなく、
クリーム色や黄色または淡紅色。

体の細さに比べて鱗は大きく、
皮膚に柔軟性がないため、
あまり大きな餌は飲み込めない。

虹彩は赤く、瞳孔は縦長の楕円形。

幼蛇は体色が淡黄色。

縦縞はないか不鮮明で、赤褐色の横縞が入る。

伊豆諸島祇苗島産の個体は
海鳥の卵や雛しか食べるものがないために大型化し、
2mになる個体もいる。

逆に、
北海道産の個体は小さく、80cmに満たない。

幼蛇は赤褐色で、横縞模様がある。

黒化型(メラニスティック)も存在し、
「カラスヘビ」(烏蛇)と呼ばれる個体は、虹彩も黒い。

わずかではあるが、アルビノ個体もいる。

主に耕地や河川敷に住むほか、草原や森林にも住む。

危険を感じると尾を激しく振るわせ、
地面を叩いて威嚇する。

食性は幅広く、
ネズミ、小鳥、トカゲ、カエル、ヘビなどを捕食する。

特に爬虫類や両生類を好み、共食いもする。

飼育下ではドジョウを食べた記録もある。

アオダイショウとは違い、
あまり木に登らず、地表を素早く動く。

繁殖形態は卵生で、4~5月に交尾し、
7~8月に4~15個産卵する。

繁殖期にはオス同士で絡み付き合い争う、
コンバットダンスと呼ばれる行動が見られる。

メスは出産直後から、しばらくの間は卵を守る。

本種は
アオダイショウやヤマカガシとともに
日本国内の農村でよく見られるヘビであり、
食性はヤマカガシよりも幅広いが、
やはり主にカエル類を主食とするため、
稲作の発達と共にカエルの分布が拡大し、
それに伴い本種の生息範囲も広がった。

木に登ることがほとんどなく、
地表を這い回るために交通事故に遭いやすく、
生息域が道路や塀などで分断されてしまうと
それを越えることができなくなり、
現在では都市の周辺では見かけなくなってきている。

地域や個体によって
かなり色彩変異が見られることから、
ペットとして飼育されることもある。

飼育は比較的容易とされるが、
同大のヘビと比べると広めのケージが必要であること、 昼行性でバスキング(日光浴)を好むこと、
ごくまれにカエル類にしか餌付かない個体がいること (ほとんどの個体はマウスに容易に餌付く)などが注意点とされる。

食用に(比較的)適するとされ、
食糧難の時代には
ごちそうとして扱われたという逸話がある。

性質には個体差はあるものの、
アオダイショウやヤマカガシに比べると
神経質で攻撃的な個体が多いとされる。

また、
無毒ではあるが歯は鋭く、咬まれると痛い。

他のヘビに比べると動きも素早い。

口内から破傷風菌が検出されたとの報告もあるため、
咬まれたら患部を水でよく洗い、
消毒する必要がある。

自転車屋の生き物歳時記  シマヘビ

2020/07/24

いえしま自然体験センターキャンプ二日目

7月24日
金曜日
オリンピック開会の日

いえしま自然体験センター
キャンプ 二日目

午前11時頃までは
薄曇り程度で
釣りをしたり泳いだりして
雨も降らずに過ごす事が出来ましたが

そのあとは雨も風も強く
かなりの大荒れでした。

帰りの船に乗る頃には
風は治まり
雨も普通の雨だったので助かりました。

いえしま自然体験センターキャンプ二日目