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2020/10/21

自転車屋の生き物歳時記 オンブバッタ

10月21日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

オンブバッタ

昨日
ウチの店先で
オンブバッタを見かけた。

大きめだったので
たぶんメスだろう。

最近は
草むら等に行ったりもしないので
バッタも見かける事がなかなかないな。

オンブバッタ(負飛蝗)Atractomorpha lata は、
バッタ目(直翅目)・オンブバッタ科に
分類されるバッタの一種。

和名通り、メスの上にオスが乗っている姿が知られる。

成虫の体長は
オス25mm、メス42mm前後で、
バッタとしては小型の部類に入る。

メスの方が大きく、体つきもずんぐりしている。

頭部は
ショウリョウバッタのように前方に尖り、
先端付近に触角と複眼が並んでつく。

体の断面は三角形に近く、
複眼・前胸部・後脚腿節にかけての
白い線で背面と腹面が分かれる。

成虫の翅は前後とも先端が尖る。

また、前翅の陰に隠れた後翅は透明だが、
基部が黄色みを帯びる。

翅は長いが飛ぶことはなく、
後脚での跳躍や歩行によって移動する。

飛翔可能な長翅型が現れることもあり、
灯火に良く集まっている。

体色は緑色と淡褐色の二通りがあるが、
淡褐色系ではたまにピンク色に近い個体も見かけられる。

体表は側面の白線以外ほぼ同一色で、
特に目立つ模様はない。

日本全土・朝鮮半島・中国・台湾まで、
離島を含む東アジアに広く分布する。

九州以北では、
翅がない幼虫が5月頃から出現し、
成虫へは8月-11月頃に成長する。

バッタ類の多くは
日当たりのよい草原に生息し、
イネ科やカヤツリグサ科の植物を食べるが、
オンブバッタは
クズ、カナムグラ、カラムシなど葉の広い植物を食べる。

このため草原に加えて
これらの植物が多い半日陰の林縁も生息域となり、
同様の食性をもつ
ツチイナゴと同所的に見られることも多い。

また他のバッタ類が全くいないような都市部でも、
緑地帯、空き地、庭園、花壇、家庭菜園などに生息する。

このような環境では
花卉や野菜の葉を食べて害を与えることもある。

園芸植物では
特にキク科、シソ科、ヒユ科、タデ科、
ナス科、ヒルガオ科が良く狙われる。

何故かマメ科植物の優先度は下がる
(全く食べなくなるわけではない)。

オンブバッタの成虫では、
メスの背中にオスが乗る姿がよく観察される。

この状態は
バッタ類の交尾の際に観察されるが、
他のバッタ類が速やかに離れるのに対し、
オンブバッタは交尾時以外でも
オスがメスの背中に乗り続けるため、
「おんぶ」状態がよく観察される。

単独行動中のオスが
メスを奪おうとしておんぶしているオスと
喧嘩になることもある。

自転車屋の生き物歳時記  オンブバッタ

2020/10/21

あかりの日

10月21日
水曜日

あかりの日

1879年(明治12年)10月21日

トーマス・エジソンが
京都産の竹の繊維を炭化させた
フィラメントを用いて
白熱電球を完成させたことにちなんで、
日本電気協会・日本電球工業会など
4団体が1981年(昭和56年)に制定。

あかりのありがたみを認識する日。

あかりの日

2020/10/20

自転車屋の生き物歳時記 アオサギ

10月20日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

アオサギ

今朝
兵庫運河で捨て石に止まっている
アオサギを見た。
休憩しながら獲物を探してるのかな。

アオサギ(青鷺、蒼鷺[7]、Ardea cinerea) は、
鳥綱ペリカン目サギ科アオサギ属に分類される鳥類。

ヨーロッパから
アジア・アフリカ大陸にかけて分布する。

寒冷地に分布する個体群は、
冬季になると南へ移動する。

日本では
亜種アオサギが夏季に北海道で繁殖のため飛来し
(夏鳥)、冬季に九州以南に越冬のため飛来し(冬鳥)、本州・四国では周年生息する(留鳥)。

全長88 - 98センチメートル。

翼長42 - 48センチメートル。

翼開長150 - 170センチメートル。

体重1.2 - 1.8キログラム。

メスよりもオスの方が、やや大型になる。

頭部は白く、後頭に黒い羽毛が伸長(冠羽)する。

眼上部から後頭の冠羽に繋がるように
眉状の黒い筋模様(眉斑)が入る。

体上面は青灰色。

種小名cinereaは「灰色の」の意で、
英名(grey)と同義。

背に灰色の羽毛が伸長する(飾羽)。

下面は白い羽毛で被われ、
胸部の羽毛は伸長(飾羽)する。

前頸から胸部にかけて、破線状の黒い縦縞が入る。

側胸や腹部は黒い。

雨覆の色彩は灰色で、
初列雨覆や風切羽上面の色彩は黒い。

人間でいう手首(翼角)の周辺には
2つの白い斑紋が入る。

虹彩は黄色。

嘴は黄色。

後肢は暗褐色。

若鳥は後頭に冠羽がなく、背が褐色みをおびる。

繁殖期になると、嘴や後肢の色彩が赤みをおびる。

メスはオスと比較すると、
冠羽や飾羽があまり発達しない。

河川や湖沼・湿原・干潟・水田などに生息する。

非繁殖期には単独で生活するが、
本種のみで数羽が同じねぐらに集まったり
コサギなどのねぐらに混ざることもある。

翼を下げながら広げた姿勢で、
日光浴を行うこともある。

魚類、両生類、爬虫類、昆虫などを食べる。

鳥類の雛、小型哺乳類を食べることもある。

水辺で待ち伏せたり、
水辺や浅瀬を徘徊しながら獲物を探す。

小型の魚類は嘴で挟んで捕えるが、
コイなどの大型の魚類は
側面から嘴で突き刺して捕えることもある。

獲物を発見すると、素早く頸部を伸ばし捕食する。

繁殖様式は卵生。

松林などに、集団繁殖地(コロニー)を形成する。

主に本種のみのコロニーを形成するが、
同科他種のコロニーに混ざることもある。

主にオスが巣材を集め、メスが営巣する。

ヨシなどの草本の茎や木の枝を組み合わせた、
皿状の巣を樹上に作る。

4 - 5月に、3 - 5個の卵を産む。

同じ巣を修理し、何年にもわたり使用しつづける。

雌雄で抱卵・育雛を行い、抱卵期間は23 - 28日。

雛は孵化してから、50 - 55日で巣立つ。

生後2年で成熟する。

自転車屋の生き物歳時記  アオサギ