2021/08/18
日本武尊(やまとたけるのみこと)
8月18日
水曜日
日本武尊(ヤマトタケル)
110年8月18日
(景行天皇40年7月16日)
景行天皇が日本武尊に東夷討伐を命じる。
ヤマトタケル(生年不詳 - 景行天皇43年)は、
記紀などに伝わる古代日本の皇族(王族)。
『日本書紀』では主に
「日本武尊(やまとたけるのみこと)」、
『古事記』では主に
「倭建命(やまとたけるのみこと)」と表記される。
現在では、
漢字表記の場合に一般には
「日本武尊」の用字が通用される。
第12代景行天皇皇子で、
第14代仲哀天皇の父にあたる。
熊襲征討・東国征討を行ったとされる
日本古代史上の伝説的英雄である。
『古事記』では、
倭建命の曾孫(ひまご)の迦具漏比売命が
景行天皇の妃となって
大江王(彦人大兄)をもうけるとするなど矛盾があり、
このことから景行天皇とヤマトタケルの
親子関係に否定的な説がある。
また、
各地へ征討に出る雄略天皇などと
似た事績があることから、
4世紀から7世紀ごろの
数人のヤマトの英雄を統合した
架空の人物という説もある。
2021/08/17
清水寺が建立
8月17日
火曜日
清水寺が建立
798年8月17日
(延暦17年7月2日)
坂上田村麻呂が清水寺を建立。
清水寺(きよみずでら)は、
京都市東山区清水にある北法相宗の大本山。
山号は音羽山。
正式には音羽山清水寺
(おんわさんきよみずでら)と号する。
本尊は十一面千手観世音菩薩。
もとは法相宗に属していたが、
現在は独立して北法相宗を名乗る。
西国三十三所第16番札所。
宝亀9年(778年)に、
大和国の興福寺の僧で当時
子島寺(奈良県高市郡高取町に現存)で修行していた
賢心(後に延鎮と改名)は、
夢のお告げで北へ向かい、
山城国愛宕郡八坂郷の東山、
今の清水寺の地である音羽山に至った。
金色の水流を見出した賢心が
その源をたどっていくと、
そこにはこの山に篭って滝行を行い、
千手観音を念じ続けている
行叡居士(ぎょうえいこじ)という白衣の修行者がいた。
年齢200歳になるという
行叡居士は賢心に
「私はあなたが来るのを長年待っていた。
自分はこれから東国へ旅立つので、後を頼む」
といい残して去っていった。
行叡は観音の化身であったと悟った賢心は、
行叡が残していった霊木に千手観音像を刻み、
行叡の旧庵に安置した。
これが清水寺の始まりであるという。
2年後の宝亀11年(780年)
鹿を捕えようとして音羽山に入り込んだ
坂上田村麻呂(758年 - 811年)は、
修行中の賢心に出会った。
田村麻呂は妻の高子の病気平癒の為、
薬になる鹿の生き血を求めてこの山に来たのであるが、
延鎮より殺生の罪を説かれ、
観音に帰依して観音像を祀るために
自邸を本堂として寄進したという。
後に征夷大将軍となり、
東国の蝦夷平定を命じられた田村麻呂は、
自身が建立した清水寺に平定参拝をしたという。
その後、
若武者と老僧(観音の使者である
毘沙門天と地蔵菩薩の化身)の加勢を得て戦いに勝利し、無事に都に帰ることができた。
延暦17年(798年)
田村麻呂は延鎮(御賢心改め)と協力して
本堂を大規模に改築し、
観音像の脇侍として毘沙門天と地蔵菩薩の像を造り、
共に祀ったという。
以上の縁起により、
清水寺では
行叡を元祖、
延鎮を開山、
田村麻呂を本願と位置づけている。
2021/08/16
食べられる野草シリーズ オオバコ
8月16日
月曜日
食べられる野草シリーズ
オオバコ
オオバコ(大葉子、車前草、
学名:Plantago asiatica)とは
オオバコ科オオバコ属の多年草。
高地から平地まで、
道端などによく生える野草で、
地面から葉を放射状に出して、
真ん中から花穂をつけた茎が数本立つ。
葉は薬草として利用され、漢方薬でも使われている。
中国では
車前草(しゃぜんそう)ともいう。
スモトリグサ(相撲取り草)の別名もある。
葉や種子は咳止めなど薬用になり、
若い芽は食用になる。
また子供たちの遊びでは、
花柄を根本から取り、2つ折りにして、
2人が互いに引っかけあって引っ張り合い、
どちらが切れないかを競うオオバコ相撲が知られ、
スモトリグサ(相撲取り草)の別名もある。
若葉は茹でて、水にさらすと食用になる。
外皮からとれる食物繊維は、
カロリーが低く満腹感を感じさせるもので、
ダイエッターの食材になり、
ダイエット食品の材料としても使われている。
オオバコの成熟種子を車前子(しゃぜんし)、
花期の全草を天日で乾燥したものを車前草といい、
日本薬局方に収録された生薬である。
また、
葉だけを乾燥させたものを車前葉
(しゃぜんよう)という。
成分として、花期の茎と葉に、
配糖体のアウクビン、ウルソール酸を含み、
種子にコハク酸、アデニン、コリン、脂肪酸を含む。
種子、全草とも煎じて用いられ、
服用すると咳止め、たんきり、下痢止め、消炎、
むくみの利尿に効用があるとされる。
また、葉も種子も熱を冷ます効用がある。
漢方では、
車前子は牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、
竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)などの
漢方薬に配合される。
車前葉は
漢方薬として慢性気管支炎や高血圧症に使われる。
民間療法では、
膿が出るような腫れ物には、
葉を火であぶってよく揉んでから、
患部に貼り付けると治るといわれる。
また、
夏場に全草を採取して天日干しし、
煎じて茶代わりに飲むと、
消炎、利尿、下痢止め、胃腸病によいと言われている。