2022/08/22
自転車屋の生き物歳時記 オオスズメバチ
8月22日
月曜日
自転車屋の生き物歳時記
オオスズメバチ
今朝
店先でひときわ大きいスズメバチを見かけた。
オオスズメバチやな❗
幼虫のエサを探しているのか
巣作りの場所を偵察しているのか⁉️
オオスズメバチ
(大雀蜂、学名:Vespa mandarinia)は、
ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科
スズメバチ属昆虫の一種である。
オオスズメバチは、
日本全国および、インドから東南アジア、
東アジアにかけて広く分布する。
日本では北海道から九州に分布しており、
南限は屋久島、種子島近辺である。
2019年には
アメリカ合衆国ワシントン州でも確認された。
さらに
2020年10月には
同州で同国初の営巣が確認された。
体長は
女王バチが40 - 55 mm、働きバチが27 - 40 mm、
雄バチが 27 - 45 mm。
頭部はオレンジ色、胸部は黒色、
腹部は黄色と黒色の縞模様で、羽は茶色。
雄バチは毒針(産卵管)を持たない。
以前は
標準和名としてオオスズメバチのほか、
単にスズメバチを用いることも多かった。
木の根元などの土中、樹洞、人家の床下、
屋根裏などの閉鎖空間に巣を作る。
巣は、枯れ木などから集めた繊維を
唾液のタンパク質で和紙のように固めて
六角形の管を作り、
この管が多数集まった巣盤を数段連ねる。
日本に生息するハチ類の中のみならず、
全ての陸海空の有毒生物中トップクラスの毒を持ち、
かつ攻撃性も高い危険な種である。
オオスズメバチの日本亜種が持っている
毒の半数致死量 (LD50) は4.1mg/kgである。
毒液中にはアルコールの一種からなる
警報フェロモンが含まれており、
巣の危機を仲間に伝える役割も果たしている。
また、本種は毒針のほか、
強力な大顎で噛み付くことで捕食対象を攻撃する。
飛行能力も高く、時速約40 kmで飛翔し、
狩りをする時は
1日で約100 kmもの距離を移動できる持久力も持つ。
夏季に幼虫に与えられる餌は幅広く、
カナブンなどの小、中型甲虫類、
他種のハチ、カメムシ、セミなどの半翅目、
ガやチョウなどの鱗翅目、
あるいはスズメガやカミキリムシの幼虫など
大型のイモムシが頻繁に捕食される。
これらの昆虫が減少する上、
大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならない
秋口には本種の攻撃性は特に高まり、
返り討ちに遭う危険もある
カマキリ等の大型肉食昆虫を襲ったり、
セイヨウミツバチやキイロスズメバチ、
モンスズメバチ、ニホンミツバチなど、
巨大なコロニーを形成する社会性の蜂の巣を襲撃して
需要を満たすこともある。
襲撃は、
スズメバチ類としては例外的に集団で行われる。
巣の働き蜂を全滅あるいは逃走させた後には、
殺した働き蜂も幼虫の餌とするが、
大量の死骸は処理しきる前に腐敗が始まり
餌に適さなくなるため、
主に占領した巣の中で時間をかけて
大量の生きた蛹や幼虫、
筋肉に富む成虫の胸部などを噛み砕き
ペースト状にした後、肉団子状にして運び出す。
より大型の巣を作り、
多数の働き蜂を擁するキイロスズメバチや
モンスズメバチの巣を襲撃する場合、
オオスズメバチ側にも
大きな被害が出る場合が多いものの、
巣の占領に成功すれば
その損害を補填できるだけの幼虫やさなぎ、
成虫の死骸を収穫できる。
しかし、
チャイロスズメバチの巣を襲撃する場合には、
チャイロスズメバチは他のスズメバチ類に比べて
強靭な外骨格をもつため、
大顎や毒針による攻撃が必ずしも有効に機能せず、
撃退されることもある。
また、クヌギなどの樹液に集まり樹液を採取する。
本種の天敵には
キイロスズメバチやクロスズメバチ類と同様、
ヒトのほかに哺乳類のクマや
野鳥のハチクマなどが挙げられる。
捕食関係ではないが、
夏場の樹液に集まる際に、
小型のカナブンやコクワガタなどの小型の甲虫類には
強気で対応する一方、
カブトムシや大型のクワガタムシなどの
大型の甲虫に対しては
強力な顎と針をもつ本種でも抵抗できず、
餌場を独占される場合が多い。
特にカブトムシが全盛となる
7~8月頃にこの風景はよく見受けられるため、
この時期の本種はカブトムシなどが活動しない 昼間や朝方を狙って樹液に来ることが多くなる。
また、
大型甲虫以外にも本種を追い立てる昆虫に、
オオムラサキがある。
同種のオスの気性は激しく、
樹液を争う際に羽を広げて
本種を追い立てることが知られている。
本種に寄生する昆虫には、
腹部に寄生するネジレバネの一種が挙げられる。
極めて強力な毒と高い攻撃性は
人間にとっても非常に危険なものであり、
毎年同種に刺されたことによる死傷事案が
(特に攻撃的になる秋口に)発生しており、
代表的な害虫の一つとして扱われる。
2022/08/21
旧 鎌倉幕府成立
8月21日
日曜日
源頼朝が征夷大将軍に就任
(旧 鎌倉幕府成立)
1192年8月21日
(建久3年7月12日)
源頼朝が征夷大将軍に就任する。
源 頼朝(みなもと の よりとも)は、
平安時代末期から鎌倉時代初期の武将、政治家。
鎌倉幕府の初代征夷大将軍。
鎌倉幕府(かまくらばくふ)は、
鎌倉時代の日本の武家政権。
同幕府が存在した約150年間を
「鎌倉時代」と呼ぶ。
21世紀に入って学校教育の場で、
鎌倉幕府の成立年が建久3年(1192年)から
文治元年(1185年)に変更されるようになり、
報道の中にはあたかも
「新説」が採用されたかのように
報じられているものがあるが、
第二次世界大戦前に通説扱いされていたのは
文治元年(1185年)説であり、
『大日本史料』や『史料綜覧』も同年以降が
「鎌倉幕府の成立=鎌倉時代の始まり」とみなされ、
『平安遺文』と『鎌倉遺文』の区切りも
同年が採用されている。
その一方で、
文治の勅許が守護・地頭の任命を
許可したものとする見方を否定する研究者もおり、
その立場からは同勅許を前提とした
文治元年(1185年)説は成立しないとされている。
同様に他の説に関しても異論が出されている
(日本国総守護地頭の実在性など)。
歴史学者の川合康は、
鎌倉幕府は東国における反乱軍勢力から、
朝廷に承認されて
平家一門や同族との内乱に勝利して
日本全国に勢力を広げ、
やがて鎌倉殿を頂点とした
独自の権力機構を確立するまで
少なくても3段階の過程を経て成立したもので、
それを特定の1つの時点を切り取って
「鎌倉幕府の成立」としてを論じることは
困難であると指摘している。
これらの議論を踏まえ、
帝国書院などの検定教科書においては、
鎌倉幕府の成立は段階を踏んで整えられ、
成立年についても
「名実ともに『完成した』」という表記を採用している。
2022/08/20
蚊の日
8月20日
土曜日
蚊の日
1897年8月20日
ロナルド・ロスが
ハマダラカの胃から
マラリア原虫を発見したことにちなむ。
ロナルド・ロス
(Ronald Ross, 1857年5月13日
~1932年9月16日)は、
イギリスの医学者・内科医。
インド、アルモーラー生まれ。
インド医務官の職にあった1881年 - 1899年の間、
インドにてマラリアの研究を行い、
1902年には、
リヴァプール大学にて熱帯医学の教授に就任。
1926年には
ロンドンのロス熱帯病研究所及び病院の責任者になった。
1898年、
彼はマラリア原虫がハマダラカの胃にいることを実証し、西アメリカで、
これが感染の原因であることを証明した。
彼はこれにより、
1902年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
1901年王立協会フェローに選出、
1909年ロイヤル・メダル受賞。
1911年にナイトに叙勲された。
彼はまた、詩や小説、数学の研究を出版した。
このところ
あまりにも暑過ぎて
蚊も飛んでないですな😅