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2022/06/09

自転車屋の生き物歳時記 ラミーカミキリ

6月9日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記

ラミーカミキリ

こいつはリアルには
1回ぐらいしか見た事がないんですが
背中の模様が秀逸ですね!

ガチャピンが
燕尾服を着たようにしか
見えませんよ。

ラミーカミキリ(Ramie髪切、学名:Paraglenea fortunei)は、
コウチュウ目(鞘翅目)・カミキリムシ科に分類される甲虫の一種。

初夏にカラムシなどに集まる
小型のカミキリムシで、
日本では西日本の各地で見られる。

名前は本種の食草のひとつである
ラミー(Boehmeria nivea var. candicans Wedd.:カラムシの変種の一つ)から。

成虫の体長は10-20mmほど。

小型のカミキリムシだが、
体は鮮やかな黒と緑白色に色分けされる。

ただし緑白色部分は
個体や標本の状態などによって
青白色や黄白色にも見える。

背中側から見ると
前胸の背中側は緑白色で2つの円い黒点があり、
ジャイアントパンダの顔のように見える。

前翅は黒いが後半部に
これも緑白色の太い横帯模様がある。

前翅のつけ根にも小さな白い斑点が出るが、
この斑点の大きさには個体差があり、
ほとんど目立たない個体もいる。

触角は体長とほぼ同じ長さである。

成虫は5月-8月頃に発生し、
イラクサ科のカラムシ、ヤブマオ、
アオイ科のムクゲなどを食草とする。

昼間に活動し、
食草の茎や葉をかじって食べたり、
周囲を飛び回ったりする。

ゴマダラカミキリなどに比べると身軽で、
捕えようとすると擬死して地表に落下するか
素早く飛翔して逃げようとする。

幼虫は
食草の茎の中に食いこみ、
茎の髄を食べて成長する。

成長した幼虫は地下茎にまで食いこむ。

秋から冬にかけて食草の根もとを切ると、
30-40mmほどの
白くて細長い幼虫が出てくることがある。

インドシナ半島北部から
中国、台湾、日本まで分布する。

ただし後述するように、
日本のものは
幕末から明治にかけて侵入した
外来種とみられている。

日本国内での分布は
関東地方以西の西日本で、
九州では公園や道端等のカラムシ葉上に
普通に姿が見られ、
また、20世紀末に
東京都の多摩地区でも生息が確認された。

21世紀初頭現在、
東京都八王子市の低山地では
ほぼ全域で完全に定着し、
同地で最も普通にみられる
カミキリムシの一つとなっている。

これは
冬季の平均気温4℃の線以南の地域と
ほぼ一致するとされ、
温暖化にともないその分布域が
北上傾向にあるとも言われる。

日本で最初の記録は、
英国人昆虫学者 H. W. ベイツによる
1873年のもので、
これは1864年から1872年にかけて
茶葉貿易の仕事で滞日していた
英国人昆虫研究者 G. ルイス(George Lewis)が
長崎で採集したもので、
繊維を採るために導入された
ラミーと共に移入されたものだと考えられている。

自転車屋の生き物歳時記  ラミーカミキリ

2022/06/09

ロックの日

6月9日
木曜日

ロックの日

ロックの「ロ(6)ック(9)」の語呂合わせ。

鍵のロックもあり

お酒のロックもあり

ロックンロールのロックでもあり

ロケンロール❗

このお爺さん
今は故人になられましたが

実は
姫路の出身で兵庫県人なんですわ😅

ロックの日

2022/06/08

自転車屋の生き物歳時記 植物編 アジサイ

6月8日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

アジサイ

梅雨の時期に咲く花
みんなが知ってる
アジサイについて

6月から7月にかけて開花し
白、青、紫または赤色の萼(がく)が
大きく発達した装飾花をもつ。

ガクアジサイでは
これが花序の周辺部を縁取るように並び
園芸では「額咲き」と呼ばれる。

ガクアジサイから変化した
花序が球形ですべて装飾花となったアジサイは「手まり咲き」と呼ばれる。

日本、ヨーロッパ、アメリカなどで
観賞用に広く栽培され
多くの品種が作り出されている。

原産地は日本で
ヨーロッパで品種改良されたものは
セイヨウアジサイ と呼ばれる。

なお
本種は有毒植物であるため
園芸や切り花として利用の際には
取り扱いには注意が必要である。

花(萼)の色は
アントシアニンという色素によるもので
アジサイにはその一種の
デルフィニジンが含まれている。

これに補助色素(助色素)と
アルミニウムのイオンが加わると
青色の花となる。

アジサイは
土壌のpH(酸性度)によって
花の色が変わり
一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われている。

これは
アルミニウムが根から吸収されやすい
イオンの形になるかどうかに
pHが影響するためである。

すなわち
土壌が酸性だとアルミニウムが
イオンとなって土中に溶け出し
アジサイに吸収されて
花のアントシアニンと結合し青色を呈する。

逆に土壌が
中性やアルカリ性であれば
アルミニウムは溶け出さず
アジサイに吸収されないため
花は赤色となる。

したがって
花を青色にしたい場合は
酸性の肥料や、アルミニウムを含む
ミョウバンを与えればよい。

同じ株でも
部分によって花の色が違うのは
根から送られてくる
アルミニウムの量に差があるためである。

花色は花(萼)1グラムあたりに含まれる
アルミニウムの量が
およそ40マイクログラム以上の場合に
青色になると見積もられている。

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