2023/05/18
連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ ボタン
5月18日
木曜日
連続テレビ小説「らんまん」
登場植物シリーズ
ボタン
ボタン
(牡丹、学名: Paeonia suffruticosa)は、
ボタン科ボタン属の落葉小低木。
または、ボタン属(Paeonia)の総称。
原産の中国名も牡丹。
別名は「富貴草」「富貴花」「百花王」「花王」「花神」「花中の王」「百花の王」「天香国色」「名取草」
「深見草」「二十日草(廿日草)」「忘れ草」「鎧草」「ぼうたん」「ぼうたんぐさ」など多数。
以前は
キンポウゲ科に分類されていたが、
おしべ・花床の形状の違いから
クロンキスト体系ではシャクヤクとともに
ビワモドキ目に編入され、独立のボタン科とされた。
APG IIIではユキノシタ目とされる。
原産地は中国西北部。
花を観賞するために栽培されている。
落葉の低木で、幹は直立して枝分かれする。
葉は1回3出羽状分裂し、
小葉は卵形から披針形をしており、
葉先は2 - 3裂するか全縁である。
初夏(5月ごろ)に本年枝の上端に、
大型の花を1個つける。
元は薬用として利用されていたが、
盛唐期以降、
牡丹の花が「花の王」として
他のどの花よりも愛好されるようになった。
たとえば、
『松窓雑録』によれば、
玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される。
また、
隋の煬帝や初唐の則天武后が
牡丹を愛でたという故事がある。
ただし郭紹林はこれらの故事を慎重に検討し、
虚構であると結論づけている。
清代以降、
1929年までは中国の国花であったとされることもあるが、清政府が公的に制定した記録はみられない。
1929年、
当時の中華民国政府は国花を梅と定めた。
中華民国政府が台湾に去った後、
公式の国花は定められていなかった。
中華人民共和国政府は
近年、新しく国花を制定する協議を行い、
牡丹、蓮、菊、梅、蘭などの候補が挙げられたが、
決定に至らなかった。
日本への渡来は、単弁花であったが、
現在栽培されているものは重弁もあり、
色や形は複雑である。
樹高は原種で3メートル (m) 、
接木で作られる園芸品種で1 - 1.5 m。
従来は種からの栽培しかできなくて
正に「高嶺の花」であったが、
戦後に芍薬を使用した接ぎ木が考案され、
急速に普及した。
鉢植えや台木苗で市場に出回る。
2023/05/18
18リットル缶の日
5月18日
木曜日
18リットル缶の日
全国18リットル缶工業組合連合会が制定。
「18リットル缶」とは
かつて一斗缶と呼ばれていた物のことで、
戦後の一時期は
「5ガロン缶」と呼ばれるようになり、
後に「18リットル缶」が
正式名称となったことから、
5月18日を記念日とした。
2023/05/17
自転車屋の生き物歳時記 オオスズメバチ
5月17日
水曜日
自転車屋の生き物歳時記
オオスズメバチ
お店の戸を開けていると
オオスズメバチが入って来た。
刺激してはいけないので
じっとしていると
部屋の中を
隅々まで一通り見渡してから出ていった。
意味のある行動に思えたので
巣作りをする場所を探しに来た偵察隊員かな!?
オオスズメバチ
(大雀蜂、学名:Vespa mandarinia)は、
ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科
スズメバチ属昆虫の一種である。
オオスズメバチは、
日本全国および、インドから東南アジア、
東アジアにかけて広く分布する。
日本では北海道から九州に分布しており、
南限は屋久島、種子島近辺である。
2019年には
アメリカ合衆国ワシントン州でも確認された。
さらに2020年10月には
同州で同国初の営巣が確認された。
体長は女王バチが40 - 55 mm、
働きバチが27 - 40 mm、
雄バチが 27 - 45 mm。
頭部はオレンジ色、胸部は黒色、
腹部は黄色と黒色の縞模様で、羽は茶色。
雄バチは毒針(産卵管)を持たない。
木の根元などの土中、樹洞、人家の床下、
屋根裏などの閉鎖空間に巣を作る。
巣は、枯れ木などから集めた繊維を
唾液のタンパク質で和紙のように固めて
六角形の管を作り、
この管が多数集まった巣盤を数段連ねる。
日本に生息するハチ類の中のみならず、
全ての陸海空の有毒生物中トップクラスの毒を持ち、
かつ攻撃性も高い危険な種である。
オオスズメバチの日本亜種が持っている
毒の半数致死量 (LD50) は4.1mg/kgである[10]。
毒液中にはアルコールの一種からなる
警報フェロモンが含まれており、
巣の危機を仲間に伝える役割も果たしている。
また、本種は毒針のほか、
強力な大顎で噛み付くことで捕食対象を攻撃する。
飛行能力も高く、時速約40 kmで飛翔し、
狩りをする時は1日で約100 kmもの距離を
移動できる持久力も持つ。
夏季に幼虫に与えられる餌は幅広く、
カナブンなどの小、中型甲虫類、他種のハチ、カメムシ、セミなどの半翅目、ガやチョウなどの鱗翅目、
あるいはスズメガやカミキリムシの幼虫など
大型のイモムシが頻繁に捕食される。
これらの昆虫が減少する上、
大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならない秋口には本種の攻撃性は特に高まり、
返り討ちに遭う危険もある
カマキリ等の大型肉食昆虫を襲ったり、
セイヨウミツバチやキイロスズメバチ、モンスズメバチ、ニホンミツバチなど、
巨大なコロニーを形成する社会性の蜂の巣を襲撃して
需要を満たすこともある。
襲撃は、スズメバチ類としては例外的に集団で行われる。
巣の働き蜂を全滅あるいは逃走させた後には、
殺した働き蜂も幼虫の餌とするが、
大量の死骸は処理しきる前に腐敗が始まり
餌に適さなくなるため、
主に占領した巣の中で時間をかけて
大量の生きた蛹や幼虫、
筋肉に富む成虫の胸部などを噛み砕き
ペースト状にした後、肉団子状にして運び出す。
より大型の巣を作り、
多数の働き蜂を擁するキイロスズメバチや
モンスズメバチの巣を襲撃する場合、
オオスズメバチ側にも
大きな被害が出る場合が多いものの、
巣の占領に成功すれば
その損害を補填できるだけの幼虫やさなぎ、
成虫の死骸を収穫できる。
しかし、
チャイロスズメバチの巣を襲撃する場合には、
チャイロスズメバチは他のスズメバチ類に比べて
強靭な外骨格をもつため、
大顎や毒針による攻撃が必ずしも有効に機能せず、
撃退されることもある。
また、クヌギなどの樹液に集まり樹液を採取する。
本種の天敵には
キイロスズメバチやクロスズメバチ類と同様、
ヒトのほかに哺乳類のクマや
野鳥のハチクマなどが挙げられる。
捕食関係ではないが、
夏場の樹液に集まる際に、
小型のカナブンやコクワガタなどの小型の甲虫類には
強気で対応する一方、
カブトムシや大型のクワガタムシなどの
大型の甲虫に対しては
強力な顎と針をもつ本種でも抵抗できず、
餌場を独占される場合が多い。
特にカブトムシが全盛となる7-8月頃に
この風景はよく見受けられるため、
この時期の本種はカブトムシなどが活動しない
昼間や朝方を狙って樹液に来ることが多くなる。
しかし、最近の研究で
カブトムシやクワガタムシの脚に噛み付いたりして
餌場から追い出したりする事がわかってきている。
また、大型甲虫以外にも本種を追い立てる昆虫に、
オオムラサキがある。
同種のオスの気性は激しく、
樹液を争う際に羽を広げて
本種を追い立てることが知られている。
本種に寄生する昆虫には、
腹部に寄生するネジレバネの一種が挙げられる。