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2023/06/08

大鳴門橋開通記念日

6月8日
木曜日

大鳴門橋開通記念日

1985年(昭和60年)6月8日

大鳴門橋が開通したことを記念。

大鳴門橋(おおなるときょう)は、
兵庫県の南あわじ市福良丙 (淡路島門崎)と
徳島県の鳴門市鳴門町土佐泊浦(大毛島孫崎)間の
鳴門海峡の最狭部を結ぶ吊り橋。

兵庫県と徳島県が橋で繋がり

本州と四国は
地続きになった訳ですね。

大鳴門橋開通記念日

2023/06/08

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ ノアザミ

6月8日
木曜日

連続テレビ小説「らんまん」
登場植物シリーズ

ノアザミ

ノアザミ(野薊、学名: Cirsium japonicum)は
キク科アザミ属の多年草。

日当たりのよい山野に生えていて、
初夏から夏に花を咲かせるアザミのなかまの一種。

深く切れ込んだ葉の縁にはとげがあり、
花色は赤紫色や淡紅色のほか、白色もある。

和名ノアザミは、
「野アザミ」の意味で、
アザミはこの仲間の植物(アザミ属)の総称である。

アザミの由来については、
一説には触ろうとするとトゲに刺されて「欺かれた」
という意味からついた名とも言われている。

別名を、コアザミともいう。

中国植物名(漢名)は、大薊(たいけい)。

花言葉は、「触れないで」である。

ノアザミの分布域は広く、
日本の本州、四国、九州のほか、
アジア大陸にも変種が分布する。

丘陵近くの野原、山野、草原、道ばた、河川敷に自生し、日当たりのよいところでよく見かける。

多年生の草本。

茎の高さは60 - 100センチメートル (cm) ほどになり、
上部で枝分かれする。

葉はタンポポにも似た形で、
多形で変化があり、羽状に中裂し、
葉縁にある鋸歯の先は硬くて鋭いとげになっている。

茎につく葉は互生し、基部は茎を抱く。

地際にある根生葉は花期まで残っている。

花期は初夏から夏(5 - 8月)で、
アザミ属の中では春咲きの特徴をもつが、
まれに10月まで咲いているものも見られる。

花は、枝の頂に上向きに直立して頭花がつく頭状花序で、すべてが筒状花(管状花)で構成され、
直径は4 - 5 cmある。

花の色は紅紫色がふつうであるが、
淡紫色であったり、まれに白色のものもある。

はじめは筒状花から雄しべが現れて、
昆虫などが花を刺激すると、
接触運動により雄しべから花粉が湧き出てきて、
昆虫に花粉を与える。

雄しべが引っ込むと、続いて雌しべが現れて、
花粉をつけた昆虫の媒介によって受粉する。

頭花の外側にある総苞は緑色の球形で、
総苞片は反り返らず、
直立して先端は鋭いとげになり、
粘液を出して背面はよく粘る。

夏から秋にかけて種を採取し、春に蒔く。

土質は特に選ばず、
排水が良い土壌で日当たりを好む性質がある。

若い茎は山菜として食用になり、
油炒めや煮物に調理されて食べられる。

3 - 4月ころの葉を採って、
葉についているとげは気にせず、
天ぷらにして食べられる。

地中部に20本ほどついている根も食べることができ、
切り取って5分ほど煮てから
きんぴらにして食べることが出来る。

いずれの食べ方でも、香り高い食材として、
おいしく食べられると評されている。

花期に掘り上げた
天日干しした根の乾燥品は生薬になり、
大薊(たいけい)とよばれるが、
小薊(しょうけい)とも称され、
生薬名は混乱している。

茎葉の乾燥品を用いたり、
生の茎葉を用いるときもある。

健胃、利尿、消炎、腫れ物、
催眠に薬効があるとされる。

民間療法で全草10グラムを
水300 - 400 ccで半量になるまで煎じて
服用する用法が知られている。

患部の熱をとって止血する薬草でもあり、
各患部に熱感がある出血によいと言われ、
鼻血、吐血、子宮出血に対して、
1日量5グラムを600 ccの水で煎じて
3回分服する用法が知られる。

また、
皮膚化膿症には生根の汁をそのまま飲んだり、
患部に塗る用法もある。

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ  ノアザミ

2023/06/08

自転車屋の生き物歳時記 植物編 ノビル

6月8日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

ノビル

食用にも薬用にもなる
古事記にも登場する古代から利用されてきた
ノビルについて

ノビル(野蒜、山蒜、学名: Allium macrostemon)は、
ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属の多年草。

日当たりのよい土手や道端に生える野草で、
全体の姿や臭いは小ネギやニラに似ている。

花にムカゴをつけて繁殖し、
葉と地下の球根は食用になり、
古代から食べられていたといわれる。

和名ノビルの語源は、
昔から食用野草として知られることから、
野に生えるヒル(蒜)という意味で、
蒜はネギやニンニク、ニラなど
ネギ属の野菜の古称である。

蒜という呼び名は、
食べるときに辛くて舌がヒリヒリすることにちなむ
といわれている。

中国植物名(漢名)は、小根蒜(しょうこんさん)。

日本の一部地域における地方名として、
ヒル、ヒルナ、タマビル、タマビロ、
ノノヒロ、ノノヒル、ヒロとも呼称される。

花言葉は、「タフなあなたのことが好き」である。

東アジアに広く分布する。

日本では北海道から沖縄までの
山野、土手、道端、畦道や堤防上など、
丈の低い草が生えているところによく自生する。

日当たりの良い草地や、道ばたなど、
人間の生活圏に群生していることが多い。

一説によれば、
古い時代に作物と共に日本へ入ってきた、
いわゆる史前帰化植物ではないかとも言われるが、
はっきりしたことはわからない。

生育場所の特徴として
人間の手の加わっている場所に繁殖する傾向にあり、
気が付くと繁殖している場合がある。

これは一つの繁殖方法として
ノビルは水に浮きやすいため、
川に流されてきたり農業用水やその用土とともに、
下草の刈られた生育条件の整った土地に
根付くからである。

逆にその土地に人間の手が加わらなくなると
自然に消滅してしまう。

春の代表的な山菜の一つで、
古来から薬草としても用いられてきており、
滋養強壮や食欲増進に役立つとされている。

地下の鱗茎も含めた全草には、
ニンニクに似た
含硫化合体が含まれているといわれており、
ニンニクに似た含硫化合物であっても、
その強さは弱いと考えられている。

日本食品標準成分表によれば、
水分87.5%、脂質0.1%、繊維1.2%、
灰分1.0%となっている。

葉とともに、
ネギのように伸びた茎と地下にできる鱗茎が食用になり、シャキシャキした食感の鱗茎は生でも食べられる。

若芽を鱗茎ごと掘りとって利用し、
陽だまりでは2 - 3月、
その他のところでは4 - 5月ごろが収穫適期となる。

鱗茎は地下5 - 10 cmにできるため、
スコップなどで掘り起こして採取される。

一年中採取して食べることができるが
一般的に春が旬(5 - 7月)であるとされる。

積極的に栽培されることは少ないが、
味はネギやラッキョウに似ており、
多少の苦味と鮮烈な辛味がある。

軽く炙ったり、熱を加えると辛味がが和らぎ、
甘味が出る。

葉は万能ネギやニラに準じて用いられ、
鱗茎は酒の肴として生やゆがいて
酢味噌などの味付けで食されるほか、
軽く湯通ししてぬたにしたり、
味噌汁の具や薬味としても用いる。

鱗茎から醤油漬けや酢漬けも作られる。

若芽は天ぷらにして食される。

灰汁抜きをする必要がなく、
塩漬け、味噌漬けで保存できる。

日本では従来「食べられる野草」扱いで、
農業の対象として栽培されることはほとんどなく、
学術的な研究も乏しい。

佐賀大学は、
地域によって育つ大きさなど個体差が大きいことに注目。

食用に有望な系統を選抜して
大学の農場で育てているほか、
機能性成分を研究して、
野菜としてのブランド化を目指している。

鱗茎を夏に掘りとって天日乾燥したものが生薬となり、
薤白(がいはく)とよんでいて、
また同類の中国の植物名を当てて
山蒜(さんきん)とも呼んでいる。

狭心症の痛みの予防や、
食べ過ぎによる食欲不振など、
ラッキョウ同様に効果があるといわれ、
薬草名もラッキョウと同じ薤白である。

薤白1日量3 - 5グラムを、
約600 ccの水で半量になるまで
とろ火で煮詰めて煎じた汁を、
3回に分けて服用する利用法が知られている。

ノビルには、
胃腸を丈夫にして、身体を温める効果が期待されている。

民間療法として、
強壮、鎮咳、扁桃炎、咽頭炎にも
効果があるともいわれていて、
鱗茎の乾燥黒焼き末を砂糖湯で服用する方法が
知られている。

外用薬として、
ぜにたむし、はたけ、しらくも、腫れ、
虫刺されなどに対して
含硫化合体の制菌作用によって
治りが早まるといわれていて、
生の全草をすりつぶしたものを
患部につける利用方法が知られている。

自転車屋の生き物歳時記  植物編  ノビル