2023/07/18
百済滅亡(くだらめつぼう)
7月18日
火曜日
百済滅亡
660年7月18日
(顕慶5年6月6日)
百済が
唐・新羅連合軍(唐・新羅の同盟)により滅ぼされる。
百済(くだら/ひゃくさい、朝鮮語: 백제)、
旧字体:百濟、4世紀前半-660年)は、
古代の朝鮮半島西部、および南西部にあった国家。
百済の歴史は
その首都の移動によって、
大きく漢城時代(475年まで)、
熊津時代(475~538年)、
泗沘時代(538年から)に分類される。
漢城期には
現在の京畿道を中心としていたが、
高句麗の攻撃によって首都漢城が陥落し、
一時的に滅亡した後は、
現在の忠清南道にあった
熊津(現:公州)へと遷って再興した。
熊津時代の百済は弱体化していたが、
武寧王が高句麗を撃退したことにより
次第に国力を回復し、
南方の伽耶(加羅)地方へと勢力を拡張した。
538年には新たな首都として泗沘を建設し、
一層伽耶地方を含む周囲への拡大を図った。
百済が存続していた時代には、
朝鮮半島北部から
満州地方にかけての地域に高句麗、
朝鮮半島南東部に新羅、
半島南部には多数の伽耶諸国が存在していた。
この時代は
朝鮮史の枠組みにおいて三国時代と呼ばれている。
中国の南朝と密接な関係を結び、
仏教や各種の南朝文化・学問を導入して栄え、
周辺諸国とも交流を持った。
現在、
百済の歴史は高麗時代に編纂された
歴史書『三国史記』や、
日本の『日本書紀』、
中国の歴代の正史などによって知られており、
また墓や寺院跡のような
考古学的遺物からも学術的な調査が行われている。
宋山里古墳群にある
武寧王陵は百済の最も著名な墳墓で、
20世紀に未盗掘のまま発見されたため、
往時の文化遺産が多数残された。
中国で南北朝時代が終焉を迎え、
隋が成立するといち早く関係を結んだが、
ついで唐が成立すると、
唐は高句麗を制圧するため
その背後を抑えるべく百済攻略を企図し、
新羅を支援して百済を攻撃した。
これによって
660年に百済は滅亡し、
王族や遺臣たちは
倭国(日本)の支援を受けて
百済復興運動を起こしたが、
663年の白村江の戦いにおける敗戦とともに
鎮圧された。
その後
唐は旧百済領の経営に乗り出したが、
本国における問題と新羅による攻撃の結果、
最終的に朝鮮半島から撤退し、
百済の故地は新羅に組み入れられた。
2023/07/18
自転車屋の生き物歳時記 フタモンアシナガバチ
7月18日
火曜日
自転車屋の生き物歳時記
フタモンアシナガバチ
市街地に多い
フタモンアシナガバチを最近は良く見かける。
こいつは
攻撃性が低く大人しいアシナガバチだ。
アシナガバチ
(脚長蜂、英: Paper wasp)は、
スズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチの総称。
26属1000種以上が知られ、
日本には3属11種が生息する。
セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、
フタモンアシナガバチがよく見られ、
都市部、市街地ではコアシナガバチが目立つ。
フタモンアシナガバチ
(二紋脚長蜂、学名:Polistes chinensis)
体長14-18 mm。
腹部に黄色い2つの斑があることから、
こう名付けられた。
市街地でよく見られ、
植物の茎や垂直な壁面等に横向きに巣を作ることが多い。
2023/07/17
自転車屋の生き物歳時記 ナツアカネ
7月17日
月曜日
海の日
自転車屋の生き物歳時記
ナツアカネ
須磨で何匹か飛んでいるのを見ました。
赤くない夏の赤トンボですな。
ナツアカネ
(夏茜、学名 Sympetrum darwinianum )は
アカネ属のトンボの一種。
日本全国に分布する。
成虫は体長33-43mm、腹長20-28mm、
後翅長23-32mm程度でアキアカネを
若干寸詰まりにしたような体型をしている。
マユタテアカネとほぼ同大であるが、
本種の方が胸部が大きく全体的にがっしりしている。
胸部斑紋の形はアキアカネのものと似ているが、
本種の斑紋は比較的に角を帯びている。
幼虫は
典型的な赤とんぼ型のヤゴで、体長は17mm前後。
ノシメトンボ、リスアカネに似ている。
腹部第8節の側棘の長さは第9節の末端を大きく超える。
成虫は6月下旬頃から羽化が始まり、
12月上旬頃まで見られる。
平地から丘陵地にかけて広く分布する種で、
明るく開放的な環境を好む。
羽化後はいったん羽化水域を離れて、
付近の樹林の林縁や低山地に移動し、
体が成熟するまでそこで摂食活動を行う。
未熟期には雌雄とも体色は黄褐色をしているが、
成熟した雄は全身が赤化し、
雌も腹部背面が赤化する個体が多い。
アキアカネほど顕著ではないが、
よく集団で移動し、
他種と混ざって観察されることも多い。
小規模な移動を幾度も繰り返す習性があり、
群れが去った後は一頭も見つからないこともある。
成熟した雄は水域近くに縄張りを持つようになるが、
本種は明確な縄張りの範囲を持たず、
すぐに場所を変える。
産卵は空中から卵を振り落とす打空産卵で、
水のない池畔の草原や水田の稲穂の上などで
雌雄が連結して行うことが多いが、
途中で連結を解いて雌の単独産卵に移行することもある。
この場合は雄が上空でホバリングをしながら、
または付近に静止して
雌の産卵を警護をすることもあるが、
長時間は持続しない。
体格や体色は異なるものの、
国内の種ではマダラナニワトンボと近縁。
異種間連結・異種間交尾・産卵が
観察されることがあり、稀に種間雑種を生じる。
なお、
姿形が非常によく似ているアキアカネとは
産卵の方式も異なっており、
同属内であっても系統的には
それほど近縁な種類ではない。