2023/10/13
自転車屋の生き物歳時記 アキアカネ
10月13日
金曜日
自転車屋の生き物歳時記
アキアカネ
今日は
アキアカネがツガイで飛んでいるのを見かけた。
昔みたいに
何十匹で群れをなしている姿は見られないですね。
アキアカネ
(秋茜、学名:Sympetrum frequens (Selys, 1883))は、
トンボ科アカネ属に分類されるトンボの一種。
日本では普通に見られる。
俗に赤とんぼと呼ばれ、
狭義にはこの種だけを赤とんぼと呼ぶことがある。
季節的な長距離移動がよく知られている。
日本特産種で、
大陸部では極東アジアからヨーロッパにかけて
広く分布する近縁種であるタイリクアキアカネ S. depressiusculum (Selys, 1841)と置換する。
タイリクアキアカネは、
秋の後半に北西の季節風が吹き出す頃に、
日本列島に吹き寄せられたものが各地で記録されるが、
繁殖はしていないようで幼虫の発見例はない。
同様に人里でよく知られた赤とんぼには
ナツアカネ S. darwinianum (Selys, 1883)がある。
アキアカネは夏に一旦低地から姿を消し、
秋に成熟成虫が大挙して出現するのに対して、
ナツアカネは生活史を通じて低地から姿を消さない。
そのために
夏にも低地で見られる方に
ナツアカネの和名が与えられたのであり、
活動時期自体は両種にほとんど差はない。
ロシア、中国、朝鮮半島、日本に分布する。
平地から山地にかけて、
水田、池、沼、湿地などに生育する。
底質は泥で、
汚れた水質の環境に生育することが多い。
平地で孵化した未熟な成虫は夏に涼しい山地へ移動し、
成熟し秋になると平地に戻る。
日本では
小笠原諸島、沖縄県を除き各地に広く分布し、
奄美大島では過去に確認記録がある。
朝鮮半島から
タイリクアキアカネに混じって
朝鮮半島タイプのアキアカネの飛来が
確認されている。