ブログ

2023/04/11

自転車屋の生き物歳時記 ハンミョウ

4月11日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

ハンミョウ

先日の摩耶山下山トレッキング
合羽橋の近くの河原で昼食を取っていると
砂地を飛び回る虫がいた。

あれはハンミョウだ!

ずいぶん久しぶりに見たな。

ハンミョウ(斑猫、斑蝥)は、
コウチュウ目オサムシ科のハンミョウ科(Cicindelinae)に分類される昆虫の総称、
または日本列島の一部の地域に生息する
ナミハンミョウ(学名: Cicindela japonica)を示す和名。

都市部の公園などにも生息しており、
比較的身近な虫である。

ハンミョウの成虫の体長は20mmほどで、
日本列島に分布する
ハンミョウ科の中では最大の種である。

頭部は金属光沢のある緑色、
前翅はビロード状の黒紫色に白い斑点があり、
前胸部と前翅の中央部に赤い横帯が入る。

体の下面は金属光沢のある青緑色をしている。

体には独特の香りがあり、
果物のような芳香と感じる人もいる。


人間から見てきれいに見えることで
標本にされるととても大切にするということが多い。

模様と大顎で雄か雌かを見分けることができる。

成虫は自分の体長より
長く大きいバッタの仲間を捕食することもある。

人が噛まれたら
激しい痛み(稀に血を出す)ことがあるが
人体にはあまり影響はない。

成虫は春から秋まで見られる。

日当たりがよくて地面が湿っている
林道や川原などに生息するほか、
公園など都市部でも見られる。

人が近づくと飛んで逃げ、
1〜2m程度飛んで着地し、度々後ろを振り返る。

往々にしてこれが繰り返されるため、
その様を道案内にたとえ
「ミチシルベ」「ミチオシエ」という別名がある。

大きな複眼と鋭い大顎を持ち、
敏捷な動作で小型昆虫などを捕えて食べる。

幼虫は細長い体と大きく鋭い大顎を持ち、
固い裸地に垂直な円筒形の巣穴を掘り、
平らな頭部で穴に蓋をするようにして潜んでいる。

昆虫などの小動物が穴の近傍を通りかかると、
穴から前半身を乗り出 大顎で捕え、
穴の中に引きずり込んで食べる。

幼虫の背面には前方に向いた大きな鉤状の突起があり、
力の強い獲物を捕らえる際に
穴の外に引きずり出されないよう、
穴の内壁に引っかけて体を固定するために用いる。

冬は成虫で、土中で集団越冬する。

自転車屋の生き物歳時記  ハンミョウ

2023/04/10

自転車屋の生き物歳時記 植物編 ヤブツバキ

4月10日
月曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

ヤブツバキ

昨日の摩耶山下山トレッキングで
たくさん咲いていましたが
落ちている花の方が多かったです。

花の季節は終わうとしているんですね。

ヤブツバキ Camellia japonica L. (ツバキ科 ツバキ属)

ヤブツバキは
東北以西の暖地に生育する常緑の小高木である。

照葉樹林(シイ・カシ帯といってもよい)の
代表的な種である。

葉の表面にはクチクラが発達しており、光沢がある。

花は冬から早春にかけて咲く。

この季節は花を訪れる昆虫が少なく、
花粉の媒介は主にメジロなどの小鳥が行っている。

この季節、
森を訪れると顔がヤブツバキの花粉で
真っ黄色になっている小鳥を見ることができる。

照葉樹林帯には広く分布するが、
降水量の少ない沿岸地帯では発見するのに
かなり苦労する。

雨量もさることながら、植生の貧化が激しく、
土壌の薄い乾燥した場所では
十分には生育できないようである。

ツバキは冬の花の少ない季節に咲く花として、
古来からサザンカとともに品種改良されてきた。

中国でも古くから栽培されており、
19世紀にはヨーロッパで大流行し、
その後はアメリカで流行があった。

ツバキの種子は油を大量に含んでおり、
ツバキ油が採取される。

ツバキ油は灯明・薬・化粧などに使用され、
重要な油用植物であった。

油を採取する目的で、
ヤブツバキを残したために
ヤブツバキの純林となった場所もある

自転車屋の生き物歳時記  植物編  ヤブツバキ

2023/04/10

自転車屋の生き物歳時記 ウグイス

4月10日
月曜日

自転車屋の生き物歳時記
ウグイス

昨日の摩耶山下山トレッキングで
ウグイスの鳴き声を何度も聞きました。

のどかでいいですな!

ウグイス(鶯、学名: Horornis diphone)は、
スズメ目ウグイス科ウグイス属に分類される
鳥類である。

「ホーホケキョ」と大きな声でさえずる。

日本三鳴鳥の1つ。

山梨県と福岡県の県鳥であり、
日本の多数の市町村などの自治体指定の鳥である。

種の範囲の定義により、
分布域は多少変化するが、
大まかにいって東アジアに生息する。

現代的な分類でのウグイス
(マンシュウウグイスを含み
チョウセンウグイスを含まない)は、
日本(南西諸島を含む)、
サハリン、東部・中部中国で繁殖し、
南部・東南部中国、台湾、東南アジアで越冬する。

伝統的な(2000年代までの)分類に基づく場合、
「広義の (sensu lato) ウグイス」
(チョウセンウグイスも含む)の繁殖地には
南東シベリア、中国東北部、朝鮮半島が加わる。

「狭義の (sensu stricto) ウグイス」
(マンシュウウグイスも含まない)は、
日本(南西諸島を含む)とサハリンのみで繁殖し、
南部・東南部中国、台湾で越冬する。

ハワイ諸島にも分布するが、
これは日本から移入されたものである。

日本ではほぼ全国に分布する。

一部地域では夏に山地で過ごし
冬季に平地へ移動する漂鳥であるのに対し、
移動を伴わない地域では留鳥となる。

平地から高山帯のハイマツ帯に至るまで生息するように、環境適応能力は広い。

笹の多い林下や藪を好むが、
さえずりの最中に開けた場所に姿を現すこともある。

英名の「Bush Warbler」は藪でさえずる鳥を意味している。

警戒心が強く、
声が聞こえても姿が見えないことが多い。

体長はオスが16 cm、メスが14 cmで、
スズメとほぼ同じ大きさ。

翼開長はオスが21 cm、メスが18 cm。

体色は、背中がオリーブ褐色で、
腹面は白色、全体的に地味である。

雌雄同色。

ウグイスの卵の長径は1.8 cm、
ホトトギスの卵の長径は2.2 cmで、
色はほぼ同じで、ホトトギスの托卵対象となる。

食性は雑食だが、
夏場は主に小型の昆虫、幼虫、クモ類などを捕食し、
冬場は植物の種子や木の実なども食べる。

繁殖期は初夏で、
オスは縄張りをつくり「ホーホケキョ」と
1日に1000回ほど鳴くことがある。

横穴式の壺形の巣をつくり、
4–6個の卵を産み、メスが雛を育てる。

亜種のハシナガウグイスは、
2-3個の卵を産み、オスも雛への給餌を行う。

春鳥(ハルドリ)、春告鳥(ハルツゲドリ)、
花見鳥(ハナミドリ)、歌詠鳥(ウタヨミドリ)、
経読鳥(キョウヨミドリ)、匂鳥(ニオイドリ)、
人来鳥(ヒトクドリ)、百千鳥(モモチドリ)、
黄鳥(コウチョウ)、金衣公子(キンイコウシ)、
報春鳥(ホウシュンドリ)、黄粉鳥(キナコドリ)、
禁鳥(トドメドリ)、初音(ハツネ)、など
多くの異称を持つ。

自転車屋の生き物歳時記  ウグイス