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2023/06/15

衣川の戦い

6月15日
木曜日

衣川の戦い

1189年6月15日
(文治5年閏4月30日)

源義経追捕の宣旨により
藤原泰衡が衣川館を襲う。

源義経は自害。

衣川の戦い(ころもがわのたたかい)は、
陸奥国衣川館で藤原泰衡が
源義経主従を自害させた戦い。

奥州藤原氏三代・藤原秀衡は
関東以西を制覇した源頼朝の勢力が
奥州に及ぶことを警戒し、

義経を将軍に立てて
鎌倉に対抗しようとしたが、
文治3年(1187年)10月29日に病没した。

頼朝は秀衡の死を受けて
後を継いだ藤原泰衡に、
義経を捕縛するよう朝廷を通じて強く圧力をかけた。

一方、
義経は文治4年(1188年)2月に出羽国に出没し、
鎌倉方と合戦をしている。

また文治5年(1189年)1月には
義経が京都に戻る意志を書いた手紙を持った
比叡山の僧が捕まるなど、再起を図っている。

しかし
泰衡は再三の鎌倉の圧力に屈して、
「義経の指図を仰げ」という父の遺言を破り、

閏4月30日、500騎の兵をもって
義経主従を藤原基成の衣川館に襲った。

義経方は、
主従の武蔵坊弁慶、鈴木重家、亀井重清らが
わずか10数騎で防戦したが、
ことごとく戦死・自害した。

館を平泉の兵に囲まれた義経は、
一切戦うことをせず持仏堂に篭り、
まず正妻の郷御前と4歳の女子を殺害した後、
自害して果てた。

享年31であった。

この時の逸話で有名なのは
武蔵坊弁慶が立ったまま亡くなったと言う

弁慶の立ち往生ですね。

衣川の戦い

2023/06/14

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ ユウガオ

6月14日
水曜日

連続テレビ小説「らんまん」
登場植物シリーズ

ユウガオ

ユウガオ
(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)は、
ウリ科の植物で、蔓性一年草。

実の形によって細長くなった「ナガユウガオ」と、
丸みを帯びた球状の「マルユウガオ」とに大別する。

夏の夕方に開いた白い花が
翌日の午前中にしぼんでしまうことに由来する。

アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオに対して
命名された名であるが、
アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオはいずれも
ヒルガオ科の植物であり、
ウリ科のユウガオとは直接の類縁関係はない。

ヨルガオがユウガオと呼ばれる事もある。

原産地は
北アフリカまたはインド、
古くから日本でも栽培されていたとされるが、
何時どの様に伝来したかは分かっていない。

大きな果実を実らせることが特徴。

同じく大きな実を実らせる
ウリ科の植物にヒョウタンがあるが、
ヒョウタンとユウガオは同一種であり、
ヒョウタンがインドに伝わって栽培されるうち、
苦味の少ない品種が食用のものとして分化、
選別されたと考えられている。

『源氏物語』をはじめ
古くから説話や民間伝承にも登場するなど
口承文芸のモチーフになっているほか、
民俗的にはハレの日に食し、
陽気や作物の豊凶を予兆する年占作物としても認識され、作物禁忌も存在した。

季語は花は夏、果実は秋。

ユウガオの実はかんぴょう(干瓢)の原料となる。

生育は極めて旺盛でつるの長さは20mにも達する。

日本国内では、
栽培は斜陽の傾向にあるものの、
新潟県、栃木県、山形県、山梨県、岩手県などで
栽培が行われている。

スイカの連作障害を防止するため、
スイカ接ぎ木苗の台木として利用される事がある。

かんぴょう(干瓢)は
ユウガオの実を細長い帯状に剥いて加工したもので、
巻き寿司や汁物などに使われ食用にされる。

主にマルユウガオからかんぴょう(干瓢)は作る。

沖縄県においては
チブル(頭の意)と呼ばれ、
かんぴょうにするよりも冬瓜と同じように
煮物、汁物にしたり、炒め物、
または生のまま胡麻和えなどにして食べるほうが一般的。

山形県および新潟県の郷土料理「クジラ汁」の具材。

実は食用のほか容器としても用いられる。

なお、
ユウガオは、同一種のヒョウタンの中から、
食用にするため、苦みを持つ
ククルビタシンの少ない品種を選別した変種である。

そのため、接ぎ木栽培用の台木用の品種など、
食用外の品種には
ククルビタシンの多い実を付けるものがある。

また、
まれに食用品種の一部の株でも
ククルビタシンを非常に多く産生するものが
混じって流通することがあり、
自家栽培したものなどを
苦味を我慢して食べたことによる
食中毒事例(おう吐や下痢等)もある。

そのため、
ゴーヤー(ニガウリ)に比べて
苦味の強いものには注意する必要がある。

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ  ユウガオ

2023/06/14

自転車屋の生き物歳時記 植物編 スイレン

6月14日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

スイレン

先日の森林植物園トレッキング
園内の長谷池にて
真っ白なスイレンがいくつも咲いていました。

スイレン属
(スイレンぞく、学名: Nymphaea) は、
スイレン科に属する属の1つである。

多年生の水草であり、
地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に浮水葉を浮かべる。

花は大型で水面上または水上に抜け出て開花する 。

4枚の萼片と多数の花弁・雄しべ、1個の雌しべをもち、
花弁の色は白色、黄色、赤色、紫色など。

スイレン属は世界中に分布し、50種ほどが知られる。

日本にはただ1種、ヒツジグサ(未草)のみが自生する。

さまざまな種が観賞用に栽培され、
また多数の園芸品種が作出されている。

園芸用のスイレンは、
温帯スイレンと熱帯スイレンに大別される。

スイレン (睡蓮) の名は
本来はヒツジグサの漢名であるが、
日本ではスイレン属の水草の総称として用いられる。

英名では water lily (water-lily, waterlily) とよばれるが、
一部の種は lotus ともよばれる。

属名の Nymphaea は、
「水の妖精」を意味する
ギリシア語の νυμφαία (nymphaia) に由来する。

多年生の浮葉植物であり、
地下茎から根を張り、そこから長い葉柄が生じ、
浮水葉が水面に浮かんでいる。

地下茎の発達程度は種によって異なり、
無分枝または分枝、短い地下茎が直立するものから、
長い地下茎が底泥中を横走するものまでいる。

ときに匍匐枝による栄養繁殖が見られ、
また地下茎の分断による栄養繁殖を行う種もいる。

葉は水中に留まる沈水葉
または水上に突き出る抽水葉であることもあるが、
多くの葉は葉身が水面に浮かぶ浮水葉である。

葉身の基部は
深く切れ込んで心形または矢じり形であるが 、
葉柄が葉裏について楯状になっていることもある。

葉縁は全縁または鋸歯がある。

葉脈は放射状 (掌状) またはやや羽状。

世界中 (南北アメリカ、アフリカ、ユーラシア、
オーストラリア) の熱帯から温帯域に分布し、
湖沼や緩やかな河川などに生育している。

特異な環境として、
Nymphaea thermarum はルワンダの温泉
(水温は約36℃) から報告されたが、
自生地では土地開発によって2009年に絶滅した。

花は基本的に雌性先熟
(先に雌しべが成熟し、その後に雄しべが成熟することで
自家受粉を避ける) であるが、
自家受粉を行うものもいる。

開花時間は種によって異なり、
昼間 (午前中、午後、午前から午後) に開花する種と
夜間 (0時ごろまで、朝まで) に開花する種がいる。

花の匂いは、
種によって無臭のものから強い匂いをもつものまである。

特に夜間に開花する種は強い匂いを発し、
主に甲虫によって花粉媒介される。

一方、
昼間に開花する種は主に
ハチ目やハエ目に花粉媒介される。

スイレンは美しい花をもつため、
広く観賞用に栽培されており、
またさまざまな栽培品種が作出されている。

スイレンは
古代エジプトの昔から人間の関心を引き、
装飾に用いられたり、信仰の対象ともなっていた。

クロード・モネは
スイレンの絵を数多く描いたことが知られている。

自転車屋の生き物歳時記 植物編  スイレン