2024/01/19
週末立ち飲み 清水酒店
1月19日
金曜日
週末立ち飲み
清水酒店
スーパードライ小瓶
黒霧島お湯割3杯
フランクフルト
焼き鳥
(せせり・きも・軟骨)
漬け物
2024/01/19
いちじく浣腸の日
1月19日
金曜日
いちじく浣腸の日
いちじく製薬株式会社が
創業90周年を記念し
2015年(平成27年)に制定。
さらに多くの人に
いちじく浣腸を知ってもらうのが目的。
日付は、
「いち(1)じく(19)」と読む語呂合わせから。
2024/01/18
自転車屋の生き物歳時記 スズメ
1月18日
木曜日
自転車屋の生き物歳時記
スズメ
最近
家の付近ではスズメを
まったく見かけなくなった。
数日前の夕方
運河の近くの電線に
100羽を越えるスズメが
留まっているのを見かけた。
いなくなった訳ではなくて
何かの都合で集団で固まっていたんだ!
日本におけるスズメ
北海道から沖縄まで見られる。
北海道、南千島、本州、粟島、佐渡、隠岐、見島、
四国、九州、対馬、五島列島、屋久島、伊豆諸島、
奄美大島、琉球諸島、大東諸島では留鳥であり、
舳倉島、男女群島、種子島には旅鳥として、
またトカラ列島にもまれに認められる。
ただし、
いくつかの離島には分布していない。
例えば、
本州から1000 kmほどある小笠原諸島には
生息していないが、
これは分散の機会がないからだと思われる。
本州から
最も距離があるのに分布しているのは、
沖縄本島から400 kmほどの
南大東島、北大東島である。
一方で、
舳倉島など能登半島から50 kmほどだが
留鳥として分布していない所もあるので、
分布は単純に本州からの距離だけで
決まるわけではないようである。
生息地は、
都市、農村、里などの人の居住域付近であり、
一年中見られる留鳥または漂鳥である。
典型的なシナントロープで、
人間が住み始めた集落にはスズメも居着き、
逆に人間が離れ集落が無人になると
スズメも見られなくなるという傾向がある。
都市部のスズメは
公園や神社の境内で
鳩の餌をやることが多かった時代に、
鳩と共に多かった。
その後
鳩の糞害が深刻化したため、
公園での鳩の餌やり風景が減少した。
2008年における
日本本土のスズメの成鳥個体数は、
約1800万羽と推定されている。
ただし
この推定には誤差があるため、
数千万羽の桁と考えるのが妥当と思われる。
この数千万羽は
成鳥個体数の推定値なので、
秋冬にはこの数倍になると思われる。
日本におけるスズメの個体数は
減少傾向にあると言われている。
鳥類の行動や生態を研究している
三上修らの推定によると、
2007年のスズメの個体数は
1990年ごろに比べて少なくとも半減、
減少率を高く見積もると
5分の1になったと考えられている。
50年前の10分の1とも推定されている。
しかし
減少原因についてはよくわかっていないが、
気密性の高い住宅の普及によって
営巣場所が減少したこと、
農村部でコンバインの普及によって
落ち籾(もみ)が減少し
それによる冬季の餌が不足したことなどが
可能性として挙げられている。
また
農村部と比べて都市部において
巣立っているヒナの数が少ない傾向が見られており、都市化に伴う餌不足も、
減少原因の候補として挙げられている。
このように減少はしているが
絶対的な個体数はまだ多く、
現在の減少スピードであれば
数十年後に
絶滅してしまうことはないと言われている。
夏から秋にかけては稲に対する食害も起こす。
しかし、
農村地帯で繁殖するスズメは、
稲にとっての害虫も食べるため、
コメ農家にとっては総合的に
益鳥の面が大きいともされる。
一方
ニュウナイスズメという別種のスズメは、
繁殖期には森林または北方で繁殖し、
夏の終わりから秋にかけて農村地帯に現れる。
益鳥としての働きをしないので
害鳥としての面が強いといわれている。
この稲を食害する
ニュウナイスズメとスズメが、
スズメとして一緒にくくられることで、
スズメが必要以上に害鳥扱いされた可能性もある
(ただし、理由はわかっていないが、
ニュウナイスズメが大規模に
農村地帯に出現することは
現在ではほとんどなくなった)。
スズメは
鳥獣保護法で狩猟鳥に指定されており、
焼き鳥等に食用もされてきた。
特に京都の伏見稲荷大社では
門前の名物になっている。
しかし、
現在は需要の低下、狩猟者の高齢化
およびスズメの個体数減少により
捕獲されるスズメの数は減ってきている。
一時、
中国、韓国から食用のスズメが
日本に輸入されていたが、
鳥インフルエンザ対策のために
現在ではほとんど輸入されていない。
日本での狩猟期間は
11月15日から2月15日の間とされ
銃や罠を使用しない方法であれば
誰でも捕獲できる。
スズメの捕獲法はいくつかあるが、
古くはねぐらになっている藪の周囲に
大型の網(袋網という)を張り、
勢子とよばれる役割のものが、
音を立てたり藪を棒などで叩いて
網に追い込む猟法も行われていた。
この猟法は
大量捕獲が可能なので地獄網とも呼ばれる。
現在ではこのような猟法は禁止されており、
スズメの捕獲は、
スズメが集まるところに網を立てておいて
スズメが来たら網を倒して採る
むそう網という方法で行われている。
4月前後には
巣立ちに失敗したり弱ったりした幼鳥が
人間に保護されることも多く、
保護ボランティアが募集される自治体もある。
日本野鳥の会などでは、
弱ったりしていない場合は安易に保護せず
2~3時間ほど、
その場所で親が来ないか
離れて観察するように指導しており、
衰弱している場合や親鳥が現れない場合は
保護して専門家に預けるようにとしている。
古くから身近な鳥なのに
他の鳥のようにペット化されない理由としては、
飛翔力が強くカゴ内で激突して傷付き易いことや、
餌を大量に食べるので
糞も他の飼い鳥と比べ量が多いこと、
砂浴び好きな習性のため
カゴ内で餌や新聞紙に身体を激しくこすりつけ
周囲に大量の餌や糞を跳ね飛ばすことが挙げられる。
一方で平安時代の枕草子にも
源氏物語にも雀の子飼いについて記述があり、
江戸時代の俳人小林一茶の一連の俳句作品からも、
雀を子飼いした形跡が窺えることから、
古くからしばしば
飼われていたことがあるのも確かで、
いつも人の傍に寄り添っていてあまりに身近過ぎ、
珍奇性に乏しかったからとも考えられる。
なお、
飼ったことのある人の証言では、
非常に人懐こく賢いことがしばしば言及され、
清少納言も心ときめきするものとして
他のどれより文頭に
「雀の子飼ひ」を挙げているほどである。
個体によっては人語を学習して、
単語を話す事例も確認されている。
芸に使われることのある鳥の種類として、
タカ、スズメ、ジュウシマツ、ヤマガラ、
シジュウカラを挙げている資料があり、
同資料においてこの中で
スズメはもっとも利口だが飼育が困難、
ヤマガラの方が飼育に適し、
また調教が楽なので非常に流行ったとの記述がある。
春先は
苗の害虫を食べる益鳥として扱われ、
秋には稲の籾米(もみごめ)を
食害する害鳥となり、
古来からスズメを追い払うため、
「スズメ追い」「鳥追い」などという風習が
各地にあり、
それに関する民謡、民話なども伝えられている。
かかしも
スズメ追いの道具として作られたものである。
害鳥としてスズメを追い払う行為が行われる一方、
スズメの恩返しなどの報恩譚では
親しみを持って描かれてきた。
雀はチュンチュンとよく囀るため、
噂話を好む人を雀に例えることがある。
日本においては、神聖視されてきた歴史もある。
まれに
突然変異で羽毛の色素がない
「白スズメ」が生まれることがある。
古来より瑞鳥とし
蘇我馬子を雀に喩えたり、
聖武天皇や桓武天皇などが
白スズメの献上を受けたという記録が残っている。
縁物においては、
雀に対し竹が添えられ縁起物となっている。