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2023/06/29

自転車屋の生き物歳時記 イイダコ

6月29日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記

イイダコ

昨日はマダコについて話しました
マダコは一度しか釣った事がないですが
イイダコは何度も釣った事があるので
生体としては私は
こちらの方が馴染みがありますね!

イイダコ
(飯蛸、望潮魚、学名:Octopus ocellatus もしくは Octopus fangsiao)は、
マダコ科 マダコ属に分類されるタコの1種である。

東アジアの浅海に生息する小型のタコであり、
沿岸域では古代から食用として漁獲されている。

種小名 ocellatus は、
ラテン語で「目(のような模様)のついた」の意味で、
足の付け根あたりに
目立つ眼状紋のあることを指しての命名。

和名のイイダコは「飯蛸」で、
その由来は産卵直前の雌の胴部(頭にみえる部位)に
ぎっしり詰まった卵胞が
米飯のようだからとされている。

方言として「コモチダコ(子持ち蛸)」や
「イシダコ」「カイダコ」などがある。

体長は最大でも30cmほどで、タコとしては小型である。

体表は低い疣(いぼ)状突起が多い。

体色は周囲の環境により変化するが、
腕の間の襞(ひだ)に金色の環状紋が2つあることと、
両眼の間に長方形の模様があることで他種と区別できる。

また、
興奮すると胴(俗に「タコの頭」と呼ばれる部位)や
腕に黒い縦帯模様が現れる。

北海道南部以南の日本沿岸域から朝鮮半島南部、
黄海、および、中国の沿岸域に至る、
東アジアの浅海に分布する。

なお、
沖縄で「シガヤー」と呼ばれるものは
イイダコに似ているが、
正しくはウデナガカクレダコである。

波打ち際から水深10mほどまでの、
岩礁や転石が点在する砂泥底に生息する。

外洋性のマダコに対して波の穏やかな内湾に多く、
日本本土ではテナガダコ(Octopus minor minor)と
生息域が重複する。

昼間は石の隙間やアマモ場に潜むが、
大きな二枚貝の貝殻や
捨てられた空き缶、空き瓶なども隠れ家として利用する。

夜になると海底を移動しながら餌を探し、
海岸性の甲殻類、多毛類、貝類など
さまざまな底生生物(ベントス)を捕食する。

天敵としては、人間のほか、
マゴチやエソ類などの大型肉食魚が挙げられる。

産卵期は冬から春にかけてで、
石の間や貝殻の中に長径4mm程度の半透明の卵を産む。

この卵はマダコよりも大粒で、
ちょうど米粒くらいの大きさがある。

産卵後はメスが卵のそばに留まって卵を保護し、
卵が孵化するとほとんどのメスは死んでしまう。

漁撈の対象としては主に蛸壺漁で獲られ、
イイダコ用の蛸壺は大きな二枚貝の貝殻、または、
それを模したプラスチック製の貝殻が用いられる。

日本では、
イイダコ漁専用と思われる小型の蛸壺が
古く弥生時代や古墳時代の地層から発見されている。

現代におけるイイダコの蛸壺漁は、
瀬戸内海沿岸および九州西部のものがよく知られている。

海岸からの釣りでわりと手軽に獲ることができる。

イイダコは白いものに飛びつく習性があるが、
これはイイダコが獲物である
二枚貝の白さと見誤って襲いかかるためといわれており、その錯覚を利用した
「テンヤ」という釣りが知られている。

釣具店などでも
イイダコ釣りのためのテンヤが市販されており、
白色のほか、ピンク、赤など
海中でも目立つような鮮やかな着色がなされている。

そのほか、
スイセンやラッキョウの球根、
肉の脂身などを鉤(かぎ)に取り付けて釣る技法がある。

また、
キスやクロダイ釣りの外道(本来の釣る目的魚とは
違う魚)として上がることもある。

一般に、
墨袋・眼・カラストンビの除去、ぬめり取り、
下茹でなどの下ごしらえが推奨されている。

煮るときに酢を少量入れると柔らかく煮えるとされる。

歯応えのある身と、濃厚な旨味のある卵は美味である。

卵胞が充分成長した産卵直前のメスが珍重される。

市場には主に10cm前後のものが出回る。

塩で揉み洗いしてから塩茹でし、
丸ごとおでん種など鍋物に、
もしくは、ぶつ切りにして
刺身や酢味噌和えなどで食べられる。

他に煮物、炊き込みご飯(たこめし)、から揚げなど。

オスは「スボ」、「スボケ」などの名でよばれ、
卵を持たないため市場での価格も
メスより安くあまり流通していない。

近年ではまるごと一匹を
たこ焼きに入れるという利用法もみられる。

自転車屋の生き物歳時記  イイダコ

2023/06/28

自転車屋の生き物歳時記 マダコ

6月28日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

マダコ

梅雨時が旬で美味しいとされ
稲が良く根を張るようにとの願いを込めて
夏至や半夏生などに食べられる
マダコについて

マダコ(真蛸、Octopus sinensis)は、
タコ目・マダコ科に属するタコの一種。

東アジア沿海の熱帯・温帯海域に広く分布。

日本の本州以南では
「タコ」といえば本種を指す。

腕を含めた体長は約60 cmで、
腕は胴体(いわゆる「頭」)の約3倍の長さだが、
体はしなやかである程度まで伸縮する。

体表は低い突起が密生し、
さらに全身の皮膚には色素細胞が分布する。

周囲の環境に合わせて
体色や突起の長さを数秒ほどで変更でき、
岩石や海藻によく擬態する。

無脊椎動物の中では
特に知能の高い種だと考えられている。

オスとメスは大きさ(メスのほうが体長が大きくなる)、交接腕の有無(オスに特有)、
吸盤の並び方(メスの吸盤のほうが規則的)で
区別できる。

浅い海の岩礁やサンゴ礁に生息するが、
外洋に面した海域に多く内湾には少ないほか、
真水を嫌って汽水域には生息しない。

同じ海域にとどまって生息していると考えられているが、常磐沖では季節によって移動する
渡りダコまたは通りダコと呼ばれるものもみられる。

昼は海底の岩穴や岩の割れ目にひそみ、
夜に活動して甲殻類や二枚貝を食べる。

その際には獲物を腕で絡め捕り、
毒性を含む唾液を注入して麻痺させ、
腕の吸盤で硬い殻もこじ開ける。

この唾液は
ヒトにもかなりの毒性を発揮し、
咬まれた場合は相当な期間、痛みが続くことがある。

天敵は人間以外にも、
海鳥、ウツボ、沿岸性のサメ、エイなどが挙げられる。

危険を感じると墨を吐き、
敵の視覚や嗅覚をくらませる。

腕を自切することもでき、
欠けた腕はしばらくすると元通りに再生する。

また自分の腕を食べる行動が観察されていて、
この行動は何らかの病原体によって
引き起こされると考えられており、
腕を食べ始めたマダコは数日以内に死亡する。

繁殖期は春から初夏で、
交尾したメスは岩陰に潜み、
長径2.5 mmほどの楕円形の卵を数万-十数万個も産む。

マダコの卵は房状にかたまり、
フジの花のように見えることから
海藤花(かいとうげ)とも呼ばれる。

メスは孵化するまで餌を摂らずに卵の下に留まり、
漏斗で海水を吹きつけたり、
卵を狙う魚などを追い払ったりして卵の世話をする。

しかし、
人間や他の動物が一定以上邪魔をすると、育児放棄する。

卵は1か月ほどで孵化するが、
メスは孵化を見届けた直後に死ぬ。

孵化直後の子ダコは体は、
ほぼ透明で、胴体部分が体の大部分を占めるが、
体には色素胞があり、腕に吸盤もある。

子ダコは海流に乗って分布を広げるが、
この間に多くが他の生物に捕食される。

海底に定着した後は、
2-3年ほどで急成長し、繁殖して寿命を終える。

白いものを餌と認識するようで、
ラッキョウを餌にした釣りにもかかる。

ミカンの栽培が盛んな地域では、
海に落ちたミカンを食べている様子が
確認されたこともある。

日本では重要な水産資源で、
タコ類の中では最も産額が多い。

瀬戸内海の
兵庫県明石市沖でとれる「明石ダコ」が珍重される。

カニや疑似餌を使った釣りも行われるが、
物陰に潜む習性を利用した
「蛸壺(たこつぼ)漁法」が主流である。

大阪湾沿岸の弥生時代の遺跡からも、
蛸壺用と思われる土器が大量に発掘されており、
古くから食用にされていたことがうかがえる。

塩で揉み洗いしてから茹でて、
酢蛸、煮物、寿司種、燻製や干物、
たこ焼きや明石焼きの具などにする。

茹でずに生で刺身にしたり、
薄切りにしてしゃぶしゃぶにしたりすることもある。

日本のタコ需要は、
沿岸漁業だけでは賄いきれないため、
近縁種がアフリカ大陸北西の
大西洋岸諸国からも輸入されている。

モロッコからの輸入は、
一時日本での消費量の4割を占めていたが、
乱獲によって漁獲量が減少し、
2003年から1年あたり8か月程度の
禁漁規制が続けられている。

モーリタニアも有力な輸出元である。

一方、
タコは英語で「デビル・フィッシュ
(Devil fish=悪魔の魚)」と呼ばれており、
欧米で食用にするのは
長らく南ヨーロッパの一部地域に限られていた。

イタリアやギリシャの地中海沿岸や、
スペイン北西部のガリシア州
(ポルボ・ア・フェイラというタコ料理が有名)
などである。

こうした南欧のタコ食文化が、
観光客や移民を通じてヨーロッパの他地域や
アメリカ合衆国にも広がり、
国際市場では日本の商社との購買競争が激しくなって、
価格高騰が起きている。

2017年6月8日、
日本水産はマダコの完全養殖技術を構築したと発表した。

自転車屋の生き物歳時記  マダコ

2023/06/28

貿易記念日

6月28日
水曜日

貿易記念日

安政6年5月28日
(新暦1859年6月28日)

江戸(徳川)幕府が
アメリカ・イギリス・フランス・ロシア・オランダの
五か国との間に結んだ友好通商条約に基づき、

横浜・長崎・箱館(函館)の各航で
自由貿易の開始を布告したことにちなみ、

1963年(昭和38年)の閣議決定で制定。

これはちゃんとした
由緒正しい記念日ですな!

貿易記念日