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2023/07/13

自転車屋の生き物歳時記 植物編 ムクゲ

7月13日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

ムクゲ

大昔
ウチの母が河原でムクゲの花を摘んで来て
祖父に見せると
朝鮮の花なんか持ってくるな!と叱られたらしい。

良い悪いは別として
明治生まれの祖父には
朝鮮の国花について
明確にそう言う気持ちがあったんだな。

しかし
ムクゲには何の罪もないです。

ムクゲ
(木槿、学名: Hibiscus syriacus)は、
アオイ科フヨウ属の落葉樹。

別名ハチス、もくげ。

庭木として広く植栽されるほか、
夏の茶花としても欠かせない花である。

和名は、「むくげ」。

「槿」一字でも「むくげ」と読むが、
中国語の木槿(ムーチン)と書いて
「むくげ」と読むことが多い。

また、
『類聚名義抄』には
「木波知須(きはちす)」と記載されており、
木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。

『万葉集』では、
秋の七草のひとつとして登場する
朝貌(あさがお)がムクゲのことを指している
という説もあるが、定かではない。

白の一重花に中心が赤い底紅種は、
千宗旦が好んだことから、
「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。

中国語では「木槿」(ムーチン、もくきん)、
韓国語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)、
木槿;モックンという。

英語の慣用名称の rose of Sharon は
ヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある
「シャロンのばら」に相当する英語から取られている 。

中国が原産で、観賞用に栽培されている。

主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。

中近東でも、
カイロ、ダマスカス、テルアビブなどの
主要都市で庭木や公園の樹木として
植えられているのを良く見かける。

日本へは古く渡来し、
平安時代初期にはすで植えられていたと考えられる。

暖地では野生化している。

大型の落葉広葉樹の低木。

樹高3 - 4メートル (m) くらいになる。

葉は互生し、卵形から卵状菱形、
浅く3裂し、葉縁に粗い鋸歯がある。

花期は夏から秋(7 - 10月)。

枝先の葉の付け根に、
白、ピンク色など様々な花色の美しい花をつける。

ハイビスカスの類なので、花形が似ている。

花の大きさは径5 - 10センチメートル (cm) 。

5花弁がやや重なって並び、雄しべは多数つき、
雌しべの花柱は長く突き出る。

花芽はその年の春から秋にかけて
伸長した枝に次々と形成される。

花は一日花で、
朝に開花して夕方にはしぼんでしまう。

ふつうは一重咲きであるが、八重咲きの品種もある。

果実は蒴果で卵形をしており、
長さは約2 cmで星状の毛が密生し、
熟すと5裂して種子を覗かせる。

種子は偏平な腎臓形で、
フヨウの種子よりも大きく、
背面の縁に沿って長い毛が密生している。

ムクゲはフヨウと近縁であり接木が可能。

繁殖は春で、芽が萌える前に挿し木を行う。

根が横に広がらないため、
比較的狭い場所に植えることができる。

刈り込みにもよく耐え、新しい枝が次々と分岐する。

性質は丈夫なため、庭の生け垣や公園樹に利用される。

日本では花材としても使い、
夏の御茶事の生け花として飾られたりする。

大韓民国の国花で、国章にも意匠化されており、
ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されている
(ただし法的な国花の位置付けはない)。

大韓民国最高位の勲章は、
無窮花大勲章であり、ムクゲの花の意匠を含む。

また韓国軍の階級の領官
(大韓民国国軍における佐官の称)と
大韓民国の警察のすべての階級の階級章にも
使われている。

韓国の国歌「愛国歌」でも
「ムクゲ 三千里 華麗なる山河」と歌われている。

このほか、
韓国鉄道公社は列車種別の一つとして
「ムグンファ号」を設定している。

古くは崔致遠『謝不許北国居上表』に、
9世紀末の新羅が自らを
「槿花郷」(=むくげの国)と呼んでいたことが見える。

日本では、
北斗市、清里町、壮瞥町の花・木にも指定されている。

自転車屋の生き物歳時記  植物編  ムクゲ

2023/07/13

神戸平野祇園祭

7月13日
木曜日

神戸平野祇園祭

京都の祇園祭のように
全国的には知られていませんが
神戸にも祇園祭があります。

兵庫区の平野地区にあり
長い坂と90段の石段を登った
小高い山の上に祇園神社があります。

由来としては
疫病対策の為に
姫路の広峰神社に祀られていた
スサノオノミコトを京都に分霊する時に
御輿の行列が
ここ平野で一泊した事にあるようです。

スサノオノミコトは
京都よりも先に
神戸においでになっていた訳ですわ。

今年も
13日~20日まで
平野祇園祭が行われます。

もうずいぶん
長い事
祇園さんに行ってないな~。

神戸平野祇園祭

2023/07/12

自転車屋の生き物歳時記 ウリハムシ

7月12日
水曜日

自転車屋の生き物歳時記

ウリハムシ

私が小学生の頃は
校庭で遊んでいると
コイツが飛んで来て
よく服についたりしていた。

近年はぜんぜん見ないけど
あの頃は小学校の近くとかに
ウリ科の植物がたくさんあったのかな!?

ウリハムシ
(瓜葉虫、Aulacophora femoralis)は
ハムシ科ウリハムシ属の甲虫の一種。

英名は Cucurbit leaf beetle。

俗にウリバエとも呼ばれる。

頭部はやや幅が狭く、胸部はそれよりやや幅広い。

全身が黄色で、腹部は黒い。

活発に動き、よく飛ぶ。

成虫越冬で、浅い土中で越冬する。

春にウリ科の苗に来訪し、
周囲の土の表面や浅い土中に産卵する。

幼虫はウリ科の根を食害し、
また地上に果実などがあるとこれも食うことがある。

蛹化は土中で行われる。

成虫は7月以降に出現する。

春から夏にかけて、
キュウリやメロンなどウリ科植物に出現する。

幼虫は根を食い荒らし、
成虫は葉を食い荒らすので害虫となっている。

防御策は、手で捕殺するか、
農薬(有機リン系殺虫剤のマラチオン、ネオニコチノイド系殺虫剤のクロチアニジン)を散布する。

キュウリやカボチャなどの作物によくつくこと、
多数が集まってよく飛ぶことなど目立つ点が多く、
ハムシ類ではもっともよく知られているものの一つである。

日本本土では、よく似た姿で、
前翅だけが黒いクロウリハムシ(A. nigripennis)がある。

やはりウリ類を餌とし、
作物にもつくが野生のカラスウリなども食害する。

なお、
この両種は日本本土で普通で、
かつ琉球列島にも分布するが、
琉球列島にはさらにフタイロウリハムシ(A. bicolor)が
やはりウリ類を食害する。

その姿はウリハムシに似て前翅に黒い斑紋がある。

自転車屋の生き物歳時記  ウリハムシ