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2023/07/19

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ コオロギラン

7月19日
水曜日

連続テレビ小説「らんまん」
登場植物シリーズ

コオロギラン

ラン科コオロギラン属
APG分類では、
コオロギラン属の学名(Stigmatodactylus)

草丈3~10cmの多年草。

地下の球茎から根茎が伸び、
途中から分枝したシュートの先端に球茎ができ、
翌年地上茎を出す。

地上茎は緑色、やや四角柱状。

葉は中央よりやや上に1個つき、卵形、長さ3~5mm。

茎の基部には小さな鱗片葉がある。

花は茎頂に普通2~3個つき、
淡緑色でわずかに紫色を帯びる。

背萼片は線形で膜質、基部に少数の縁毛があり、
長さ約4mm、側萼片は同形、長さ約2.5mm。

側花弁は線形、長さ約3.5mm。

唇弁は開出し、円形でやや大きく、長さ約4mm、
前半部の縁に細かい鋸歯があり、
基部に上下に2深裂、
さらに左右に2裂する付属体がある。

色はやや透き通り、中央は赤紫色。

苞は葉とほぼ同形、同大。

蕊柱は長さ約3.5mmで直立し、
中央部の前面に先の2裂する肉質の小突起があり、
蕊柱の先端に葯がある。

花粉塊は4個。葯の下に凹入した柱頭と、
すぐ下に細長い突起がある。

果実(蒴果)は細長い紡錘形。


本州(紀伊半島、伊豆諸島)、四国、九州 
(国外:中国(東南部)、台湾)

常緑広葉樹や杉林下に稀。

花期は8~9月。

連続テレビ小説「らんまん」登場植物シリーズ  コオロギラン

2023/07/18

百済滅亡(くだらめつぼう)

7月18日
火曜日

百済滅亡

660年7月18日
(顕慶5年6月6日)

百済が
唐・新羅連合軍(唐・新羅の同盟)により滅ぼされる。

百済(くだら/ひゃくさい、朝鮮語: 백제)、
旧字体:百濟、4世紀前半-660年)は、
古代の朝鮮半島西部、および南西部にあった国家。

百済の歴史は
その首都の移動によって、
大きく漢城時代(475年まで)、
熊津時代(475~538年)、
泗沘時代(538年から)に分類される。

漢城期には
現在の京畿道を中心としていたが、
高句麗の攻撃によって首都漢城が陥落し、
一時的に滅亡した後は、
現在の忠清南道にあった
熊津(現:公州)へと遷って再興した。

熊津時代の百済は弱体化していたが、
武寧王が高句麗を撃退したことにより
次第に国力を回復し、
南方の伽耶(加羅)地方へと勢力を拡張した。

538年には新たな首都として泗沘を建設し、
一層伽耶地方を含む周囲への拡大を図った。

百済が存続していた時代には、
朝鮮半島北部から
満州地方にかけての地域に高句麗、
朝鮮半島南東部に新羅、
半島南部には多数の伽耶諸国が存在していた。

この時代は
朝鮮史の枠組みにおいて三国時代と呼ばれている。

中国の南朝と密接な関係を結び、
仏教や各種の南朝文化・学問を導入して栄え、
周辺諸国とも交流を持った。

現在、
百済の歴史は高麗時代に編纂された
歴史書『三国史記』や、
日本の『日本書紀』、
中国の歴代の正史などによって知られており、
また墓や寺院跡のような
考古学的遺物からも学術的な調査が行われている。

宋山里古墳群にある
武寧王陵は百済の最も著名な墳墓で、
20世紀に未盗掘のまま発見されたため、
往時の文化遺産が多数残された。

中国で南北朝時代が終焉を迎え、
隋が成立するといち早く関係を結んだが、
ついで唐が成立すると、
唐は高句麗を制圧するため
その背後を抑えるべく百済攻略を企図し、
新羅を支援して百済を攻撃した。

これによって
660年に百済は滅亡し、
王族や遺臣たちは
倭国(日本)の支援を受けて
百済復興運動を起こしたが、
663年の白村江の戦いにおける敗戦とともに
鎮圧された。

その後
唐は旧百済領の経営に乗り出したが、
本国における問題と新羅による攻撃の結果、
最終的に朝鮮半島から撤退し、
百済の故地は新羅に組み入れられた。

百済滅亡(くだらめつぼう)

2023/07/18

自転車屋の生き物歳時記 フタモンアシナガバチ

7月18日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

フタモンアシナガバチ

市街地に多い
フタモンアシナガバチを最近は良く見かける。

こいつは
攻撃性が低く大人しいアシナガバチだ。

アシナガバチ
(脚長蜂、英: Paper wasp)は、
スズメバチ科アシナガバチ亜科に属するハチの総称。

26属1000種以上が知られ、
日本には3属11種が生息する。

セグロアシナガバチ、キアシナガバチ、
フタモンアシナガバチがよく見られ、
都市部、市街地ではコアシナガバチが目立つ。

フタモンアシナガバチ
(二紋脚長蜂、学名:Polistes chinensis)

体長14-18 mm。

腹部に黄色い2つの斑があることから、
こう名付けられた。

市街地でよく見られ、
植物の茎や垂直な壁面等に横向きに巣を作ることが多い。

自転車屋の生き物歳時記  フタモンアシナガバチ