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2023/09/14

自転車屋の生き物歳時記 植物編 ニチニチソウ

9月14日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記
植物編

ニチニチソウ

プランターに植えてもいないのに
ムラサキ色のキレイな花が
勝手に咲いている。

どうやら
ニチニチソウのようだ。

ニチニチソウ
(日々草、学名: Catharanthus roseus)は、
キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草

初夏から晩秋まで次々に花が咲くので、
「日々草」という。

キク科のヒャクニチソウとは異なる。

原種は小低木で、匍匐性とされる。

本来は多年草であるが、
耐寒性のなさから一般には一年草として扱われる。

観賞用に改良された品種は直立するものが多い。

葉は長楕円形で、対生する。

花は直径3~4cm程度で、
花弁は5裂し、色は白、ピンク、赤、赤紫などがあり、
中心だけ色が違うものもある。

ニチニチソウには、
「ビンカアルカロイド」と総称される、
10種以上のアルカロイドが、全草に含まれる。

そのうち、
ビンクリスチンとビンブラスチンには、
細胞分裂阻害作用(チューブリン脱重合による)がある。

抵抗剤として用いられるが、
脱毛などの副作用・毒性があるので、素人の利用は危険。

貪食すると、嘔吐や下痢程度では済まない。

症状
中枢神経刺激作用、心機能障害、痙攣、筋肉麻痺、嘔吐。

マダガスカル原産で、熱帯各地に野生化する。

温帯でも栽培可能である。


観賞用に栽培される。

自転車屋の生き物歳時記  植物編  ニチニチソウ

2023/09/14

自転車屋の生き物歳時記 エンマコオロギ

9月14日
木曜日

自転車屋の生き物歳時記

エンマコオロギ

国内最大の最も有名な
コオロギ界の大御所

エンマコオロギ
(閻魔蟋蟀、学名: Teleogryllus emma)は、
バッタ目(直翅目)・コオロギ上科
・コオロギ科に分類されるコオロギの一種。

日本本土に生息するコオロギ最大種。

最も身近な昆虫の一つである。

成虫の体長は26-32mmほど。

背面は一様に黒褐色、腹面は淡褐色だが、
体側や前翅は赤みを帯びる。

体つきは太短く、
頭部から腹部までほぼ同じ幅で、
短く頑丈な脚がついている。

頭部は大きく、光沢のある半球形で、
口器がわずかに下向きに突き出る。

若干ではあるが
オスの方がやや顎が長く、メスは丸顔である。

触角は細く、体よりも長い。

複眼の周りに黒い模様があり、
その上には眉のように淡褐色の帯が入る。

この模様が
閻魔の憤怒面を思わせることからこの和名がある。

また、
日本の昆虫学者である
大町文衛と松浦一郎によって、
学名の種小名にも emma が充てられている。

メスには長い産卵管があり、
前翅の翅脈は単純に前後に直線的に伸びる。

一方、オスは産卵管がなく、
前翅にやすり状の発音器や共鳴室を備え、
翅脈が複雑な模様をなす。

幼虫は体が小さく、
翅がないこと以外成虫と同じような姿だが、
脱皮の直後はやや胴長になる。

終齢幼虫は成虫によく似るが、
亜終齢になると前胸背後端に翅芽が現れる。

昼間は草木の茂みや枯れ草、資材などの陰に潜む。

夜になると周辺を徘徊し、灯火にも飛来する。

食性は雑食で、
植物の他に小動物の死骸なども食べる。

天敵は鳥類、ニホントカゲ、カエル、
カマキリ(特に地上性のコカマキリ)、
寄生蜂などである。

敵が近付いた際は
太い後脚で大きく跳躍して逃げるが、
成虫は長い後翅を羽ばたかせて飛翔することもある。

ただし飛翔は跳躍ほど敏捷ではなく、
直線的にゆっくり飛ぶ程度である。

オス成虫は鳴き声を発して他個体との接触を図る。

前翅を立ててこすり合わせ、
「コロコロリー…」とも「キリリリー…」、
「ヒヒヒヒヨヒヨヒヨ…」とも聞こえる鳴き声を出す。

通常の鳴き声は長く伸ばすが、
オス同士が遭遇し争う際は鳴き声が速く、
短く切る「キリリリッ」という声になる。

また、
夏の暑い時期には夜しか鳴かないが、
秋が深まり気温が下がると昼に鳴くようになる。

エンマコオロギは
卵→幼虫→成虫という一生をおくる
不完全変態の虫である。

寿命は1年で、
日本の季節変化に合わせたものとなっている(年1化性)。

成虫は8-11月頃に出現する。

交尾はメスが上に乗る形で行い、
受精したメスは長い産卵管を地面に突き立て、
長さ3mmほどのソーセージ形をした卵を
一粒ずつ産卵する。

成虫は冬になると死んでしまうが、
卵はそのまま地中で越冬し、
周囲の水分を吸収しながら胚発生が進む。

卵は翌年の5-6月頃に孵化する。

幼虫は全身黒色で、
胸部と腹部の境界に白い横帯模様がある。

幼虫も成虫と同様に雑食性で、
いろいろなものを食べて成長する。

脱皮を繰り返して終齢幼虫になると
白い帯が消えて腹側が淡褐色になり、
翅が短いこと以外はほとんど成虫と変わらなくなる。

充分に成長した終齢幼虫は物陰で羽化する。

背中が割れて淡褐色の成虫が現れ、
白く縮んだ翅を伸ばす。

成虫は体が黒くなると再び活動を始める。

成虫の期間は1-2か月ほどで、
この間に繁殖行動を行う。

北海道北部と南西諸島を除く日本全国に広く分布する
(北海道、本州、佐渡島、隠岐島、四国、九州、対馬)。

草原や田畑、人家の周囲などに生息し、個体数も多い。

自転車屋の生き物歳時記  エンマコオロギ

2023/09/13

明治ミルクチョコレート

9月13日
水曜日

明治ミルクチョコレート発売

1926年(大正15年)9月13日

明治ミルクチョコレートが発売

明治ミルクチョコレート
(めいじミルクチョコレート)は、
株式会社 明治(旧:明治製菓)が販売している
チョコレートブランドの一つ。

明治製菓は
1916年(大正5年)に創立され、
1925年(大正14年)に
川崎工場を竣工すると、
その翌年に明治ミルクチョコレートを誕生させる。

愛称 ミルチ。

当時は
西洋菓子がまだ高級商品として
扱われていた時代であったが、
ライバル企業の森永製菓が一足早く
1918年(大正7年)に
「森永ミルクチョコレート」を
発売していたこともあり、

同社もそれに倣うカタチで
西洋菓子の普及を目的として、
明治ミルクチョコレート以外にも
「カルミン」などの新製品を投入してゆく。

明治ミルクチョコレート