2024/05/21
自転車屋の生き物歳時記 植物編 ゼラニウム
現在のペラルゴニウム属に分類される以前は、
リンネによって
ゲラニウム属(Geranium)に分類されていたことから、
その名残で今も「ゼラニウム」と呼ばれています。
南アフリカ・ケープ地方原産の
ペラルゴニウム・ゾナレ(Pelargonium zonale)と
ペラルゴニウム・インクイナンス(P. inquinans)を
主な親とし、
これにほか数種が交雑されてつくり出されました。
やや多肉質の茎をもち、
乾燥には強い反面、過湿には弱い性質をもっています。
四季咲き性で、
温度が適していれば一年中開花します。
花は一重咲きから八重咲きまであり、
星形やカップ状の小花がボール状に多数集まって、
長い花茎の先端につきます。
また、
葉に白や黄色の斑が入る品種や
モミジに似た葉をもつ品種もあり、
コンテナやガーデンで彩りを添えます。
流通する多くは
F1品種で3~4号ポットで販売され、
小柄な草姿で花つきがよいので、
コンテナ寄せ植えやガーデンに利用されます。
また、
4~6号鉢で出回る栄養系品種はやや大柄になり、
鉢植えで楽しむほか、
スタンダード仕立てにできる品種もあり、
楽しみ方は多様です。
多年草
原産地
南アフリカ・ケープ地方
草丈/樹高
20~100cm
開花期
3月~12月上旬
花色
白,赤,ピンク,オレンジ,紫,複色
栽培難易度(1~5)
耐寒性
やや弱い
耐暑性
普通
特性・用途
常緑性,開花期が長い,初心者でも育てやすい