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2023/10/25

「どうする家康」徳川家康家臣団列伝 阿茶局(星光院)

10月25日
水曜日

「どうする家康」
徳川家康家臣団列伝

阿茶局
(雲光院)
(松本若菜)

雲光院(うんこういん、天文23年2月13日
(1554年3月16日)-寛永14年1月22日(1637年2月16日)

戦国時代から江戸時代前期にかけての女性。

徳川家康の側室。

飯田氏。

名は須和。

号は阿茶局、雲光院、民部卿、一位局、一位尼。

実子として神尾守世、神尾守繁、
養子として神尾元勝、菊姫がいる。

父は飯田直政(久右衛門)。

父は甲斐武田家の家臣であった。

今川家の家臣で主家没落後に
一条信龍に属した神尾久宗(孫兵衛)に嫁いだ
(『江東区史』では、孫兵衛忠重)。

久宗との間に二男(神尾守世、神尾守繁)をもうける。

天正5年(1577年)7月に久宗は亡くなる。

その後、
天正7年(1579年)に家康に召された。

戦場においても幾度となく家康に供奉し、
小牧・長久手の戦いの陣中で一度懐妊するも流産した。

天正17年(1589年)に
亡くなった西郷局の替わりに
徳川秀忠と松平忠吉を養育しており、
長男の神尾守世も秀忠に近侍した。

才知に長け、
奥向きの諸事一切を家康より任されており、
慶長16年(1611年)に
徳川義直が疱瘡を患った際に、
家康がその症状が軽いことを伝える自筆書状の宛先には、実母のお亀の方以外に阿茶局の名もある。

また
慶長19年(1614年)
大坂冬の陣では、
常高院や大蔵卿局と会見して和議の成立に尽力した。

家康の死後に江戸に移り、
竹橋に屋敷と300石の化粧料が与えられた
(後に神田鎌倉町に移転)。

雲光院と号したが、
剃髪はせず、秀忠の没後に正式に剃髪したともされる。

元和6年(1620年)
徳川和子入内の際に母親代わりの守役を務めた功により、後水尾天皇より従一位を授けられ、
一位局・一位尼と称されるようになった。

寛永7年(1630年)
秀忠・家光上洛時に供奉する。

寛永14年(1637年)1月22日、死去。

83歳。

雲光院(東京都江東区三好)に葬られた。

法号は
雲光院殿従一位尼公松誉周栄大姉
(『江東区史』では、
雲光院殿一位尼公正誉周栄大姉)。

「どうする家康」徳川家康家臣団列伝  阿茶局(星光院)

2023/10/25

君が代

10月25日
水曜日

君が代

1880年(明治13年)10月25日

「君が代」の
フランツ・エッケルトによる編曲が完成し、
試演が行われる。

君が代(きみがよ)は、
日本の国歌。

「天皇の治世」を奉祝する歌であり、
「祝福を受ける人の寿命」を歌う
和歌を元にしている。

歌詞は
10世紀初めに編纂された
『古今和歌集』の短歌の一つで、
曲は1880年(明治13年)に付けられた。

以後、
国歌として歌われ、
1999年(平成11年)に
「国旗及び国歌に関する法律」で
正式に日本の国歌として法制化された。

君が代

2023/10/24

自転車屋の生き物歳時記 オオスズメバチ

10月24日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

オオスズメバチ

日曜日の
消防学校での夏季特別訓練の時に
顔の前をブーンと羽音をたてながら
大きな昆虫が横切った。

後から考えると
あれはオオスズメバチやったな!

オオスズメバチ
(大雀蜂、学名:Vespa mandarinia)は、
ハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科
スズメバチ属昆虫の一種である。

英名は Asian giant hornetや
Japanese giant hornetが使われていたが、
欧米で外来種として繁殖しており、
特定の地域名を冠した名前は
その凶暴性からヘイトクライムを誘発しかねないとして
米加昆虫学会の提唱により、
英名を "Northern giant hornet"に改めた。

オオスズメバチは、
日本全国および、インドから東南アジア、
東アジアにかけて広く分布する。

日本では北海道から九州に分布しており、
南限は屋久島、種子島近辺である。

2019年には
アメリカ合衆国ワシントン州でも確認された。

さらに2020年10月には
同州で同国初の営巣が確認された。

体長は
女王バチが40 - 55 mm、働きバチが27 - 40 mm、
雄バチが 27 - 45 mm。

頭部はオレンジ色、胸部は黒色、
腹部は黄色と黒色の縞模様で、羽は茶色。

雄バチは毒針(産卵管)を持たない。

以前は
標準和名としてオオスズメバチのほか、
単にスズメバチを用いることも多かった。

木の根元などの土中、樹洞、人家の床下、
屋根裏などの閉鎖空間に巣を作る。

巣は、枯れ木などから集めた繊維を
唾液のタンパク質で和紙のように固めて
六角形の管を作り、
この管が多数集まった巣盤を数段連ねる。

日本に生息するハチ類の中のみならず、
全ての陸海空の有毒生物中トップクラスの毒を持ち、
かつ攻撃性も高い危険な種である。

オオスズメバチの日本亜種が持っている
毒の半数致死量 (LD50) は4.1mg/kgである。

毒液中には
アルコールの一種からなる
警報フェロモンが含まれており、
巣の危機を仲間に伝える役割も果たしている。

また、
本種は毒針のほか、
強力な大顎で噛み付くことで捕食対象を攻撃する。

飛行能力も高く、時速約40 kmで飛翔し、
狩りをする時は1日で約100 kmもの距離を
移動できる持久力も持つ。

夏季に幼虫に与えられる餌は幅広く、
カナブンなどの小、中型甲虫類、他種のハチ、カメムシ、セミなどの半翅目、ガやチョウなどの鱗翅目、
あるいはスズメガやカミキリムシの幼虫など
大型のイモムシが頻繁に捕食される。

これらの昆虫が減少する上、
大量の雄蜂と新女王蜂を養育しなければならない秋口には本種の攻撃性は特に高まり、
返り討ちに遭う危険もある
カマキリ等の大型肉食昆虫を襲ったり、
セイヨウミツバチやキイロスズメバチ、モンスズメバチ、ニホンミツバチなど、巨大なコロニーを形成する
社会性の蜂の巣を襲撃して需要を満たすこともある。

襲撃は、
スズメバチ類としては例外的に集団で行われる。

巣の働き蜂を全滅あるいは逃走させた後には、
殺した働き蜂も幼虫の餌とするが、
大量の死骸は処理しきる前に
腐敗が始まり餌に適さなくなるため、
主に占領した巣の中で時間をかけて
大量の生きた蛹や幼虫、
筋肉に富む成虫の胸部などを噛み砕き
ペースト状にした後、肉団子状にして運び出す。

より大型の巣を作り、
多数の働き蜂を擁するキイロスズメバチや
モンスズメバチの巣を襲撃する場合、
オオスズメバチ側にも
大きな被害が出る場合が多いものの、
巣の占領に成功すればその損害を補填できるだけの
幼虫やさなぎ、成虫の死骸を収穫できる。

しかし、
チャイロスズメバチの巣を襲撃する場合には、
チャイロスズメバチは他のスズメバチ類に比べて
強靭な外骨格をもつため、
大顎や毒針による攻撃が必ずしも有効に機能せず、
撃退されることもある。

また、
クヌギなどの樹液に集まり樹液を採取する。

本種の天敵には
キイロスズメバチやクロスズメバチ類と同様、
ヒトのほかに猛禽類のハチクマなどが挙げられる。

捕食関係ではないが、
夏場の樹液に集まる際に、
小型のカナブンやコクワガタなどの小型の甲虫類には
強気で対応する一方、
カブトムシや大型のクワガタムシなどの
大型の甲虫に対しては強力な顎と針をもつ本種でも
抵抗できず、餌場を独占される場合が多い。

特にこのような虫が全盛となる
7-8月頃にこの風景はよく見受けられるため、
この時期の本種は大型甲虫などが活動しない
昼間や朝方を狙って樹液に来ることが多くなる。

しかし、最近の研究で
カブトムシやノコギリクワガタ等の脚に噛み付いたりして餌場から追い出したりする事がわかってきている。

また、
大型甲虫以外にも本種を追い立てる昆虫に、
オオムラサキがある。

同種のオスの気性は激しく、
樹液を争う際に羽を広げて
本種を追い立てることが知られている。

本種に寄生する昆虫には、
腹部に寄生するネジレバネの一種が挙げられる。

極めて強力な毒と高い攻撃性は
人間にとっても非常に危険なものであり、
毎年同種に刺されたことによる死傷事案が
(特に攻撃的になる秋口に)発生しており、
代表的な害虫の一つとして扱われるが、
その獰猛で危険な性格と圧倒的存在感により、
昆虫類の中では高い人気を誇る。

自転車屋の生き物歳時記  オオスズメバチ