2024/06/06
自転車屋の生き物歳時記 ヒメボタル
6月6日
木曜日
自転車屋の生き物歳時記
ヒメボタル
ホタル特集第3回
ヒメボタル(姫蛍、Luciola parvula)は、
コウチュウ目ホタル科の昆虫の一つ。
日本固有種で、
日本本土において成虫がよく光るホタルの一つであるが、ゲンジボタル、ヘイケボタルに比べると
知名度ははるかに低い。
体長7mmと、
ゲンジボタルやヘイケボタルより一回り小さい。
ただし、体のサイズに関しては、
大型と小型の二型が存在することが知られている。
頭部と羽根は黒く、前胸は赤くなっているが、
ゲンジやヘイケのような中央の黒い筋はなく、
前方が少し黒ずむ。
メスはオスより一回り小さく、太っており、
後翅が退化しているため飛べない。
幼虫は陸生で、
カタツムリなどの陸生貝を食べる。
日本ではホタルといえば清流を連想するが、
ホタル全体では、むしろ陸生の方が普通である。
森林内に生息することが多い。
5-6月に羽化し、
かなり強く発光するが、
川辺などの開けた場所ではなく森林内などの
人目につきにくい場所で光るのであまり知られていない。
メスは後翅が退化しており
飛行できないため分布地の移動性は小さく、
地域により遺伝的特性や体長の差などが著しく、
比較的大型のものが分布する地域もある。
成虫の発光は、
ゲンジやヘイケに比べると弱いが、
鋭く光り、色は黄色みを帯びる。
オスは飛翔しながら発光するが、
メスは草木につかまった状態で発光する。
ゲンジやヘイケの発光は強さがゆっくりと変化するが、
ヒメボタルは歯切れ良く明滅する。
名古屋城の外堀など、
積極的にヒメボタルの保護を行っている地域も存在する。
1997年(平成9年)に
第1回ヒメボタルサミットが
兵庫県三田市の
兵庫県立人と自然の博物館で開催された。
ヒメボタルサミットは
2019年(令和元年)で第16回目になり、
豊中市で催された。
大阪府豊中市に
豊中ヒメボタルを守る会がある。
2024/06/06
おけいこの日
6月6日
木曜日
おけいこの日
古くから
6月6日は
習い事を始めるのに良い日とされており、
芸事に関して
以下のような記念日が定められている。
楽器の日
全国楽器協会が
1970年(昭和45年)に制定。
芸事の手習いは
6歳の6月6日から始めると
上達すると言われていることから。
邦楽の日
東京邦楽器商協会
(現 東京邦楽器商工業協同組合)が
1985年(昭和60年)に制定。
古来より
6歳の6月6日が手習いの開始の日とされていて、
特に行儀の基礎として
三味線、琴を習い始める子供が
多かったことに由来する。
いけばなの日
公益財団法人日本いけばな芸術協会が
2020年(令和2年)に制定。
いけばなの技術習得だけでなく、
花に直接触れることで、
人間性を豊かにしてもらいたいとの願いから。
日付は古くから
「芸事の稽古始めは6歳の6月6日から」
といることにちなむ。
2024/06/06
梅の日
6月6日
木曜日
梅の日
1545年6月6日
(天文14年4月17日)
京都・賀茂御祖神社(下鴨神社)と
賀茂別雷神社(上賀茂神社)の例祭である葵祭で
後奈良天皇が梅を奉納したところ、
とたんに恵みの雨が降って
五穀豊穣をもたらしたという故事にちなみ、
梅の産地である和歌山県田辺市の
「紀州梅の会」が
2006年(平成18年)に制定。
これは旧暦ではないので
ちょうど
梅の実がなる季節ですね。