2024/06/13
自転車屋根の生き物歳時記 シベリアイタチ
6月13日
木曜日
自転車屋の生き物歳時記
シベリアイタチ
(タイリクイタチ)
(チョウセンイタチ)
夜のウォーキングで
この生き物に何故か縁があるのか
年に数回はイタチを見かけます。
先週も見かけました。
ニホンイタチは取り上げましたが
見かけた中には
シベリアイタチもいるんだろうなと言う事で
シベリアイタチ (Mustela sibirica) は、
哺乳綱食肉目イタチ科イタチ属に分類される食肉類。
別名タイリクイタチ、チョウセンイタチ。
インド、大韓民国、中華人民共和国、
朝鮮民主主義人民共和国、台湾
、日本、ネパール、パキスタン、ブータン
、ミャンマー北部、モンゴル国、ロシア
頭胴長(体長)オス28 - 39センチメートル、
メス25 - 30.5センチメートル。
尾長オス15.5 - 21センチメートル、
メス13.3 - 16.4センチメートル。
体重オス650 - 820グラム、メス360 - 430グラム。
尾長は、体長の50 %よりも長い。
ミトコンドリアDNAの分子系統推定では、
ニホンイタチとは2,400,000 - 1,700,000年前に
分岐したと推定されている。
西日本の移入個体群は、
韓国の個体群に由来すると考えられている。
対馬の在来個体群は、
朝鮮半島の個体群と同亜種とする説もある。
一方で2017年に発表された
ミトコンドリアDNAの全塩基配列を用いた
ベイズ法による分子系統推定では、
対馬の個体群はロシアの個体群と単系統群を形成し、
このクレードは中国・朝鮮半島・台湾のクレードと
姉妹群になるという結果が得られている。
和名シベリアイタチは
英名Siberian weaselに基づいており、
このほかにタイリクイタチやチョウセンイタチが
種の和名として用いられてきた。
チョウセンイタチは対馬を除く
西日本に帰化した個体群の原産地に由来し、
朝鮮半島産亜種の和名としても使用されている。
一方でタイリクイタチの和名は適切ではなく、
シベリアイタチは
基亜種に限定して用いるべきとする意見もあり、
種和名を「トウアイタチ」とすることも
提案されていた。
2018年に公表された
日本哺乳類学会による標準和名では、
シベリアイタチが採用されている。
落葉樹や針葉樹からなる
自然林や二次林・混交林・草原・渓谷など
様々な環境に生息し、
湖沼の周辺で藪などで被われた環境を好む。
市街地で見られることもある。
夜行性。
樹上に登ったり、水中を泳ぐこともできる。
倒木や切株・茂みなどを、巣やねぐらとして用いる。
齧歯類やナキウサギ類などの小型哺乳類、
鳥類、両生類、魚類、漿果、堅果などを食べる。
対馬での218個の糞の内容物調査では、
35 %に小型哺乳類、20 %に昆虫、
13 %に漿果および種子、
10 %にそれぞれ鳥類と他の植物質、
7 %にミミズ、5 %に爬虫類と両生類が
検出されたという報告例がある。
1回に2~12頭の幼獣を産む。
平均寿命は2、1年。
飼育下では8年10か月の長期生存例がある。
水場周辺を好むため、
日本での在来個体群は好適な環境が
開発されることによる影響が懸念されている。
自動撮影装置の記録や糞などの調査結果から、
対馬での生息数は激減していることが示唆されている。
絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)
毛皮業者が養殖の為に持ち込んだものが、
その後養殖場から逃げ出して、
それ以後西日本を中心に分布を広げている。
また、
ネズミ等の害獣駆除のために放獣された場所もある。
在来種であるニホンイタチと比べて体が一回り大きく、
移入した場所ではチョウセンイタチが優勢になり、
ニホンイタチを山間部に追い込んでいる。
また、住宅地に適応し、
ニワトリ等の食害や、家屋に侵入して
糞尿や騒音の問題を引き起こしている。
日本の侵略的外来種
ワースト100に指定されている。