ブログ

2024/07/02

自転車屋の生き物歳時記 シュレーゲルアオガエル

7月2日
火曜日

自転車屋の生き物歳時記

シュレーゲルアオガエル

カエル特集
いわゆるアマガエルの一種
シュレーゲルアオガエル

シュレーゲルアオガエル
(学名:Zhangixalus schlegelii)は、
両生綱無尾目アオガエル科に分類されるカエル。

「シュレーケルアオガエル」
(「ケ」が濁音にならない)とも言われるが、
原語本来の読みからは誤りである。

日本の固有種で、
本州・四国・九州とその周囲の島に分布するが、
対馬にはいない。

学名は
「シュレーゲル氏のアオガエル」という意味で、
名前はオランダのライデン王立自然史博物館館長だった
ヘルマン・シュレーゲルに由来する。

基準産地の詳細は不明。

基準標本はイギリスの大英博物館に保管されている。

同じく日本に分布する
モリアオガエルの姉妹種と考えられている。

体長はオスが32-43mm、メスが43-53mmほどで、
メスの方が大きい。

オスは咽頭下に単一の鳴嚢をもち、
これを膨らませて鳴く。

体色は腹側は白く背中側は緑色をしているが、
保護色で褐色を帯びることもある。

虹彩は黄色。

指の間には水かきが発達する。

外見はモリアオガエルの無斑型に似ているが、
やや小型で、虹彩が黄色いことで区別できる。

また、
ニホンアマガエルにも似ているが、
より大型になること、
鼻筋から目、耳にかけて褐色の線がないこと、
褐色になってもまだら模様が出ないことなどで
区別できる。

ひとつの卵の大きさは2.5mmほどで、
幼生(オタマジャクシ)は成長すると
全長49mmまでになり、尾は細くやや長い。

変態したばかりの時期の体長は15-16mm程度である。

水田や森林等に生息し、繁殖期には水田や湖沼に集まる。

繁殖期はおもに4月から5月にかけてだが、
地域によっては2月から8月までばらつきがある。

食性は肉食性で昆虫類、節足動物等を食べる。

繁殖期になるとオスは水辺の岸辺で鳴く。

鳴き声はニホンアマガエルよりも小さくて高く、
「コロロ・コロロ…」と聞こえる。

地中の小さな穴の中で鳴く場合が多く、
声の元を凝視しても姿は確認できない。

1匹のメスに複数のオスが集まり抱接する。

畦などの水辺の岸辺に、
クリーム色の泡で包まれた
3cm~10cmほどの卵塊を産卵する。

泡の中には200個~300個ほどの卵が含まれるが、 土中に産卵することも多くあまり目立たない。

孵化したオタマジャクシは
雨で泡が溶けるとともに水中へ流れ落ち、
水中生活を始める。

なお、
地域によってはタヌキがこの卵塊を襲うことが知られる。

夜間に畦にあるこの種の卵塊の入った穴を掘り返し、
中にある卵塊を食うという。

翌朝に見ると、
水田の縁に泡と少数の卵が残されて
浮いているのが見かけられる。

日本の以下の都道府県で、
レッドリストの指定を受けている。

準絶滅危惧 - 栃木県、千葉県、兵庫県

一部地域では
開発に伴う生息地や獲物の減少により
生息数は減少していると考えられている。

しかし、
日本全体では分布も広く、個体数も少なくはないため、
環境省のレッドリストには指定されていない。

国際自然保護連合(IUCN)でも
レッドリストにて軽度懸念(LC)と評価しており、
個体数は安定傾向にあるとしている。

自転車屋の生き物歳時記  シュレーゲルアオガエル

2024/07/02

うどんの日

7月2日
火曜日

うどんの日

香川県生麺事業組合が制定。

讃岐地方の農業を営む家庭では、
半夏生のころの田植えが終わった労をねぎらう為に、
うどんを打って食べる風習があり、
それにちなんだことから。

て言うか
讃岐地方は田植えとか関係なく
いつでもどこでも
うどんを食べてるやん!

他には

蛸の日
ユネスコ加盟記念日
たわしの日
布ナプキンの日
谷川岳の日

などがあります。

うどんの日

2024/07/01

自転車屋の生き物歳時記 植物編 ハンゲショウ

7月1日
月曜日
半夏生

自転車屋の生き物歳時記
植物編

ハンゲショウ

ハンゲショウ
(半夏生、半化粧、学名: Saururus chinensis)は、
ドクダミ科ハンゲショウ属に分類される
多年草の1種である。

カタシログサ (片白草) ともよばれる。

水辺や湿地に生え、
高さ1メートルに達し、葉は互生する。

夏に小さな花が集まった細長い総状花序をつけ、
その周囲の葉が白く変色する。

東アジアから東南アジアに分布し、
日本では本州以南から報告されている。

利尿、解毒、解熱作用がある生薬とされ、
三白草(さんぱくそう)とよばれる。

また観賞用に栽培されることもある。

花期は6~8月。

香りがある小さな花が多数集まり
長さ 10–15 cm の総状花序を形成し、
頂生または葉と対生状につく。

花序は初めは下垂しているが、後に次第に上を向く。

花期になると花序に近い数枚の葉が白くなり
送粉者への広告塔となるが、
花期が終わると再び緑色になる。

蜜腺を欠くが、
花粉を餌とする虫媒花であると考えられ、
ハナアブが訪花することが報告されている。

花序軸には縮毛がある。

花柄は長さ2–3ミリメートル (mm)、
花基部に苞(小苞)があり、
花は両性、花被を欠き、
雄しべは6–7個、雌しべは3–5個の離生心皮からなる。

雌しべは子房上位、
縁辺胎座で各心皮に2個の胚珠をつけ
(1個のみ種子になる)、
花柱の上方内面に柱頭がある。

果実は分離果、1.5–3 mm、
褐色で表面はしわ状、無毛。

種子は楕円形、長さ約 1 mm、
褐色で表面は平滑。

染色体数は 2n = 22。

日本、韓国、中国、ベトナム、台湾、
フィリピンに分布する。

日本では
本州、四国、九州、沖縄から報告されている。

ハンゲショウは
日本全体としては絶滅危惧等に指定されていないが、
生育に適した土地が
減少していることなどによって減少し、
地域によっては絶滅危惧種に指定されている。

自転車屋の生き物歳時記  植物編  ハンゲショウ