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2024/06/29

自転車屋の生き物歳時記 アオドウガネ

6月29日
土曜日

自転車屋の生き物歳時記

アオドウガネ

コガネムシ特集
昨日のドウガネブイブイと良く似た
緑色のアオドウガネです。

アオドウガネ(青銅鉦、Anomala albopilosa)は、
甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。

体長約17~26mm。

成虫の体型はずんぐりと丸く、
前胸背板輪廓の両端は角張らない。

体色は、
艶が弱いが鮮やかな緑色の金属光沢を示す。

琉球語(沖縄方言)ではクスブンと呼ばれる。

日本では本州の中部地方以西、
四国、九州、南西諸島等に分布するとされるが、
分布域は北上する傾向にあり、
関東地方でも生息数が増加している。

最近では
在来種であるドウガネブイブイを駆逐し、
関東以南では最も普通に見られる
中型コガネムシになっている。

夜行性で、灯火によく飛来する。

昼間は葉の裏などで休む。

成虫は5~10月にわたって出現、活動する。

メスは夏から秋にかけて土中に産卵し、
幼虫は樹木や草の根、腐葉土を食べて成長し、
翌年春に蛹化、羽化する。

自然環境下では植物の葉などを食べるが、
飼育はリンゴやメロン、ブルーベリーなどの果物のほか、カブトムシ用の昆虫ゼリーなどでも行える。

成虫は各種広葉樹の葉を食害し、
ドウガネブイブイと同じく農作物を食害する
害虫として知られる。

沖縄県では、
テリハクサトベラ、ヤエヤマコクタン
(リュウキュウコクタン)、ヤエヤマアオキ(ノニ)、
ミフクラギ(オキナワキョウチクトウ)、
レイシ、テリハノブドウ等の葉を集団で摂食する。

また、
幼虫は土中でサトウキビの地下部を食害し、
枯死に至らせる。

このため、
サトウキビの主要産地のひとつである沖縄県宮古島では、2006年(平成18年)からブラックライトを用いた
誘殺灯を設置して成虫の駆除を行っている。

2017年(平成29年)度頃から発生が増加傾向にある。

自転車屋の生き物歳時記  アオドウガネ

2024/06/29

佃煮の日

6月29日
土曜日

佃煮の日

全国調理食品工業協同組合が
2004年(平成16年)に制定。

佃煮の発祥の地である
東京・佃島の氏神・住吉神社が創建されたのが
1646年(正保3年)6月29日であることから。

私が調べたところでは
これには異論があって

大阪市西淀川区に佃と言う土地があり

この辺りの漁師が江戸時代以前から
小魚を甘辛く煮て食べていたのを

徳川家康が佃の漁師たちを
江戸に呼び寄せて
佃島と言う場所を作って
佃煮を作らせたと言うお話だった。

つまり
これが事実なら
佃煮の本当の発祥は
大阪と言う事になる。

佃煮の日

2024/06/28

自転車屋の生き物歳時記 ドウガネブイブイ

6月28日
金曜日

自転車屋の生き物歳時記

ドウガネブイブイ

コガネムシ特集
こいつはコガネムシの中でも
最もごく一般的な種類ですね。

ドウガネブイブイ(Anomala cuprea、銅鉦蚉蚉)は、
甲虫目コガネムシ科の草食昆虫。

体長はおよそ25ミリ。

体色は全身暗銅色で、鞘翅には長い毛が生えている。

全体的な体型はコガネムシに似るが、
より大型であり、
光沢も鮮やかな緑色の体色も持たない他、
頭部が長いことで区別できる。

平地から低山地の広葉樹林帯に生息する。

関東などでは普通に見られる種で、
日本のほかに朝鮮半島や中国東北部でも見られる。

成虫は5~9月にかけて出現し、
各種広葉樹の葉を食べる他、
スギの葉を食べたとする報告もある。

ブドウやウメの葉を食害するため、
農林業害虫としても知られている。

夜行性であり、灯火にもよく飛来する。

人間などの敵に襲われると、茶色の排泄物を出す。

21世紀現在、
地球温暖化、都市圏のヒートアイランド化に伴い、
元来西日本を分布の中心とし生態的ニッチを同じくする
近縁種アオドウガネの勢力域が北上し、
関東以北の本種の生息を圧迫している。

東京都近郊では既に競合に敗れ、個体数が逆転している。

前述のように本種は食葉性だが、
飼育下では樹液に集まる
クワガタムシやカブトムシ用の
ゼリーを与えるとよく食べる。

メスは腐葉土中に産卵し、
孵化した幼虫は植物の根や腐葉土そのものを食べて成長、翌年春から初夏にかけて蛹化、羽化する。

自転車屋の生き物歳時記  ドウガネブイブイ