2024/09/07
自転車屋の生き物歳時記 タイワンタケクマバチ
9月7日
土曜日
自転車屋の生き物歳時記
タイワンタケクマバチ
2006年に愛知県で発見され、
2007年頃から増え始めた外来種。
胸部が黄色くない
真っ黒なクマバチ。
山歩きで何度か見た事があります。
タイワンタケクマバチ
ハチ目 ミツバチ上科 ミツバチ科
(Apidae, Apoidea, Hymenoptera)
学名 Xylocopa tranquebarorum
英名等 Taiwanese bamboo carpenter bee
自然分布
台湾、大陸中国南部~インド
体長2cm程度のハチ
頭部・胸部・腹部は黒色、翅は褐色、脚に黒色の毛を持つ
枯れた竹に営巣する。
竹林、竹材の貯木場、民家・農地などの竹柵などに生息。
林縁部や河川敷のマダケ、農耕地や庭の支柱などの枯竹に直径20~25mm程度の穴をあけて営巣。
国内移入分布
埼玉県、神奈川県、石川県、福井県、山梨県、長野県
静岡県、愛知県、岐阜県、奈良県、三重県、富山県
京都府、兵庫県、岡山県、滋賀県、鳥取県
移入元は大陸中国と考えられている。
侵入経路は輸入された竹材への混入と考えられている。
国内での初記録は
2006年の愛知県豊田市にて。
本種に寄生しているダニ(クマバチコナダニ属の1種、
Senneritia sp.)の
在来クマバチ(キムネクマバチ)への寄生。
竹への穿孔による竹材の品質劣化。
竹柵などの利用者への刺傷。
影響を受ける在来生物:キムネクマバチ。
法的扱い 公表移入種
(愛知県内での放逐等禁止、
愛知県 自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例)。
ミツバチ類は指定検疫物(家畜伝染病予防法)。